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環境ホルモンについて

2013年09月12日

 環境ホルモン(内分泌攪乱物質)とは、
生体の内分泌系に影響を及ぼし、障害を引き起こす外因性の化学物質です。
その存在は、1960年代後半から指摘されていましたが、1997年「Our Stolen Future(奪われし未来)」が発表され、より注目を浴びるようになりました。

 環境ホルモンは、殺虫剤・農薬、プラスチックの原材料・添加物などに含まれています。
その中で問題の中心となる環境ホルモンは主に性ホルモン様物質です。
特に、胎児期の初期に女性ホルモン様物質に曝露されると、内分泌系だけでなく脳神経系や免疫系に悪影響を及ぼすことが報告されており、
成人よりも胎児を含む乳幼児への影響が懸念されています。

                              

 環境ホルモン問題は、物質的な豊かさを追求し、
多種・多様な化学物質を生産・依存してきた現代社会への
警告
ではないでしょうか。 

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: 環境ホルモン