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 さとう院長 の個人ブログページです。

 日頃から感じていることや医療に対する考えなどを、ゆったり綴って参ります。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 さとう小児科 院長  佐藤 潤一郎

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沖縄県の麻疹流行

2018年05月01日

恐れていたことが現実に…

沖縄県の麻疹流行

台湾から沖縄に来ていた旅行客から広がった「輸入麻疹」。

報道や感染症週報によれば、今年の3月末から罹患者が出現し、全国に徐々に広がりつつあります。

(沖縄県では4月24日までに70名の患者が確認されています。さらに、沖縄県を旅行していた名古屋市の男性も麻疹を発症しています。)

 

ゴールデンウィークで人の移動が起きた後、どれだけの人が麻疹に罹患するか…今から考えるだけでゾッとします。

今回の沖縄県の麻疹罹患患者の年齢分布を見てみると、30代が1番多く、ついで20代→40代→10代の順となっており、子ども達よりも子育て世代の方の罹患者が多くなっています。

お父さん、お母さん達の中で麻疹ワクチンを1回しか接種していない方は、早急に2回目の麻疹ワクチンを接種して下さい。

また、保育園・幼稚園や学校の先生たちも同様、ワクチンの接種をしていない方は早目の接種を検討して下さい。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 麻疹

子どもの受動喫煙

タバコの煙が健康に悪い、ということは皆さんご存知だと思います。

佐藤小児科で行なった生後3~4ヶ月・7ヶ月・1歳児健康診査の中で、各家庭の喫煙率は全体の38%を占めていました。

(H29年4月~H30年3月までの調査期間)

子どもは大人に比べ呼吸器や中枢神経の発達が未熟であるため、受動喫煙から受ける健康被害は、大人以上に深刻です。

子どもたちの健康と将来を守るために、タバコの害について考えてみましょう。

 

 

【 受動喫煙とは 】

他人が発生させるタバコの煙、またはタバコを吸っている他人の吐く息に含まれる煙(肉眼で見える煙に限らず、残留するタバコの臭気その他の排出物を含む)にさらされることをいう。

(東京都子どもを受動喫煙から守る条例より一部抜粋)

 

 

タバコはさまざまな病気を引き起こします

 

◎ 赤ちゃん

日常的に受動喫煙にさらされている赤ちゃんは、気道の炎症を生じやすく、肺炎などの呼吸器疾患にかかりやすいだけでなく重症化して入院する率が高くなります。

また受動喫煙は、それまで元気だった赤ちゃんが突然死亡してしまう乳幼児突然死症候群(SⅠDS)と関係があるといわれています。

タバコを誤って食べてしまう事故も起こります。

 

◎ 幼児

幼児も赤ちゃんと同様に、鼻水や咳、たんなどの呼吸器症状や気管支炎・肺炎・気管支喘息などです。

特に気管支喘息はタバコを吸わない家庭と比べて、喫煙者のいる家庭では約3倍に増えます。

また、受動喫煙の影響で耳管が腫れて中耳炎にかかりやすくなることも指摘されています。

 

子どもから離れてタバコを吸っても、完全にタバコの害から守ることはできません!

 

◎ 換気扇の下でも

タバコの煙は、換気扇ですべて排出されることはなく、室内に拡散します。

例えば、台所でカレーを作る時に換気扇を回しても、室内にカレーのにおいが残るように。

 

◎ ベランダで吸うから大丈夫?

窓を閉めて屋外のベランダで吸ったとしても、タバコの煙は窓の隙間をとおって室内に入り込みます。

また、外で吸っても吐く息や洋服に付着した有害成分の影響を受けるので、予防にはなりません。

 

【 三次喫煙(サードハンドスモーク)】

喫煙室に入るとカーテンやソファなどがタバコくさくなっていたり、タバコを吸う人の髪の毛や服がタバコくさいと感じることがあります。

この臭いは、付着したタバコの煙の成分であり、それには有害成分が含まれています。

その有害成分を吸い込んでしまうのが、三次喫煙であり、受動喫煙と同じく周囲の人に悪影響を及ぼします。

 

 

参考文献:チャイルドヘルス・日本外来小児科学会リーフレット

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 子どもの健康

おたふくかぜの予防接種を受けましょう!

