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絵本のよみきかせ
~0歳からの絵本との出会いを~

2020年08月01日

赤ちゃんのからだの成長にミルクが必要なように、ことばとこころを育むためには、あたたかいぬくもりの中で優しく語り合う時間が大切です。

その時間に絵本を利用してみませんか・・・

 

【 赤ちゃんに絵本?】

赤ちゃんへ絵本の読み聞かせは、お母さんお父さんと赤ちゃんが向かい合って目と目をあわせて、言葉がけをするこころのふれあいが目的です。

 

◎ 読み方のポイント

・お子さんのきげんの良い時に行いましょう

・スキンシップが大切です

・お母さんの顔ばかり見ていても大丈夫

 (絵本を読むのが1割、表情を読むのが9割)

・赤ちゃんの表情が見える位置に座りましょう

 

 ◎ 絵本を選ぶポイント

・色がきれいで絵が大きく はっきり描かれている

・リズムがある言葉が出てくる

・身近なものが出てくる

 

 

【 赤ちゃんにとって絵本はおもちゃ 】

赤ちゃんの読書は、お口に持っていって噛む事から始まります。

聞いて眺めている段階から、絵本を手に持って噛んだりめくったり、落としたり、拾い上げたり・・・

と触覚からの楽しみも加わってきます。

絵本のつくりも、指先の発達が十分ではない子どもにも扱いやすいよう、厚くて丈夫な紙が使われ、角は丸くカットされています。

めくることが楽しい、パタパタするのがおもしろい。

同じページばかりを見たがるのも珍しいことではありません。

この「楽しい気持ち」が絵本への入り口です。

「めくる」「さわる」をたっぷりと!それが、絵本を好きになる1歩です。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 読み聞かせ

読み聞かせのススメ

2017年03月01日

◎ 読み聞かせのススメ ◎

絵本は、子どもと一緒になってさまざまな価値観を共有することができるコミュニケーションの道具です。

絵本の読み聞かせで一番の素晴らしいことは、「子どもと同じ世界を共有できる」ことです。

まずは子どもと一緒に絵本の世界を楽しみましょう。

その結果、子どもの世界が広がり成長していきます。

  

【 いつごろから? 】

何歳からでもかまいません。

「小さな赤ちゃんには絵本は早い」と思っている方が多いようですが、赤ちゃんでも読み聞かせの声やリズムを楽しむ事は出来ます。

お子さんが大好きな人から優しい声で語りかけてもらう時間は子どもの心の栄養になります。

  

【 絵本の選び方 】

長年、読み続けられてきた『ロングセラー』

パパやママが『読んでみたいなぁ』と思う絵本。

幼稚園や保育園、図書館、待合室にたくさん絵本が置いてある小児科に『おすすめの絵本』を聞いてみましょう。

 

【 読み聞かせのコツ 】

お子さんのきげんが良い時に行いましょう。

お子さんの表情が見える位置に座りましょう。

上手に読もうと力まないで、まずはお母さんが 楽しむ気持ちで気軽に読みましょう。

スキンシップが大切です。

愛情こめてゆっくり 読んであげましょう。

 

◎ こんな絵本も読んでみませんか?

・食べものの絵本。(例:くだもの・わたしのおべんとう)

・うんちやおしっこを楽しむ絵本。(例:みんなうんち・おなら)

・おやすみなさい、おはようなどのあいさつの絵本。(例:ばいばい・もうねんね)

・子どもの気持ちが分かる絵本。(例:おこだでませんように・たまごにいちゃん・おかあさんだいすきだよ)

・優しい気持ちが育つ絵本。(例:だいすきぎゅっぎゅっ・ちょっといれて)

・行事にちなんだ絵本(例:ねずみくんのクリスマス・おにはうち・えんそくバス)

 

 ◎ 当院でも絵本の貸出をしています

当院の貸出絵本や近くの図書館で、子どもが喜ぶ絵本を探してみましょう!

無料で借りる事が出来るので、ジャンルを気にせず子どもの喜ぶ絵本を自由に試すことができます。

気に入った絵本は、何度も「読んでほしい」と持ってきます。

そうしたら、ぜひ買ってください。

子どもと一緒に素敵な読み聞かせの時間を過ごしてくださいね。

 

 

日本外来小児科学会(絵本だいすき!リーフレット)参照

メルヘンハウス(絵本の読み切させの本当の効果とコツ)参照

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 読み聞かせ

『へんなところ』

2013年10月28日

へんなところ 今回は間違いさがしです。

 へんなところ、どーこだ?と動物たちをみると・・・

 

 作・絵:大森裕子

 出版社:白泉社

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: 今月の絵本

タグ: 幼児向け絵本読み聞かせ

『もくもくやかん』

もくもくやかん

 やかんが主人公。

 そしてやかんの他に、ポット、じょうろ、きゅうすが

 集まって何かを始めようとしています。

 何をするのかは見てのお楽しみ・・・

 

 作・絵:かがくいひろし

 出版社:講談社

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: 今月の絵本

タグ: 幼児向け絵本読み聞かせ

小児医療について

2013年06月15日

 週末、大阪市中央公会堂で開催された第24回小児科医会総会フォーラムに参加しました。

 「子どもから学ぶ!聴く!そして育む−熱く語ろう 子どもの未来 in Osaka−」というテーマのもと、全国各地から小児科医が参加し講演・討論が行われました。

 予防接種に関しての講演では、国と現場とでの温度差を痛感させらました。
多くのひとに正しいことを知ってもらうため、私個人としても広く啓蒙していくことの必要性を感じました。
 また、経皮感作と食物アレルギーとの関連性が示唆されており、特に生後6ヵ月までの皮膚の状態が重要のようです。
 外来受診時に皮膚状態が気になるお子さんに対しては、今までも「スキンケア」の必要性を伝えてきました。今後は今回学んだことも踏まえて、より積極的にスキンケアの重要性を伝えて行きたいと思います。

