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麻しん風しん混合予防接種のお知らせ

2019年03月01日

平成25年4月2日~平成26年4月1日生まれ小学校就学前の1年間)の子どもたちの麻しん風しん混合ワクチン接種が

平成31年4月1日から始まります。

 

[ 第1期 ]

生後12ヵ月~生後24ヵ月に至るまでの間にある者

[ 第2期 ]

5歳以上7歳未満の者で、小学校就学前の1年間 (次年度小学校に入学する者)

※ 第2期は小学校入学前の3月31日までに接種しましょう。

それを過ぎると公費負担を受けることが出来ず、費用は自己負担となります。

 

◎ なぜ2回接種が必要なのでしょうか?

麻しん風しんワクチンを2回接種することには以下の3つの意義があります。

(1) 1回の接種で免疫がつかなかった方たち(数パーセント存在)に免疫を与えるため

(2) 1回の接種で免疫がついたにもかかわらず、その後の時間の経過とともにその免疫が減衰した方に再び刺激を与え、免疫を頑固なものにするため

(3) 1回目に接種しそびれた方にもう一度接種のチャンスを与えるため

 

【 麻しん 】

麻しんは麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。

感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染でその感染力は非常に強いと言われています。

高い熱、全身の発疹が特徴で、肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。

死亡する割合も、先進国であっても1000人に1人と言われています。

麻疹は非常に怖い病気です。

 

【 風しん 】

風しんは風しんウイルスが引き起こす感染症の1つです。

感染すると発熱、全身の発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。

妊娠初期の妊婦が感染すると出生児が心疾患、難聴、白内障など「先天性風しん症候群」を発症する可能性があります。

男女ともがワクチンを受けて風しんの流行を抑制し、女性は感染予防に必要な免疫を妊娠前に獲得しておくことが重要です。

 

<麻しん風しん混合ワクチン>

1歳の誕生日を  就学前にも

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: 予防接種, 風疹, 麻疹

沖縄県の麻疹流行

2018年05月01日

恐れていたことが現実に…

沖縄県の麻疹流行

台湾から沖縄に来ていた旅行客から広がった「輸入麻疹」。

報道や感染症週報によれば、今年の3月末から罹患者が出現し、全国に徐々に広がりつつあります。

(沖縄県では4月24日までに70名の患者が確認されています。さらに、沖縄県を旅行していた名古屋市の男性も麻疹を発症しています。)

 

ゴールデンウィークで人の移動が起きた後、どれだけの人が麻疹に罹患するか…今から考えるだけでゾッとします。

今回の沖縄県の麻疹罹患患者の年齢分布を見てみると、30代が1番多く、ついで20代→40代→10代の順となっており、子ども達よりも子育て世代の方の罹患者が多くなっています。

お父さん、お母さん達の中で麻疹ワクチンを1回しか接種していない方は、早急に2回目の麻疹ワクチンを接種して下さい。

また、保育園・幼稚園や学校の先生たちも同様、ワクチンの接種をしていない方は早目の接種を検討して下さい。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 麻疹

5月に発生した麻疹について

2017年08月01日

今年の5月18日、宮崎市で3年ぶりに麻疹患者が発生しました。

関係各位の努力によって、幸運にも2次感染者が発生せず、6月14日の終息宣言が発表されました。

 

 日本国内で麻疹が発生することは稀になってきました。

しかし、麻疹の大規模な2次感染がいつ起きてもおかしくない状況にあることは間違いなく、宮崎で麻疹患者が発生する度に集団感染が起きないかヒヤヒヤしています。

集団感染が起きて真っ先に危険にさらされるのはMRワクチンを接種していない乳児です。

 

 

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という諺がありますように、麻疹の本当の怖さが薄れていっているのを感じます。

いま一度再確認して下さい。

 

麻疹は怖い病気です。ワクチンがなかった時代、麻疹で亡くなる人は大勢いました。

麻疹はワクチンで予防できます。

自分のためにも周りの人のためにも、麻疹ワクチン(MRワクチン)を接種しましょう。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 麻疹