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 さとう院長 の個人ブログページです。

 日頃から感じていることや医療に対する考えなどを、ゆったり綴って参ります。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 さとう小児科 院長  佐藤 潤一郎

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年長さんの保護者の方へ

2022年04月01日

入学前のワクチン接種は大切なお子様のため!みんなのため!

【対象年齢】 

平成28年4月2日~平成29年4月1日生まれ

(小学校就学前の1年間:令和4年3月31日まで)

 

予防接種ワクチン

接種金額

備考

MR(麻疹・風疹)

定期接種のため 無料

年長児以外は自費

おたふくかぜ

宮崎市郡から 一部助成あり

年長児以外は全額自費

三種混合(百日咳・破傷風・ジフテリア)

宮崎市郡から 一部助成あり

年長児以外は全額自費

不活化ポリオ

助成なし

 

※金額はお問い合わせください

 

・麻疹

 感染力が強く肺炎・中耳炎の合併、脳炎の発症リスクが高く非常に怖い病気。

・風疹

 妊娠初期の妊婦が感染すると出生児に心疾患・難聴・白内障・運動精神発達遅滞などが発症する可能性があるので、流行させないことが大切。

↓↓↓

【MR(麻疹風疹混合)ワクチン】

 1期(1歳時の接種)でついた免疫力が低下してしまう就学前のこの時期に、2回目の接種が必要!

 

 

おたふくかぜ

 発熱とともに耳の下からあごにかけて腫れる病気。

 髄膜炎や治療法のない難聴を合併することもある。

 集団生活で感染する機会が増えてくる5~6歳に2回目の接種を行うことが大切!

 

百日咳

 連続した咳が長く続き、呼吸困難やけいれん等が起こる病気。

 肺炎・脳症を併発することもある。

 宮崎県は全国でも百日咳罹患患者数が多い県。

 4種混合4回接種終了(1歳半頃)後、百日咳の免疫力は徐々に低下し、5~6歳では30%以下になってしまうためこの時期の接種が大切!

 

急性灰白髄炎 (ポリオ)

 手足のまひ等を引き起こす重篤な病気。

 治療法がなくワクチン接種が唯一の予防法。

 海外からのウイルス流入の可能性が高くなる近年、免疫力が下がる就学前に予防接種をもう1回行うことが、 大切!

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

オミクロン株の流行、感染対策

3月31日現在、宮崎県内の新型コロナの新規感染者が3日続けて300名を超えており、「リバウンドの兆候にある」と県は危機感を募らせています。

今年1月以降のオミクロン株の流行は、従来とはだいぶ様変わりしてきています。

宮崎県感染症週報の令和4年第12週(3/14〜3/20)の発生動向によると、県内で発生した新型コロナウイルス感染症1424例に対し10歳未満と10歳代の感染者は合計523名で、全体の36.8%を占めることになり、感染の中心が高齢者から子どもへシフトしてきたことが伺えます。

感染対策としては、基本に立ち返ることが大切ではないでしょうか。

保育園・幼稚園・や学校で感染が広がると誤解されがちですが、子どもの感染は家庭内の大人が発端になっていることが多いです。

今一度、気を引き締めて、手洗いや消毒、三蜜の回避といった基本的な対策を徹底していきましょう。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 新型コロナウイルス

あけましておめでとうございます

2022年01月01日

 あけましておめでとうございます。

 昨年の年始の巻頭で、『「有効なワクチン」と「有効な治療薬」が開発されない限り短期間での終息は難しいでしょう。』と書きましたが、その後、医療従事者から始まった新型コロナワクチン接種は日本の全人口の約8割の方が2回接種を終え、有効な抗ウイルス薬の発売を控えており、徐々にですが出口への光が見えてきた気がします。

 実際、昨年末の日本におけるコロナ感染者は、世界の諸外国に比べ明らかに少なく推移しております。

諸外国と日本と比べ、何が要因でここまで差があるのかは判明しておりませんが、日本人の生活様式(マスク着用の徹底、習慣的な手洗いなど)が影響していることは間違いなさそうです。

