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 さとう院長 の個人ブログページです。

 日頃から感じていることや医療に対する考えなどを、ゆったり綴って参ります。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 さとう小児科 院長  佐藤 潤一郎

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宮崎市でも5歳児健診がはじまります

2025年05月01日

現在の年中さんを対象に宮崎市でも5歳児健診が始まりました。

 

この5歳児健診ですが、今後、日本全国の市町村で実施されていく予定ですが、どこも手探り状態で開始というのが現実かと思われます。

自治体によっては、以前より5歳児健診を行っているところもあります。

5歳児健診により不登校などの学校不適応になる症例が減少したという報告が散見され、以前から導入が期待されていました。

 

今年度、宮崎市では、保護者・入園先それぞれにスマート申請を利用してアンケートに回答し(一次健診)、一次健診の結果、保護者の心配の度合いが高いと判断した場合に集団健診(二次検診)をご案内されることになります。

 

5歳児健診が実施され、今まで空白であった時期の子どもの発達状況を把握し、就学前に必要な 支援につなげることで、就学をスムーズにすることが期待されています。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 5歳児健診

男性にもHPVワクチン助成が始まります

2025年04月01日

宮崎市は、2025年4月からHPVワクチンの接種費用を全額助成してくれることになりました。

対象は、小学6年生から高校1年生となり、女性の定期接種と同じになります。

「なぜ、子宮頸がんワクチンを男の子に?」と思われるかもしれませんが、世界的に見てHPVワクチンは男性も接種している国が多く、G7に限っては日本だけが接種していない現状があります。

男性接種が勧められる理由としては、女性への感染防止効果だけでなく、男性自身の肛門がんや尖圭コンジローマといったHPV関連疾患の発症予防が期待されます。

西日本の市では、宮崎市が初めてHPVワクチン接種助成を開始することになり、とても注目を集めています。

接種ご希望の方は、まずはお電話にてお問い合わせ下さい。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: HPV, ワクチン, 子宮頸がんワクチン

子ども予防接種週間にポリオワクチンを再考する

2025年03月01日

日本において1980年を最後に、野生型ポリオウイルスによるポリオ症例は見られていません。

野生型ポリオの制圧に貢献した生ポリオワクチンは、極めて稀に自然のポリオと同じ様な症状が現れてしまうことがあり、2012年9月に生ポリオワクチンは中止され、不活化ポリオワクチンが定期接種として導入されました。

 

ポリオは撲滅可能なウイルスと言われていますが、いまだ撲滅にはいったっていない感染症です。

2022年ポリオによって身体に麻痺を生じた子どもの数は前年比で16%増加、2019年から2021年までの3年間をその直前の3年間と比較すると、ポリオによって麻痺を生じた子どもの数は8倍に増加しています。

世界的にポリオ感染者が増え、インバウンドで世界中の人々が日本を訪れるようになりました。

 

より確実にポリオを予防するためにも、日本小児科学会が推奨する、年長時の5回目の不活化ポリオワクチンを接種してください。

作成者:さとう院長

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タグ: ポリオワクチン

適正抗菌薬使用について

2025年02月01日

適正抗菌薬使用とは、適正に感染症診断を行い、その感染症に対して抗菌薬が必要な場合は、適正な「抗菌薬」を選択し、適正な「量」で適正な「期間」治療を行うことを言います。

では、抗菌薬の適正使用を怠るとどうなるのでしょうか?

答えは、薬剤耐性菌が増えてしまいます。

薬剤耐性菌による感染症は、治療が難しく重症化や死亡のリスクが高まるのです。

また、小児への抗菌薬の投与に伴う影響を御存知でしょうか?

小児への抗菌薬の投与は、腸内細菌叢に影響を与え、喘息やアレルギー、炎症性腸炎(クローン病、潰瘍性大腸炎)などの病気につながる可能性があります。

10年前に比べ抗菌薬の使用量は明らかに減り、適正な抗菌薬使用がなされるようになっています。

しかし、今でもお薬手帳に貼ってある処方箋をみて、残念な気持ちになることがあります。

お薬を処方される患者さん側も、抗菌薬に限らず、適正使用とその影響を意識して欲しいです。

作成者:さとう院長

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タグ: 薬剤耐性菌適正抗菌薬

インフルエンザの大流行

2025年01月01日

年末・年始に急激にインフルエンザ罹患者が増えていますので、お正月はインフルエンザで大変だった御家庭も多かったのではないでしょうか?

 

最近のインフルエンザの流行は、例年の同時期に比べ約5倍であり、ここ10年では最多となっています。

 

インフルエンザへはどのような注意が必要でしょうか?

体調が悪い時は外出を控えるようにしましょう。

特に、御高齢の方がインフルエンザに罹患すると重症化しやすいので、祖父母に会う時には注意が必要です。

 

勿論、流行期においては、手洗いやうがい、消毒をこまめにする、人混みの中ではマスクを着用する、定期的な換気を行う、規則正しい生活を行うといった基本的な対策を徹底することも大切です。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: インフルエンザ感染症

適正抗菌薬使用について

適正抗菌薬使用とは、適正に感染症診断を行い、その感染症に対して抗菌薬が必要な場合は、適正な「抗菌薬」を選択し、適正な「量」で適正な「期間」治療を行うことを言います。

では、抗菌薬の適正使用を怠るとどうなるのでしょうか?

答えは、薬剤耐性菌が増えてしまいます。

薬剤耐性菌による感染症は、治療が難しく重症化や死亡のリスクが高まるのです。

また、小児への抗菌薬の投与に伴う影響を御存知でしょうか?

小児への抗菌薬の投与は、腸内細菌叢に影響を与え、喘息やアレルギー、炎症性腸炎(クローン病、潰瘍性大腸炎)などの病気につながる可能性があります。

10年前に比べ抗菌薬の使用量は明らかに減り、適正な抗菌薬使用がなされるようになっています。

しかし、今でもお薬手帳に貼ってある処方箋をみて、残念な気持ちになることがあります。

お薬を処方される患者さん側も、抗菌薬に限らず、適正使用とその影響を意識して欲しいです。

作成者:さとう院長

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タグ: 感染症適正抗菌薬使用