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 さとう院長 の個人ブログページです。

 日頃から感じていることや医療に対する考えなどを、ゆったり綴って参ります。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 さとう小児科 院長  佐藤 潤一郎

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絵本とふれあってみよう

2018年07月01日

当院では絵本を身近に感じてもらうことや、待ち時間を利用して子ども達と絵本に触れ合って もらうことを目的に、現在540冊の絵本をそろえ絵本の貸し出しも行っています。

実際、待合室では「ママ(パパ)、これ読んで」と絵本を親に持っていく子どもや、自分で絵本を 開いて声を出して読んでいる子ども、手当たりしだい本を出し入れして遊ぶ子どもなど色々な形で 絵本と楽しむ様子が見受けられます。

今後さらに、子ども達が絵本と上手に付き合っていける工夫が病院で出来るよう、現在の絵本の 貸し出し状況についてまとめてみました。

(H29年4月~H30年4月)

  

◎ 人気ランキング

【 1位 】おしくらまんじゅう

【 2位 】くれよんのくろくん/さつまのおいも/どんぐりむらのほんやさん

【 2位 】やさいのがっこう

 

 ◎ 年齢別ランキング

【 1歳 】10%

【 2歳 】15%

【 3歳 】12%

【 4歳 】30%

【 5歳 】13%

【 6歳 】13%

【 7歳 】 7%

 

 ◎ その他人気本

・バムとケロシリーズ(もりのこや  おかいもの にちようび そらのたび)

・かえってきたおとうさんはウルトラマン

・うみへいくピンポンバス

・しろくまのぱんつ

・ピヨピヨハッピーバースデー

・えとえとがっせん

・りんごかもしれない

 

 ◎ 月別貸し出し人数

【 4月 】19

【 5月 】22

【 6月 】16

【 7月 】10

【 8月 】22

【 9月 】24

【 10月 】31

【 11月 】31

【 12月 】30

【 1月 】26

【 2月 】21

【 3月 】26

【 4月 】29

 

H29.4月~H30.4月の絵本貸し出し人数の結果は、月平均24人で、4歳の子が多く借りていました。

年々借りられる人数が増えています。

かばくん通信で毎月『おすすめの絵本2冊』を掲載しています。

貸し出しについては、1人2冊まで2週間借りることができます。

当院を受診しているご兄弟さんの分も借りることができますので、ぜひたくさん本を借りて読んでみて下さい。   

 

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 絵本

不活化ポリオワクチン就学前追加接種

ポリオは天然痘の次に撲滅できる疾患と言われていますが、現在でも紛争地域を中心にポリオの発生が報告されています。

1980年を最後に日本では野生株ポリオウイルス感染者の報告はありません。

ポリオ羅患者がいなくなったのはポリオワクチン接種の成果であることはいうまでもありません。

 

日本では、不活化ポリオワクチン(四種混合に含まれる)の4回接種が定期接種として実施されています。

しかし、不活化ポリオワクチンでは時間の経過と共に抗体価が減衰するため、現行のポリオ予防接種プログラムではポリオに対する予防効果が不十分と考えられています。

また近年、日本を訪れる外国人が増加し、輸入ポリオ感染症のリスクが高まっています。

海外では、より確実にポリオを予防するために、5~6回ワクチンを接種している国もあります。

日本でも近日中に、日本小児科学会から年長児でのポリオの追加接種が推奨される予定です。

それに先駆け、青森県藤崎町や千葉県いすみ市では年長児に5回目のポリオワクチン接種の公費助成が始まっています。

 

宮崎市でも公費助成がでるようになる事を願いつつ、当院でも年長児での不活化ポリオワクチン接種を推奨していきたいと思います。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ポリオワクチン

薬剤耐性菌への世界的な対策

2018年06月01日

今回(平成30年4月)の診療報酬改定では、「小児抗菌薬適正使用支援加算」が新設されました。

これは、薬剤耐性菌の脅威に対する世界的な取り組みの一貫として新設された加算になります。

なぜ、薬剤耐性菌への取り組みが必要なのでしょうか?

それは、抗菌薬の不適切な使用のため薬剤耐性菌が世界中で増えているにもかかわらず、新規の抗微生物薬の開発は停滞しているからです。

このまま対策が行わなければどうなるか?

2050年には薬剤耐性菌により死亡する人数は世界中で約1000万人/年に達し、癌で年間に死亡する患者数をはるかに上回るといわれています。

抗菌薬は20世紀最大の発見と言われています。

しかし、21世紀の今、不適正な抗菌薬の使用により世界は脅威に曝されているのです。

当院では、今までも抗菌薬の適正使用に努めて参りましたが、今後も尚一層、抗菌薬の適正使用に努めて参りたいと思います。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 抗菌薬

赤ちゃんのスキンケア

赤ちゃんの皮膚は、大人よりも未熟で次のような特徴があります。

  • ●皮膚の厚さは大人の1/2程度と薄くて、皮脂が少なく保湿成分もたりない。
  • ●汗腺の密度が高く新陳代謝も活発で、汗をかきやすい
  • ●バリア機能が未熟なため、汚れや雑菌のほか、衣類やおむつのこすれる刺激などからもダメージを受けやすい

赤ちゃんの皮膚を守るには、皮膚トラブルの原因を把握し、適切なスキンケアを行うことがポイント

◎ 赤ちゃんの皮膚トラブルの主な原因は・・・・

【 乾燥 】

  • 皮膚が薄くて保湿成分が足りないため、赤ちゃんの皮膚は乾燥しやすく、じつは表面はカサカサ。
  • 皮膚が乾燥してバリア機能が弱くなると、皮膚トラブルを起こしやすくなります。

