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 さとう院長 の個人ブログページです。

 日頃から感じていることや医療に対する考えなどを、ゆったり綴って参ります。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 さとう小児科 院長  佐藤 潤一郎

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肥満の予防

2022年01月01日

最近、コロナの影響もあり食生活の乱れや運動不足からくる子どもの肥満が問題になっています。

年末年始は、とくに家庭で過ごす時間が増え、生活リズムが乱れ、不規則な食生活になりやすく注意が必要です。

子どもの時の肥満は、大人になっても影響し肥満になりやすいといわれています。

また、肥満の状態が続くと子どもでも生活習慣病になる可能性が高くなります。

子どもの時期からしっかり予防対策をとりましょう。

 

【 生活を見直そう! 】

コンビニ、外食を利用することによって炭水化物や脂肪の摂取量が増えています。

それに反して、食物繊維、野菜の摂取不足が目立ちます。

必要なカロリーをバランスよくとり、生活リズムを崩さないよう食生活について考えてみましょう。

 

◎ 1日3食 食べる  

朝ごはんは必ず食べましょう。

決まった時間に食事をする事によって生活のリズムも整えられます。

食事の回数が少ないと太る原因にもなります。

 

◎ よく噛んで ゆっくり食べる  

ゆっくりと噛んで食べることによって満腹中枢を刺激して、食欲を抑えることができます。

 

◎ 家族みんなで食べる

テレビを見ながらのながら食いはやめましょう。

満足感が得られにくくなり、過食ぎみになります。

会話を楽しみながらゆっくり食べましょう。

 

◎ 充分な睡眠

幼児は10時間、学童は9時間、中学生以上は8時間以上の睡眠を確保しましょう

 

◎ メディア時間

テレビ、ゲーム、インターネットは1日60分以内に制限しましょう。

◎ 適度な運動 幼児では体をつかった楽しい遊びの時間を増やすことを意識しましょう。

 

学童期以降は外遊びでよいので1日60分を目標に無理のない範囲で運動を始めましょう。

家族の理解と協力が必要です。

規則正しい生活をみんなで実践することが大切です。

身近で長続き出来ることから始めてみましょう。

作成者:さとう院長

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タグ: 子どもの健康肥満

「コロナ×こどもアンケート」

2021年12月01日

 国立成育医療研究センターの社会医学研究部・こころの診療部を中心とした研究グループ(コロナ×こども本部)が、新型コロナウイルス感染症の流行期における子どもと保護者のストレスや不安、生活環境の変化、それに伴う心身の健康状態の現状を明らかにし、問題の早期発見や予防・対策に役立てることを目的に、「コロナ×こどもアンケート」を2020年4月から行なっております。

 

 

 子どもは、新型コロナウイルスにかかりにくく、重症化しにくく、感染の中心ではありません。

しかし、不憫な生活をどの世代よりも強いられています。

その結果、知らず知らずのうちに身体やこころの不調が出てきている子が増えてきています。

 

 最新版の第6回調査報告は、11月17日に発表されていますので、成育医療センターのHPからアクセスしてみて下さい。

そして、日本の子ども達やその保護者がどのような思いをして過ごしているか知って欲しいと思います。

作成者:さとう院長

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タグ: 新型コロナウイルス

子宮頸がんワクチン、「積極的勧奨」再開へ

2021年11月01日

 先月の10月1日、厚生労働省の専門部会は、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの「積極的勧奨」を再開する方向で意見がまとめられました。

 

 積極的勧奨が中断し8年が経過しましたが、その間も子宮頸がんで亡くなる日本人は増加傾向にあります。

この間、世界各国から子宮頸がんワクチンの有効性や安全性に関する科学的知見が発表されてきましたが、高い有効性を示すものばかりでした。

一方で、子宮頸がんワクチンをできるだけ安心して接種してもらうためには、接種後に問題が発覚した時に相談できる医療機関の充実や、健康被害が起きた場合の救済制度の見直しも必要だと思いますので、もう少し議論していただきたいです。

 

 子宮頸がんワクチンは、今でも小6〜高校1年生が対象の定期接種です。

「積極的勧奨」が再開されるのは来年度になりますが、再開される前に接種しても問題ありません。御希望の方は当院まで御相談下さい。

作成者:さとう院長

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タグ: HPVワクチン

LGBTを考える

2021年10月01日

最近、LGBTに関する話題を耳にする機会が増えていますが、私たちの身近な問題と考えていますか?

 LGBTは、「13人に1人」の頻度で存在する身近な問題です。

LGBTの方は、早ければ幼少期から、殆どの方は高校生までに性的違和感を自覚しています。

しかし、多くは公表(カミングアウト)できず、一人で苦しんでいることが多いのです。

 LGBTは「身近に存在するが見えにくい」問題です。

わかりにくいため、知らず知らずにLGBTの方を傷つけたり苦しめたりしています。

事実、アンケート調査では高率にいじめ被害体験があり、異性愛男性に比較してゲイ・バイセクシュアル男性の自殺未遂リスクは約6倍となっています。

 東京五輪は「多様性と調和」掲げてきましたが、日本はこの分野では未熟であることを世界に露呈してしまいました。

「見えにくいものへの配慮」が多様性を尊重する社会の礎ではないかと考えます。

そして多様性を尊重する社会の構築が、「見えにくい方」への最大の支援になるのではないでしょうか。

作成者:さとう院長

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タグ: LGBT

12歳以上の新型コロナウイルスワクチン接種について

2021年09月01日

宮崎市でも12歳以上の方に新型コロナウイルスワクチンの接種券が郵送され、接種が開始されています。

12歳以上で認可されているのはファイザー社のワクチンで、「mRNAワクチン」といわれる新しいタイプのワクチンになります。

新しいワクチンなので、長期予後に関しては当然“不明”というのが正しい答えになります。

こういった背景の中、ネット上では根も葉もない情報が大量に流れ、世の人たちを不安に陥れています。

新型コロナウイルスワクチンは強制されるものではありません。

しかし、ワクチンで防ぐことのできる病気であり、ワクチン接種できる権利があるにもかかわらず、正確な情報が伝わらずワクチン接種を控えるのは非常に残念です。

 

お子さんのワクチン接種を考えている御両親は、間違った情報に踊らされることなく、正しい情報を入手し判断して欲しいと願います。

正しい判断が難しいと思われた場合は、かかりつけ医に相談されることをお勧めします。

お子さんがいつも通っている小児科の先生に相談し、接種すべきかを聞いて下さい。

作成者:さとう院長

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タグ: ワクチン新型コロナウイルス

いつまで小児科に通ってもいいですか?

2021年08月01日

診療中に保護者の方から「いつまで小児科に通ってもいいですか?」という質問を受けます。

この質問に対し、私は「高校生まで大丈夫ですよ」と答えていますが、一般的には高校入学とともに、内科に替わる方が多いのではないかと思います。

 

勿論、高校生になって内科に替わられても大抵は問題ありません。

病気によっては内科の先生のほうが精通している場合もあります。

しかし、私たち小児科医のアピールをさせていただくと、「予防接種で困ったら」「学校への通いにくさ」「思春期特有の問題(例えば朝起きれないなど)」が出てきた場合は、高校生でも是非小児科を受診してもらいたいと思います。

作成者:さとう院長

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タグ: そのほか