 

 それでは、講演で印象に残ったことをいくつかご紹介します。

【 現在の風疹流行に関して】

「もはや従来の通知等での対応だけでは、事態の根本的な改善が見込めないことは明白で、成人感受性者に対する緊急の対策が求められる」として、厚生労働大臣に対し「風しんにかかる臨時の予防接種の実施に関する要望書」を提出した。
(5月23日付け:日本小児科学会・日本小児科医会・日本小児保健協会・日本外来小児科学会)

 風しんを予防接種法第6条第1項に規定する臨時接種の対象疾病とするよう要望した。
しかし、財政がないこととその他の疾患が多いこと(水痘、流行性耳下腺炎)を理由に、受け入れられず。

 

【おたふくかぜ】

おたふくかぜに自然罹患した子の1000人に1人が難聴で苦しんでいる。
(耳が聴こえなくなってからでは遅い)

 

【こどもの輝く未来を保証するために】

(1)子供達の未来を感染症から守る
(2)ワクチン接種は子供の権利
(3)感染症対策は国の責任で行う必要がある

 

【生後9ヵ月頃の絵本読み聞かせについて】

周囲の人と注意を共有できる時期なので、母子関係に非常に良い影響を与える。

 

【食物アレルギーについて】

(1)経皮感作との関連性が示唆されており、生後6ヵ月までの間の皮膚の状態が重要。
(2)食物アレルギーを起こしそうな子供の離乳食は送らせがちであったが、免疫寛容を獲得するため早めに開始する方がよい。

 

↓↓↓ 関連サイトはこちら 
第24回小児科医会総会フォーラム

 

作成者:さとう院長

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: ワクチン, 読み聞かせ, 離乳食

タイプ: アレルギー風疹

絵本との出会い

2013年05月03日

『小児科医が見つけたえほんエホン絵本』という本を読まれたことはありますか?

 この本は、絵本が大好きな小児科の先生の絵本に対する熱い気持ちや、温かい思い出のお話がつづられた本です。当院の待合室にこの本を置いていますので、ぜひページをめくってみてください。

 前院長のかば先生こと、佐藤雄一先生も執筆に参加しています。かば先生は、熱心な読書家で絵本も大好きでした。

 かば先生は、ブックスタート活動(7~8ヶ月健診時の絵本の読み聞かせ)や、待合室にはテレビではなく絵本を置き、絵本の紹介・貸出などを行ってきました。

 そして今春には、宮崎県立図書館に「かば先生文庫」のコーナーもできました。たくさんの素晴らしい絵本と出会い、絵本・本を大好きになってもらいたいと願います。

 親子で絵本を開き、お父さんお母さんが優しく読み聞かせをしてくれるひとときに、こどもは自分が愛され大切にされていることを実感できます。絵本を通してのふれあいが、親子の絆をより深いものとしてくれるでしょう。

小児科医が見つけたえほんエホン

『小児科医が見つけたえほんエホン』

絵本 絵本にまつわる112の小さなお話と、心温まる15のエピソードを紹介。

小児科医が見つけた約300冊の絵本情報を収載。

絵本との出会いに役立つ絵本美術館&児童書専門店リスト付き。

出版社: 医歯薬出版 (2005/12)
著作:「小児科医と絵本」の会

かば先生の執筆文をご紹介します

「赤ちゃん絵本との出会い」

 最近は赤ちゃんにどのように話しかけたらよいかわからないというお母さんが多いようです。

 そんなお母さんに、絵本を通して赤ちゃんとの楽しいひとときを持ってもらえるよう、7~8ヶ月の乳幼児健診の後に、絵本の紹介と読み聞かせをしています。

 7~8ヶ月児に絵本を読んであげると、触りたい、持ちたい、ページをめくりたいと手を伸ばしてきます。さらには、なめたり、かんだり、投げたり、落としたりと、絵本は赤ちゃんにとっておもちゃの一つです。そのため、小さな手で扱いやすいサイズ、丈夫な用紙、角が丸くて安全で、汚れが拭き取れる絵本をお勧めしています。

ごぶごぶ ごぼごぼ

『ごぶごぶ ごぼごぼ』

作・駒形克己
発行・福音館書店

 『ごぶごぶ ごぼごぼ』は、赤・青・黄の鮮やかな色使いで、赤ちゃんの目をくぎ付けにしています。

 ページをめくるたび、ワクワク!!ドキドキ!!「ぷく、ぷく、ぷくん」「ざぶ、ざぶ、ざぶん」と心地よい響きやリズムのある言葉に耳を傾けます。

 最初は興味を示さなかった赤ちゃんも、身を乗り出し、手を伸ばして自分でページをめくったり、丸い穴に指を入れたりとさまざまな反応を示します。読み聞かせというよりは、絵本を通して一緒に遊んでいるという感じです。

 そんな楽しいひとときを、絵本を通して親子で過ごしてもらいたいという願いをこめて、読み聞かせを行っています。

(『えほんエホン絵本』13ページより一部抜粋)

かば先生のオススメの絵本

鹿よ おれの兄弟よ

『鹿よ おれの兄弟よ』

学童向け絵本
作・神沢利子
絵・G.D.バウリーシン

 深い森と大きな川、大自然の中で生きていく人間と動物。

 美術館で絵画を観ているような、雄大な気持ちになる美しい絵本です。

(当院の待合室の本棚にもありますので、読んでみてくださいね。)

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: 子育て, 絵本, 読み聞かせ

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