【 刺激 】

  • おむつの中に溜まったおしっこ、うんちなどの汚れや、汗、ほこり、紫外線などが刺激となって 皮膚にダメージを与えます

 

◎ 皮膚トラブルを防ぐには

(1)洗浄剤は泡立てて

  • ・石けん・ボディシャンプーは低刺激性のものをよく泡立て、ゴシゴシ洗わず優しく洗う。
  • ・泡を体に塗るだけでなく、手のひらと指の腹でもきちんと洗う。

 (2)すすぎは丁寧に

  • ・しわをのばしながらすすぐ。
  • ・洗浄剤や汚れが残ると皮膚を 刺激するため注意する。

 (3)水分をよく拭き取る

  • ・こすらず、押さえる様に水分を拭き取る。
  • ・しわの中の水分もしっかり拭き取る。

 

 【 保湿剤の塗り方 】

  • ・塗りたい場所にクリームを点在させる。
  • ・顔、お腹、背中、手足などの部分ごとに全身に塗っていく。
  • ・手のひらをすべらせるようにして伸ばす。
  • ・首やわき、手首、足首などの括れた部分にも塗り忘れがないように。

  

【 紫外線の防ぎ方 】

  • ※ つばがある帽子をかぶせる
  • ※ 肌の露出が少ない服を着せる
  • ※ 日焼け止めを塗る
  • ※ ベビーカーの幌おろす
  • ※ 遊ばせるときは日陰で

 

 

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: スキンケア

沖縄県の麻疹流行

2018年05月01日

恐れていたことが現実に…

沖縄県の麻疹流行

台湾から沖縄に来ていた旅行客から広がった「輸入麻疹」。

報道や感染症週報によれば、今年の3月末から罹患者が出現し、全国に徐々に広がりつつあります。

(沖縄県では4月24日までに70名の患者が確認されています。さらに、沖縄県を旅行していた名古屋市の男性も麻疹を発症しています。)

 

ゴールデンウィークで人の移動が起きた後、どれだけの人が麻疹に罹患するか…今から考えるだけでゾッとします。

今回の沖縄県の麻疹罹患患者の年齢分布を見てみると、30代が1番多く、ついで20代→40代→10代の順となっており、子ども達よりも子育て世代の方の罹患者が多くなっています。

お父さん、お母さん達の中で麻疹ワクチンを1回しか接種していない方は、早急に2回目の麻疹ワクチンを接種して下さい。

また、保育園・幼稚園や学校の先生たちも同様、ワクチンの接種をしていない方は早目の接種を検討して下さい。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 麻疹

子どもの受動喫煙

タバコの煙が健康に悪い、ということは皆さんご存知だと思います。

佐藤小児科で行なった生後3~4ヶ月・7ヶ月・1歳児健康診査の中で、各家庭の喫煙率は全体の38%を占めていました。

(H29年4月~H30年3月までの調査期間)

子どもは大人に比べ呼吸器や中枢神経の発達が未熟であるため、受動喫煙から受ける健康被害は、大人以上に深刻です。

子どもたちの健康と将来を守るために、タバコの害について考えてみましょう。

 

 

【 受動喫煙とは 】

他人が発生させるタバコの煙、またはタバコを吸っている他人の吐く息に含まれる煙(肉眼で見える煙に限らず、残留するタバコの臭気その他の排出物を含む)にさらされることをいう。

(東京都子どもを受動喫煙から守る条例より一部抜粋)

 

 

タバコはさまざまな病気を引き起こします

 

◎ 赤ちゃん

日常的に受動喫煙にさらされている赤ちゃんは、気道の炎症を生じやすく、肺炎などの呼吸器疾患にかかりやすいだけでなく重症化して入院する率が高くなります。

また受動喫煙は、それまで元気だった赤ちゃんが突然死亡してしまう乳幼児突然死症候群(SⅠDS)と関係があるといわれています。

タバコを誤って食べてしまう事故も起こります。

 

◎ 幼児

幼児も赤ちゃんと同様に、鼻水や咳、たんなどの呼吸器症状や気管支炎・肺炎・気管支喘息などです。

特に気管支喘息はタバコを吸わない家庭と比べて、喫煙者のいる家庭では約3倍に増えます。

また、受動喫煙の影響で耳管が腫れて中耳炎にかかりやすくなることも指摘されています。

 

子どもから離れてタバコを吸っても、完全にタバコの害から守ることはできません!

 

◎ 換気扇の下でも

タバコの煙は、換気扇ですべて排出されることはなく、室内に拡散します。

例えば、台所でカレーを作る時に換気扇を回しても、室内にカレーのにおいが残るように。

 

◎ ベランダで吸うから大丈夫?

窓を閉めて屋外のベランダで吸ったとしても、タバコの煙は窓の隙間をとおって室内に入り込みます。

また、外で吸っても吐く息や洋服に付着した有害成分の影響を受けるので、予防にはなりません。

 

【 三次喫煙(サードハンドスモーク)】

喫煙室に入るとカーテンやソファなどがタバコくさくなっていたり、タバコを吸う人の髪の毛や服がタバコくさいと感じることがあります。

この臭いは、付着したタバコの煙の成分であり、それには有害成分が含まれています。

その有害成分を吸い込んでしまうのが、三次喫煙であり、受動喫煙と同じく周囲の人に悪影響を及ぼします。

 

 

参考文献:チャイルドヘルス・日本外来小児科学会リーフレット

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 子どもの健康