読んでもらっているうちに、ロジャーと一緒に眠りの魔法にかかるかもしれませんね。
作 カール=ヨハン・エリーン
出版所 飛鳥新社
歯について考える
~「白米は健康寿命を縮める」を読んで~
光文社新書から出版された花田信弘著(上記)を読みました。
細菌学の進歩で虫歯や歯周病と疾患(心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化、がん、認知症、リウマチなど)との関連性について解説されています。
虫歯や歯周病を引き起こす菌は三大栄養素のうち炭水化物(糖質+食物繊維)のみを利用し増殖します。
筆者は、「稲作が広まるにつれて虫歯の数も増えた」「チンパンジーには虫歯がない」という例をあげ、糖質過多による歯への影響やそれに引き起こされる合併症について言及しています。
人類の歴史は飢餓との歴史でした。
小麦や米を安定して配給できるようになり人類ははじめて飢餓から解放されたといっても過言ではありません。
一方で、はじめて遭遇する糖質過多の時代に果たして人の体は適応できているでしょうか?
本文で『栄養学的な見地から糖質を控えることの必要性を訴える方も増えていますが、歯科的な見地からも「主食」や糖質への考え方を大きく見直していかなくてはいけない時期に来ているようです。』とありますが、私もこの意見を尊重します。
現状を振り返り、『バランスの良い食事とは何か?』今一度、再検討する時期に来ているのではないでしょうか。
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タグ: 子どもの健康
4月1日より、一部のお薬について新薬や後発品(ジェネリック医薬品)を患者様に選んでいただくことが出来るよう、一般名で処方しています。
調剤薬局では、すべての後発品を取り扱っているわけではありませんので後発品への切り替え、お薬の金額などはかかりつけの薬局の薬剤師にご相談下さい。
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平成22年4月2日~平成23年4月1日生まれ(小学校就学前の1年間)の子どもたちの、麻しん風しん混合ワクチン接種が、平成28年4月1日から始まります。
【 第1期 】 生後12ヵ月~生後24ヵ月に至るまでの間にある者
【 第2期 】 5歳以上7歳未満の者で、小学校就学前の1年間 (次年度小学校に入学する者)
※第2期は小学校入学前の3月31日までに接種しましょう。
それを過ぎると公費負担を受けることが出来ず、費用は自己負担となります。
なぜ2回接種が必要なのでしょうか?
麻しん風しんワクチンを2回接種することには、以下の3つの意義があります。
麻しん
麻しんは麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。
感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染でその感染力は非常に強いと言われています。
高い熱、全身の発疹が特徴で、肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
死亡する割合も、先進国であっても1000人に1人と言われています。麻疹は非常に怖い病気です。
風しん
風しんは風しんウイルスが引き起こす感染症の1つです。
感染すると発熱、全身の発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。
妊娠初期の妊婦が感染すると出生児が心疾患、難聴、白内障など「先天性風しん症候群」を発症する可能性があります。
男女ともがワクチンを受けて、風しんの流行を抑制し、女性は感染予防に必要な免疫を妊娠前に獲得しておくことが重要です。
麻しん風しん混合ワクチンを受けましょう!
1歳の誕生日を 迎えたら早目に!
就学前にも 忘れずに!
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タグ: 予防接種