 今後の課題は、新型コロナ感染者の数を減らすため、無症状の方を如何に早く診断し、感染を拡げないため隔離をしっかり行うかがポイントと考えます。

そのためには、県外に行き来する場合、その前後で自主的にPCR検査や抗原検査を行うことが大切ではないかと考えます。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 院長の言葉

肥満の予防

最近、コロナの影響もあり食生活の乱れや運動不足からくる子どもの肥満が問題になっています。

年末年始は、とくに家庭で過ごす時間が増え、生活リズムが乱れ、不規則な食生活になりやすく注意が必要です。

子どもの時の肥満は、大人になっても影響し肥満になりやすいといわれています。

また、肥満の状態が続くと子どもでも生活習慣病になる可能性が高くなります。

子どもの時期からしっかり予防対策をとりましょう。

 

【 生活を見直そう! 】

コンビニ、外食を利用することによって炭水化物や脂肪の摂取量が増えています。

それに反して、食物繊維、野菜の摂取不足が目立ちます。

必要なカロリーをバランスよくとり、生活リズムを崩さないよう食生活について考えてみましょう。

 

◎ 1日3食 食べる  

朝ごはんは必ず食べましょう。

決まった時間に食事をする事によって生活のリズムも整えられます。

食事の回数が少ないと太る原因にもなります。

 

◎ よく噛んで ゆっくり食べる  

ゆっくりと噛んで食べることによって満腹中枢を刺激して、食欲を抑えることができます。

 

◎ 家族みんなで食べる

テレビを見ながらのながら食いはやめましょう。

満足感が得られにくくなり、過食ぎみになります。

会話を楽しみながらゆっくり食べましょう。

 

◎ 充分な睡眠

幼児は10時間、学童は9時間、中学生以上は8時間以上の睡眠を確保しましょう

 

◎ メディア時間

テレビ、ゲーム、インターネットは1日60分以内に制限しましょう。

◎ 適度な運動 幼児では体をつかった楽しい遊びの時間を増やすことを意識しましょう。

 

学童期以降は外遊びでよいので1日60分を目標に無理のない範囲で運動を始めましょう。

家族の理解と協力が必要です。

規則正しい生活をみんなで実践することが大切です。

身近で長続き出来ることから始めてみましょう。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 子どもの健康肥満

「コロナ×こどもアンケート」

2021年12月01日

 国立成育医療研究センターの社会医学研究部・こころの診療部を中心とした研究グループ(コロナ×こども本部)が、新型コロナウイルス感染症の流行期における子どもと保護者のストレスや不安、生活環境の変化、それに伴う心身の健康状態の現状を明らかにし、問題の早期発見や予防・対策に役立てることを目的に、「コロナ×こどもアンケート」を2020年4月から行なっております。

 

 

 子どもは、新型コロナウイルスにかかりにくく、重症化しにくく、感染の中心ではありません。

しかし、不憫な生活をどの世代よりも強いられています。

その結果、知らず知らずのうちに身体やこころの不調が出てきている子が増えてきています。

 

 最新版の第6回調査報告は、11月17日に発表されていますので、成育医療センターのHPからアクセスしてみて下さい。

そして、日本の子ども達やその保護者がどのような思いをして過ごしているか知って欲しいと思います。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 新型コロナウイルス

子宮頸がんワクチン、「積極的勧奨」再開へ

2021年11月01日

 先月の10月1日、厚生労働省の専門部会は、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの「積極的勧奨」を再開する方向で意見がまとめられました。

 

 積極的勧奨が中断し8年が経過しましたが、その間も子宮頸がんで亡くなる日本人は増加傾向にあります。

この間、世界各国から子宮頸がんワクチンの有効性や安全性に関する科学的知見が発表されてきましたが、高い有効性を示すものばかりでした。

一方で、子宮頸がんワクチンをできるだけ安心して接種してもらうためには、接種後に問題が発覚した時に相談できる医療機関の充実や、健康被害が起きた場合の救済制度の見直しも必要だと思いますので、もう少し議論していただきたいです。

 

 子宮頸がんワクチンは、今でも小6〜高校1年生が対象の定期接種です。

「積極的勧奨」が再開されるのは来年度になりますが、再開される前に接種しても問題ありません。御希望の方は当院まで御相談下さい。

作成者:さとう院長

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タグ: HPVワクチン