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改正児童虐待防止法の施行について

2020年04月01日

親の子供への体罰を禁止する「改正児童虐待防止法」が施行されます。

 

2020年4月より保護者による子どもへの体罰が法律で禁止され、日本は世界で59番目の体罰全面禁止国になります。

世界で初めて子どもへの体罰禁止を法制化したスウェーデンでは、法制化前の1960年代、体罰を用いる人が90%以上いましたが、現在は10%以下に減っています。

親の身体的虐待で亡くなった子どもの数も年間15人(1970年)から年間4人(2010年)に減っており、日本も同程度の結果が期待されます。

(参考:日本での子どもの虐待死は年間約50名です。)

 

日本では、子どもへの体罰を「しつけ」の一環として容認する風潮が根強くあります。

しかし、社会が体罰を容認する風潮が「虐待死」「体罰死」に繋がっていると考えたことはないですか?

体罰を冷静に行うことなどできません。

体罰は常に感情的であり時にエスカレートし、死を招くものなのです。大人の感情の捌け口としての体罰は断固として許してはいけません。

「体罰は愛の鞭」こういった詭弁が日本からなくなることを心より願います。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: しつけ体罰

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しつけのコツ

2018年10月01日

しつけのベースは愛情・安心・信頼です。

生まれてすぐの赤ちゃんとの関わりで、何よりも大切なことは親子の信頼関係を築くことです。

一番重要なのは、赤ちゃんの様子や動き、表情などをよく見てあげること。

そしてもうひとつは、赤ちゃんの反応に対して「応答」してあげることです。

笑えば笑い返す、声をあげたら返事をしながら気持ちを交わしあうといったことです。

こうして、少しずつ築いた信頼関係こそが、その後の「しつけ」の基礎になります。

 

◎ しつけの6つのポイント

1. わかりやすいコミュニケーションを。

こどもは何が良くて何が悪いのか、どうしたらいいのか理解していないことが多くあります。

具体的な例を出してあげましょう。

[ 例 ] そんなことしないで  → 椅子を蹴るのはやめてね

 

 2. 子どもと同じ土俵に上がらず、冷静になりましょう。

親のカーッとなる気持ちは分かりますが、親が熱くなってしまっては収拾がつきません。

叱る前に自分なりに気持ちを落ち着かせる方法をみつけましょう。

どなり声では気持ちは伝わりません。

 

 3. しつけに一貫性を持たせましょう。

「家の中ではダメだけど、外では大目にみよう」など、ケース・バイ・ケースでしつけの基準が変わると、子どもは混乱します。

ダメなことはできるだけ一貫して「ダメ!」と教えましょう。 

 

4. とにかくほめましょう。

たくさんほめて良い行動を伸ばしてあげましょう。

子どもが聞いてくれるかどうかは、どれだけほめてきたかで決まります。 

 

5. 家族の一員としての自覚を持たせよう。  

お手伝いは、自分の家族の一員で必要とされていると感じる良いきっかけとなります。

また、お手伝いは子どもをほめるチャンスです。

「ありがとう」「助かったよ」などとほめてあげましょう。

 

6. いけないことは、行動とことばで伝えましょう。

信号を無視する・売り場のお菓子を触るなど、してはいけないことをしたときは、抱きとめたり、手を押さえたりして、からだの動きを止め、子どもにわかる言葉で伝えましょう。

 

「何度言ってもわかってくれない」と思うかもしれませんが、こどもが分かっていないのは忘れてしまっていることが多いそうです。

大人でも言われただけでは忘れてしまうことがあると思います。

あせる必要は全くありませんから、のんびり、くり返し教えてあげましょう。

 

 

参照『すくすく子育て』

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: しつけ

子どものしつけ

2017年03月01日

「三つ子の魂百まで」とよく言われます。

3歳までの育児はとても大切です。

その中で、生活習慣としてのしつけは、普段の生活の中で私たち親が手本(見本)をみせてあげることに尽きますが、それが思ったより大変です。

荷物などで手がふさがり、つい足で戸を開けたり・・・。

子どもはこれをしっかり見ています。

 

心がけとして、例えば外から帰ったら脱いだ靴を揃える、手洗いうがいをする。

ご飯の時はテレビを消し「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつをする。

そして、寝る前は歯みがきをする。

 

中には、うがいのガラガラ~ペッやブクブクなど子どもにとって難しい動作もあります。

親御さんが一緒にして見せて、子どもが少しでもできたら「できたね!」と褒めて気長に見守りましょう。

 

それがしつけの基本です。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: しつけ

どうつき合う!?だだっこ・かんしゃく

2013年07月17日

 子どもがある程度、自在に体を動かしたり、言葉を話すようになってくると

「できる」ことの喜びに加えて、「できない」「やってもらいたい」ことへの不満や憤りを感じる場面が増えてきます。

それらを激しい感情で、一番身近な大人=親にぶつけてくるのが、だいたい2歳前後。

思いどおりならない「むしゃくしゃ感」を、だだやかんしゃくという形で表現しているのです。

 こうした状態は、程度の差こそあれ、ほとんどの子どもにあります。

今はそういう時期なのだと割り切って、一緒に対策を練りましょう!

 

 「知っていると子どもが変わる!だだっこ対処法」

 

1.子どもの感情を受け止める。

「わかってるよ」のサインとして子どもを抱き、まずは落ち着くのを待ちましょう。

「○○できなかったんだね」などその時の子どもの感情を言葉にし、「ママはちゃんとわかってるよ!」ということを伝えます。

子どもは、自分に共感してくれたり、気持ちを変えようとしてくれるママの助けを借り、混乱した気持ちを収めていきます。

 

2.なぜいけないか、できないか納得できるよう説明する。

混乱した気持ちを受け止め、子どもの思いに添えるなら親も譲歩を。

添えない時は、短く分かりやすい言葉で理由を伝えます。

たとえ子どもが言葉を全部理解しなくても、「自分の気持ちを分かろうとしてくれている」「でも今は(これは)ダメ」というメッセージは伝わります。

 

 3.機嫌が直らなくても1と2を繰り返して!

