日本において1980年を最後に、野生型ポリオウイルスによるポリオ症例は見られていません。
野生型ポリオの制圧に貢献した生ポリオワクチンは、極めて稀に自然のポリオと同じ様な症状が現れてしまうことがあり、2012年9月に生ポリオワクチンは中止され、不活化ポリオワクチンが定期接種として導入されました。
ポリオは撲滅可能なウイルスと言われていますが、いまだ撲滅にはいったっていない感染症です。
2022年ポリオによって身体に麻痺を生じた子どもの数は前年比で16%増加、2019年から2021年までの3年間をその直前の3年間と比較すると、ポリオによって麻痺を生じた子どもの数は8倍に増加しています。
世界的にポリオ感染者が増え、インバウンドで世界中の人々が日本を訪れるようになりました。
より確実にポリオを予防するためにも、日本小児科学会が推奨する、年長時の5回目の不活化ポリオワクチンを接種してください。