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 さとう院長 の個人ブログページです。

 日頃から感じていることや医療に対する考えなどを、ゆったり綴って参ります。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 さとう小児科 院長  佐藤 潤一郎

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梅雨は食中毒に注意

2017年06月01日

宮崎もそろそろ梅雨入りの季節になりました。  

ジメジメとした日が続くこの季節は、菌の繁殖に適した高温・多湿となり、思わぬところに菌が付着・繁殖 するため食中毒への注意が必要です。  

この時期の食中毒の3大原因は、カンピロバクター、ブドウ球菌、ウェルシュ菌です。

食中毒の予防は、「つけない」「増やさない」「殺菌する」が原則になります。

普段から、食事の前の手洗いは入念に行いましょう。

調理器具は清潔に保ち、冷蔵庫で食品を保存する際は、菌を増殖させないよう適切に保管しましょう。

食品は加熱調理を心掛けて下さい。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 食中毒

かかりつけを探そう

2017年05月01日

【 かかりつけを探そう 】

4月からの転入や引っ越しで移動された方は、知り合いのお母さん達がどこの小児科に行ってるか聞いてみましょう。

評判をうのみにはできませんが、おおよその参考になります。

まず近くの小児科さんを受診してみましょう。

 

◎ 子どもの病気は小児科医に

子どもの病気はおとなの病気とはずいぶん違います。

子どもだけにみられる病気がたくさんあり、治療法もおとなとは違います。

目や耳、皮膚の病気についてもまず小児科医に診せてください。

たいていの問題は解決できます。

もし耳鼻科や皮膚科などで診てもらう必要があれば小児科医から紹介します。

 

 

【 受診してみて・・・ 】

先生は話しやすそうでしたか?

(説明がていねいで質問もしやすいなど)

 受付の人や看護婦さんは?

(対応は親切でしたか?質問にもわかりやすく応えてくれるなど)

 待ち時間はどうでしたか?

(待ち時間を長くしない努力や受付方法の工夫など)

 緊急や時間外の案内や説明がありましたか?

(緊急時の対応、夜間急病センターの案内や在宅当番医の説明など)  

 

 

「かかりつけ医」って何?

かかりつけ医とは子どもの体調が悪くなったときに、いつでも見てもらえる医師のことです。

病気になったときはもちろん、発育・発達や予防接種についてなど、何か困ったことや心配なことがあったときに、相談できる存在としても大切です。

いわば、子どもの成長を家族と一緒に見守り、何かあったときにサポーターとなってくれる小児医療の専門家。

それが「かかりつけ医」です。

できればひとりの先生と長くお付き合いしていけるのが理想です。

子どもの体質や病気歴、発育の様子から、家族構成や生活環境などまで、ひと通りわかってもらえていると安心です。

 

 

なぜ「かかりつけ医」が必要なの?

子どもの病気はいつも突然起こるもの。

病気になってから「さて、どこの病院に行こう?」と迷ったりせずにすむように、いざという時すぐ行ける小児科医を探しておくと安心です。

子どもは病気になったときのほか、健診や予防接種などでも小児科に通うため、そういう機会を通して子どもの成長の様子や健康状態を把握してもらうことができます。

いざというときは、普段から子どもをよく見て、病気歴や体質などもよくわかっているかかりつけ医のほうが、初めて受診する医師より素早く、適切な対応ができるはずです。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 子どもの健康

五月病に注意

今年もいよいよゴールデンウイーク(GW)がやってきます。

5月病はこのGWが終わる頃によく聞かれます。

 

 

「5月病」は正式な病名ではありませんが、5月のGW明け頃から「朝、起きられない」「体がだるい」「疲れがとれない」と言った訴えで病院を受診する子どもが増え、特に小学校高学年以上が多くを占めます。

これは、いろんな原因が考えられますが、GW中に夜更かしをしたり、遅く起きたりと、普段とは違う不規則な生活をした影響が体内時計を完全に狂わせ、このような不定愁訴に繋がっている場合が多いのです。

 

 

GW中もいつもと同じ時間に起き、いつもと同じ時間に寝ましょう。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 五月病

佐藤小児科とえほん

2017年04月01日

当院では絵本を身近に感じてもらうことや、

待ち時間を利用して子ども達と絵本に触れ合ってもらうことを目的に、

現在540冊の絵本をそろえ絵本の貸し出しも行っています。

 

実際、待合室では「ママ(パパ)、これ読んで」と絵本を親に持っていく子どもや、自分で絵本を開いて声を出して読んでいる子ども、手当たりしだい本を出し入れして遊ぶ子どもなど色々なかたちで絵本と楽しむ様子が見られています。

今後さらに、子ども達が絵本と上手に付き合っていける工夫が病院で出来るよう、現在の絵本の貸し出し状況についてまとめてみました。

(H28年9月~H29年2月)