それでもすぐに機嫌が直る子は少ないはず。根気よく1,2を続けましょう。

大事なのは、思いどおりにならないこともあるけれど、我慢したり、気持ちを切り替えたりすると気分もよくなり、いいこともあるんだという経験を子供が積んでいくこと。

そばで見守り、援助してくれる人がいることで、気持ちのコントロールを少しずつ学んでいけるのです。

 

  【 まとめ 】

 生活の場や人間関係が広がることで、子どもは「できない自分」「失敗する自分」「頑張っても続かない自分」に出会うことになります。

そんな時に助けになるのが、自分で気持ちをコントロールする力。

1、2歳の子はだだかんしゃくを起こしながら、この大切な力を育てます。

それを助けているのが、すぐそばで見守っているママやパパなのです。

つらいのは、ほんの一時期!ここで親子の信頼の絆をしっかり結ぶことで、3歳を過ぎると子どもがぐんと成長していきます。

  

※『すくすく子育て』参照

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: しつけ子育て

しつけのコツ

2013年03月09日

しつけのベースは愛情・安心・信頼です

生まれてすぐの赤ちゃんとの関わりで、何よりも大切なことは親子の信頼関係を築くことです。

一番重要なのは、赤ちゃんの様子や動き、表情などをよく見てあげること。

そしてもうひとつは、赤ちゃんの反応に対して「応答」してあげることです。

笑えば笑い返す、声をあげたら返事をしながら気持ちを交わしあうといったことです。
こうして、少しずつ築いた信頼関係こそが、その後の「しつけ」の基礎になります。

 

しつけの6つのポイント

1.わかりやすいコミュニケーションを。

こどもは何が良くて何が悪いのか、どうしたらいいのか理解していないことが多くあります。
具体的な例を出してあげましょう。

(例) そんなことしないで → 椅子を蹴るのはやめてね

2.子どもと同じ土俵に上がらず、冷静になりましょう。

親のカーッとなる気持ちは分かりますが、親が熱くなってしまっては収拾がつきません。
叱る前に自分なりに気持ちを落ち着かせる方法をみつけましょう。
どなり声では気持ちは伝わりません。

3.しつけに一貫性を持たせましょう。

「家の中ではダメだけど、外では大目にみよう」 など、ケース・バイ・ケースでしつけの基準が変わると、子どもは混乱します。
ダメなことはできるだけ一貫して「ダメ!」と教えましょう。

4.にかくほめましょう。

たくさんほめて良い行動を伸ばしてあげましょう。
子どもが聞いてくれるかどうかは、どれだけほめてきたかで決まります。

5.家族の一員としての自覚を持たせよう。

お手伝いは、自分の家族の一員で必要とされていると感じる良いきっかけとなります。
また、お手伝いは子どもをほめるチャンスです。
「ありがとう」「助かったよ」などとほめてあげましょう。

6.いけないことは、行動とことばで伝えましょう。

信号を無視する・売り場のお菓子を触るなど、してはいけないことをしたときは、抱きとめたり、手を押さえたりして、からだの動きを止め、子どもにわかる言葉で伝えましょう。

「何度言ってもわかってくれない」と思うかもしれませんが、こどもが分かっていないのは忘れてしまっていることが多いそうです。

大人でも言われただけでは忘れてしまうことがあると思います。
あせる必要は全くありませんから、のんびり、くり返し教えてあげましょう。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: しつけ

子どもの眠り

2013年01月01日

子どもの眠り

子育てに「必ず大人がしてあげなくてはならない」ということがあるのならば寝かしつけだと思います。 
子どもは眠くなったら、ひとりで勝手に眠るものではありません。
生活の中でON・OFFのスイッチを切り替えて眠れる環境を作ってあげましょう。

眠りの基本を理解しよう

生体時計の1日は約25時間なので放っておけば毎日生活のリズムは遅くなり、夜更かし朝寝坊になります。

生活のリズムを整えるのに大切なのは朝の光です。 
まずは、早寝ではなく早起きから始めましょう。 
そして、朝ごはんで燃料補給し、昼間は元気に活動させましょう。

疲れれば早寝になります。早寝で早起きな子どもほどきちんと朝食を摂ります。 

子どもの生活習慣の基本は『早起き・早寝・朝ごはん』です。

 

寝かしつけのポイント

  1. 寝る環境を整える
    カーテンを閉めて部屋を暗くしたり、静かにして昼寝の環境を作ります。
    2歳になったら、パジャマに着替えさせるのも いいでしょう。
  2. 子供を安心させる
    足をさすったり、おしりをトントンするなど子どもが安心する方法で寝かしつけましょう。
    歌を歌うときは、子守 歌 にこだわらなくても OK 。
  3. 寝る前に刺激を与えない
    布団に入る前に、テレビやビデオを見せ るのは×。
    絵本もワクワクしたりドキドキしたりするストーリーは避けましょう。
  4. 叱ったり脅したりしない
    なかなか寝ないからといって叱ったり、 「 寝ないと鬼 が来るよ」 などとおどすのは無意味です。

子どもは寝て食べ て、初めて活動(遊びや勉強)でき ま す。
眠りというとついつい 眠ら せる 事ばかりに頭がいきますが、十分な活動が眠りや食欲を呼び、規則的で楽しい食事 が 活動と眠りの 源 です。
眠りに悩んだら食事や遊びについても見直してみましょう。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: しつけ, 寝かしつけ, 生活習慣