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 さとう院長 の個人ブログページです。

 日頃から感じていることや医療に対する考えなどを、ゆったり綴って参ります。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 さとう小児科 院長  佐藤 潤一郎

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「新型コロナ感染症」と「子どもの権利」

2023年01月05日

新型コロナウイルス感染症の流行が始まり約3年が過ぎ去ろうとしていますが、このウイルスはまだまだ私たちの日常生活に暗い影を落としており、今年の年始は過去3年間で最もコロナ感染症の直接的な影響を受けた年始になっています。

 

新型コロナウイルス感染症の流行で私たちの生活状況は一変しました。

子どもたちもその煽りを受け、大人以上に不自由な生活が強いられています。

国連・子どもの権利委員会は、2020年4月8日に「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する声明」を出し、新型コロナウイルスの世界的流行が及ぼす身体的、心理的な影響に触れ、「子どもの権利」を保護するよう求めましたが、対応は国に任されており様々です。

「子どもの権利とはいったい何か?」ウィズコロナが叫ばれるようになり久しいですが、今年は「子どもの権利」を念頭においた活動を行っていきたいと思います。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 子どもの権利院長の言葉

「ペアレント・トレーニング」(以下PT)をご存知でしょうか?

2022年11月02日

「ペアレント・トレーニング」(以下PT)をご存知でしょうか?  

PTは発達障害のある子どもの保護者を対象にしたプログラムですが、全ての子育てに通ずる考え方ですので、簡単に紹介します。

PTの考え方では、子どもの行動を、①好ましい行動 ②好ましくない行動 ③危険な行動・許しがたい行動 の3つに分類します。

保護者は、それぞれの行動に対し、①→ほめる ②→叱らずに無視(見て見ぬふり)をする ③→制限を設ける で対処します。

②は叱らなくていい場合があるので、②と③を区別することが重要です。

また、②や③の行動をとっていても①に転じた場合は、すかさずほめることが大切になります。  

 

PTがうまくいくコツは、ほめのハードルを下げることです。

ちょっとした好ましい行動でも保護者にほめてもらうと子どもは嬉しいものです。

保護者の方が子どもの上手なほめ方を学ぶことにより親子共に自己肯定感を高め、結果的に親子の良い関係を築くことを願います。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ペアレント・トレーニング子育て

小児科医にとって「負けられない戦い」

2022年07月01日

7月10日(日)に参議院の選挙があります。有権者の方は、放棄することなく投票して下さい。

今回の選挙は、小児科医にとって「負けられない戦い」があります。

それは、この6年間で長年小児科医の夢であった「成育基本法」を成立させ、先の国会でも「こども家庭庁設置法案」と「こども基本法」成立に御尽力くださいました「自見はなこ」議員が出馬するからです。

自見はなこ先生は、1年生議員とは思えない精力的な働きで子どもたちのために議員活動してきました。

そして、まさか「こども家庭庁」ができるなんて!6年前は夢のまた夢のような話でした。

「こども家庭庁」成立は、日本の少子化対策の最後の砦といえます。引き続き、こども「真ん中」の政治をやってもらいたく自見先生を応援しています。

共感して頂ける方は、自見先生がどのような実績の持ち主か調べてみて下さい。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: こども基本法, こども家庭庁設置法案, 成育基本法

私の専門は「小児循環器」です

2022年06月01日

私の専門は「小児循環器」です。

しかし、今までのアピールが足りなかったのか、最近、立て続けに「佐藤小児科で心臓の検査してもらえるのですか?」と言われることがありました。

ですので、反省を兼ねて私の経歴を少し紹介させていただきます。

 

大学病院で小児循環器の診療に約3年間携わった後、東京にあります循環器専門病院「榊原記念病院」の小児循環器科で約7年半勤務しました。

 

同病院には「神の手を持つ」と言われる小児心臓外科医がおり、その先生の手術を求めて日本全国からたくさんの患者さんが来院されていました。

中には、「これ以上治療はできない」と言われ榊原を訪れる患者さんもいましたが、小児循環器・小児心臓外科で知恵を出し合い、管理・治療を行うこともありました。

 

そろそろ学校心臓検診の結果が出る時期です。

要精密で心臓検診が必要な場合は、当院へご相談ください。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 小児循環器心臓検診

子宮頸がん予防ワクチン(HPV)

対象年齢:小学6年生~高校1年生(小6の4/1~高1の3/31までの方)

接種スケジュール:公費で接種できるHPVワクチンは、決められた間隔をあけて、同じワクチンを6か月間で合計3回接種します。

◎子宮頸がんとは?

子宮の頸部(子宮の出口に近い部)分に出来るがんです。

原因は性交渉でうつる人パピローマウイルス(HPV)です。

日本では毎年、約1.1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約2,900人の女性が子宮頸がんで亡くなっています。

また、若い年齢層で発症する割合が比較的高く、患者さんは20歳代から増え始め、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう人も年間に約1,000人います。

 

◎HPVワクチンの効果とリスク

HPVワクチンは、HPVの感染を予防します。

また子宮頸がんを予防する効果があり、公費で受けられるHPVワクチンは子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。

HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤味などが起こることがあります。

稀に重いアレルギー症状や神経系の症状が起こることがあります。

また、ごく稀ですが広い範囲の痛み、手足の動かしにくさ、不随意運動といった多様な症状が報告されています。

万が一、副反応が起きた場合、フォロー体制も整っています。

 

【平成9年度生まれ~平成17年度生まれまでの女性の方へ】

HPVワクチンの接種を逃した方に接種の機会が提供されます

 

◎キャッチアップ接種

接種後に報告された多様な症状などについて、十分に情報提供できない状況にあったことから、日本では ワクチン接種の積極勧奨が一時的に控えられていましたが、昨年、安全性が再確認され、接種による有効性が、 副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、令和4年度から、個別に接種をお勧めする取り組みを 再開することになりました。

その間にHPVワクチン接種の機会を逃した方へ、改めて接種の機会が提供されます。

 

◎対象年齢と期間

平成9年4月2日生~平成18年4月1日生までの女性の中で 小6から高1の頃にHPVワクチンの接種の機会を逃した方。

令和4年4月~令和7年3月の3年間、公費で接種できます。

*キャッチアップ接種対象の方には、市町村から個別に通知が送られてきますので、 お手元に届いてから、ご予約下さい。

 

 

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: HPVワクチン

五月病

2022年05月01日

新学期が始まり、大型連休も終わりましたが、皆さんは如何お過ごしでしょうか? 大型連休が終わった後、日常生活が再開され、何となく体調が悪かったり、疲れが出たり、気持ちが不安定になったり、学校に行くのがつらくなったりすると、「五月病では?」と心配されるのではないでしょうか? 「五月病」は、医学的な病名ではありませんが、学年が進級し新しい環境・生活が始まるのですが、新しい環境への適応がうまくいかず、GW明けに不調を訴える場合を指しています。 一昔前、「五月病」は「さぼり」とみなされることが多く、無理に登園・登校して、症状が悪化することもありました。 この時期、登園・登校を渋ったり、何となく元気がなかったり、笑顔がなかったりなどのお子さんの変調が見られた時は、ムリを強いるのではなく、まずは話を聞いてあげてください。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 五月病