2018年04月01日

4月1日から新年度がはじまりました。

子ども達も多かれ少なかれ新しい環境での生活がはじまります。

早く新しい環境に慣れるといいですね。  

 

さて、4月からNHKの朝の連続テレビ小説「半分、青い。」がはじまりました。

このドラマの主人公は、 小学校3年生の時におたふくかぜに罹患し左耳の聴力を失ってしまった設定になっています。

私たち小児科医がおたふくかぜの予防接種を推奨する理由の一つがムンプス性難聴の予防にあります。

今までの調査からは、おたふくかぜにかかった人の100~1000人に1人が感音性難聴を合併し、そのうちの約10%が両側性の難聴になるということがわかっています。

 

宮崎市ではおたふくかぜの予防接種に助成があり、ここ数年高い接種率を保ち、おたふくかぜに罹患する人は激減しています。

おたふくかぜの予防接種は1歳時と年長時の2回接種が必要です。

どちらも助成対象なので、MRワクチンと一緒に接種して下さい。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: おたふくかぜ予防接種

健康保険を使って医療機関を受診される時は…

保険証を使って診療を希望する際は、自分が加入している健康保険証を病院に掲示することで 保険診療が受けられます。

健康保険証は資格喪失日以降は無効となり、使用できません。

この場合健康保険証は事業主に返却のうえ、医療機関にその旨をお申し出ください。

 

 

◎ 健康保険証が変わったらすみやかに保険証をご返却ください

健康保険は資格喪失となります

  • ・退職後翌日 から
  • ・被扶養者に該当 しなくなった場合

資格喪失後は 保険証・乳幼児受給者証は 使えません。
(全額自己負担になります。)

 

 

◎ 資格喪失後に保険証を使って受診等された場合は

後日保険者が負担した医療費(7割~10割)を受診者の方に 負担していただくことになります

このようなことを避ける為にも、保険証は速やかに返却しましょう。

 

【 保険証の返却先 】

  • ・社  保 → お勤めの事業所
  • ・国  保 → 市役所の国民健康保険担当窓口
  • ・任意継続 → 協会健保支部

 

◎ 次のような方も医療機関にお知らせください

  • ・就職・転勤・異動で勤務先が変わった方
  • ・保険証の記号・番号が変わった方
  • ・新保険証を受け取った方

 

※「全国健康保険協会」参照

作成者:小児科スタッフ

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タグ: 健康保険

小児の胸痛

2018年03月01日

日常診療で胸痛を訴え病院を受診する小児は以外と多く、その多くは思春期にさしかかった10〜15歳です。

胸痛の原因の多くは特発性胸痛(器質的原因がない)で特に治療は必要ありません。

器質的原因がある胸痛で最も多い疾患は呼吸器疾患で、喘息や肺炎・気管支炎、稀ですが肺塞栓や気胸・縦隔気腫が考えられます。

 

 

小児の場合、心疾患が原因となる胸痛は非常に稀ですが、基礎疾患を有する場合(川崎病後冠動脈病変の合併、先天性冠動脈奇形、肥大型心筋症、Marfan症候群など)は急性心筋梗塞、心筋虚血、急性大動脈解離に陥っている可能性があります。

また、基礎疾患がなく胸痛を訴え心疾患が原因となる疾患には、心筋炎があります。 小児の胸痛の殆どは緊急性がなく、心疾患が原因となる場合は少ないです。

しかし、胸痛≒心疾患とどうしても考えがちです。胸痛で不安なときは是非、御相談下さい。

作成者:小児科スタッフ

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タグ: 子どもの健康胸痛

麻しん風しん混合予防接種のお知らせ

◎ 麻しん風しん混合予防接種のお知らせ

平成24年4月2日~平成25年4月1日生まれ(小学校就学前の1年間)の子どもたちの「麻しん風しん混合ワクチン接種」が、平成30年4月1日から始まります。

第1期 : 生後12ヵ月~生後24ヵ月に至るまでの間にある者

第2期 : 5歳以上7歳未満の者で、小学校就学前の1年間 (次年度小学校に入学する者

※第2期は小学校入学前の3月31日までに接種しましょう。

 

◎ なぜ2回接種が必要なのでしょうか?

 麻しん風しんワクチンを2回接種することには以下の3つの意義があります。

  • (1)1回の接種で免疫がつかなかった方たち(数パーセント存在)に免疫を与えるため
  • (2)1回の接種で免疫がついたにもかかわらず、その後の時間の経過とともにその免疫が減衰した方に再び刺激を与え、免疫を頑固なものにするため
  • (3)1回目に接種しそびれた方にもう一度接種のチャンスを与えるため

 

【 麻しん 】

麻しんは麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。

感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染でその感染力は非常に強いと言われています。

高い熱、全身の発疹が特徴で、肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。

死亡する割合も、先進国であっても1000人に1人と言われています。麻疹は非常に怖い病気です。

 

【 風しん 】

風しんは風しんウイルスが引き起こす感染症の1つです。

感染すると発熱、全身の発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。

妊娠初期の妊婦が感染すると出生児が心疾患、難聴、白内障など「先天性風しん症候群」を発症する可能性があります。

男女ともがワクチンを受けて風しんの流行を抑制し、女性は感染予防に必要な免疫を妊娠前に獲得しておくことことが重要です。

 

麻しん風しん混合ワクチン

1歳の誕生日を

就学前にも

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 予防接種