 

 

【 人気ランキング 】

◎1位
ママがおばけになっちゃった
しりとりあそびえほん

◎2位
ピンポンバス
まねっこおやこ
どんぐり村のパンやさん
やさいの学校 トマトちゃんの旅立ち

◎3位
バムとケロのもりのこや
だるまさんシリーズ
しろくまのパンツ
おしくらまんじゅう
いろいろバス

【 年齢別ランキング 】

3歳 43%
2歳 25%
0歳 12%
5歳 11%
7歳  9%

【 月別貸し出し人数 】

9月 12人
10月 20人
11月 18人
12月 15人
1月 12人
2月 22人

 

【 結 果 】
月平均16人が借りていました。多いのは3歳で、最近購入した新しい本が人気です。

その中でも「しりとりあそびえほん」「どんぐりむらのパンやさん」「バムとケロのもりのこや」が昔から長くよまれています。

【 まとめ 】
年々借りられる人数が増えています。

今後も子供や保護者の方に絵本の時間の楽しさを伝えていきたいと思います。

『かばくん通信で毎月2冊おすすめの絵本』を掲載しています。参考にしてみてください。

 

 

 

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: かば先生文庫

日本の少子化を考える

最近、保育園の建設にあたり、地域住民の方が建設反対を訴える報道を見ることが多く、大変残念な気持ちになります。

以前の日本では考えられない光景ではないでしょうか?  

なぜ、このような反対運動が起きるようになったのでしょうか?

それは、社会全体として子どもの人数(割合)が減少してきたことと関係があるのではないかと考えます。

元来、「子ども」は手がかかり煩わしい存在ともいえます。

子どもの数が多かった時代、子どもに対する「社会的な免疫」があり、社会自体が子どもを許容していたのではないでしょうか。

しかし、少子化に伴いその社会的免疫は落ち、子どもを許容できない社会に変わってきているように感じます。  

このまま少子化が進めば更に社会的免疫が低下、今まで以上に子育てがしにくい社会へ変貌していくのではないでしょうか。

早急な少子化対策が日本では必要ではないでしょうか。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 院長の言葉

読み聞かせのススメ

2017年03月01日

◎ 読み聞かせのススメ ◎

絵本は、子どもと一緒になってさまざまな価値観を共有することができるコミュニケーションの道具です。

絵本の読み聞かせで一番の素晴らしいことは、「子どもと同じ世界を共有できる」ことです。

まずは子どもと一緒に絵本の世界を楽しみましょう。

その結果、子どもの世界が広がり成長していきます。

  

【 いつごろから? 】

何歳からでもかまいません。

「小さな赤ちゃんには絵本は早い」と思っている方が多いようですが、赤ちゃんでも読み聞かせの声やリズムを楽しむ事は出来ます。

お子さんが大好きな人から優しい声で語りかけてもらう時間は子どもの心の栄養になります。

  

【 絵本の選び方 】

長年、読み続けられてきた『ロングセラー』

パパやママが『読んでみたいなぁ』と思う絵本。

幼稚園や保育園、図書館、待合室にたくさん絵本が置いてある小児科に『おすすめの絵本』を聞いてみましょう。

 

【 読み聞かせのコツ 】

お子さんのきげんが良い時に行いましょう。

お子さんの表情が見える位置に座りましょう。

上手に読もうと力まないで、まずはお母さんが 楽しむ気持ちで気軽に読みましょう。

スキンシップが大切です。

愛情こめてゆっくり 読んであげましょう。

 

◎ こんな絵本も読んでみませんか?

・食べものの絵本。(例:くだもの・わたしのおべんとう)

・うんちやおしっこを楽しむ絵本。(例:みんなうんち・おなら)

・おやすみなさい、おはようなどのあいさつの絵本。(例:ばいばい・もうねんね)

・子どもの気持ちが分かる絵本。(例:おこだでませんように・たまごにいちゃん・おかあさんだいすきだよ)

・優しい気持ちが育つ絵本。(例:だいすきぎゅっぎゅっ・ちょっといれて)

・行事にちなんだ絵本(例:ねずみくんのクリスマス・おにはうち・えんそくバス)

 

 ◎ 当院でも絵本の貸出をしています

当院の貸出絵本や近くの図書館で、子どもが喜ぶ絵本を探してみましょう!

無料で借りる事が出来るので、ジャンルを気にせず子どもの喜ぶ絵本を自由に試すことができます。

気に入った絵本は、何度も「読んでほしい」と持ってきます。

そうしたら、ぜひ買ってください。

子どもと一緒に素敵な読み聞かせの時間を過ごしてくださいね。

 

 

日本外来小児科学会(絵本だいすき!リーフレット)参照

メルヘンハウス(絵本の読み切させの本当の効果とコツ)参照

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 読み聞かせ