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 さとう院長 の個人ブログページです。

 日頃から感じていることや医療に対する考えなどを、ゆったり綴って参ります。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 さとう小児科 院長  佐藤 潤一郎

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おねしょ(夜尿)のはなし

2017年09月01日

「おねしょ」と「夜尿症」。 

どちらも、寝ている時に無意識におしっこしてしまうということでは同じですが、その違いは年齢にあります。

 

幼児期の夜尿をおねしょといい、5~6歳(小学校入学前後)以後の夜尿を夜尿症といいます。  

夜尿症の羅患率は6歳で約15%、小学校低学年で約8%、小学校高学年で約5%、人種間には差がないと いわれています。  

 

以前、「夜尿症は病気ではないから、放っておいても自然に治る」とよく言われました。確かに、それも一理 あります。

しかし、生活習慣を改善させることにより劇的に夜尿症が治ることもあります。

 

また、生活習慣を改善させてから治なかった場合でも、適切な治療を行えば自然に治るよりも早く治すことができます。

夜尿症でお困りの方は、お気軽に当院スタッフへご相談ください。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 夜尿

5月に発生した麻疹について

2017年08月01日

今年の5月18日、宮崎市で3年ぶりに麻疹患者が発生しました。

関係各位の努力によって、幸運にも2次感染者が発生せず、6月14日の終息宣言が発表されました。

 

 日本国内で麻疹が発生することは稀になってきました。

しかし、麻疹の大規模な2次感染がいつ起きてもおかしくない状況にあることは間違いなく、宮崎で麻疹患者が発生する度に集団感染が起きないかヒヤヒヤしています。

集団感染が起きて真っ先に危険にさらされるのはMRワクチンを接種していない乳児です。

 

 

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という諺がありますように、麻疹の本当の怖さが薄れていっているのを感じます。

いま一度再確認して下さい。

 

麻疹は怖い病気です。ワクチンがなかった時代、麻疹で亡くなる人は大勢いました。

麻疹はワクチンで予防できます。

自分のためにも周りの人のためにも、麻疹ワクチン(MRワクチン)を接種しましょう。

作成者:さとう院長

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タグ: 麻疹

子どもも紫外線対策を

子どもも紫外線対策を

 

紫外線は、水面や地面、アスファルトなどにも反射します。

頭上からだけでなく、下から受ける紫外線も注意が必要です。

首や耳の後ろなど、うっかり日焼けしやすいところもきちんとケアしましょう。

 お母さんと一緒にお出かけをしている子どもたちは大人と同じ量の紫外線を浴びてしまいます。

子どもの肌は発達途中です。

紫外線に対して無防備なままだと肌トラブルが起きやすくなってしまいます。

 大人だけでなく、子どもも紫外線対策をすることがとても重要です。

 

質問 : 日焼け止めは赤ちゃんでも塗ったほうがいいの?

答え : はい

 

紫外線は、大人も子供も赤ちゃんもみんなに降りそそぎます。

でも、赤ちゃんは自分で紫外線対策をする事ができません。

しかも、大人に比べて肌のバリア機能が未発達な状態のため 素肌に紫外線を浴びてしまうと肌を傷つけてしまいます。

守るためには紫外線に直接肌をさらさないことが大事です。

日やけ止めを塗って防ぐのはもちろん、衣類や帽子も上手に 利用して肌を守りましょう。

また、この季節たくさん出ている日やけ止めにはいろいろなタイプが あります。

外で遊ぶときは、赤ちゃんの肌を考えて作られているか、 使いやすいかなどチェックするのも大切です。

 

 紫外線から守る

外からの影響を受けやすい赤ちゃんの肌を紫外線から守ってあげましょう。

 

・日焼けしやすい額・鼻・頬などは特に念入りに。首・耳の後ろ、肩・手足の甲なども忘れずに、2~3時間おきにつけ直すようにしましょう。

・汗をかいたり、タオルで拭いた後はできるだけすみやかにつけ直しましょう。

・落とすときは、石けんをよく泡立てて、強くこすらないように丁寧に洗いましょう。

 

「皮膚トラブルを防ぐ乳幼児スキンケア」参照

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 紫外線対策

食物アレルギーの新しい対応の仕方

2017年07月01日

食物アレルギーは乳児で約10%いますが、従来「常識」と考えられた対策が変わってきています。

最近の食物アレルギーの考え方は、

①離乳食を遅らせない 

②食物除去をしすぎない 

③スキンケアです。

 

「離乳食を遅らせても食物アレルギーの予防にはならない」事が分かっています。

中には「色々な食べ物を早期に食べた方が食物アレルギーを発症しにくい」という報告もあります。

血液検査で食物アレルギーを診断されている場合があります。

 

 

しかし血液検査が陽性であっても必ず症状が出るわけではありません。

また「アトピー性皮膚炎が食物アレルギーの原因となる」と考えられています。

食物成分が皮膚バリアの壊れた“湿疹”のところから侵入し、皮膚に炎症を起こしている免疫細胞が刺激され、アレルギー反応を起こします。

食物成分の皮膚からの侵入を防ぐため、十分なスキンケアが重要になってくるのです。

食物アレルギーが気になる方はいつでもご相談下さい。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: アレルギー

作って遊ぼう(折り紙)

折り紙は、手の発達を促すのにとても効果的です。

手の発達を促すことにより脳に良い刺激を与え、脳の発達にも大きな影響を与えます。

今回はお子さんと簡単に作れる動物の指人形の折り方を紹介します。

ぜひみんなで指人形を作って 遊んでみて下さい。

作って遊ぼう(折り紙)

専用のおりがみだけでなく広告や新聞紙、包装紙でも折る事ができます。

いろんな空き時間をつかい、おりがみを通して親子で楽しみましょう。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 遊び

離乳食の始めどき

2017年06月01日

離乳食をスムーズにすすめるコツは・・・

離乳食は、今まで母乳やミルクだけで栄養を取ってきた赤ちゃん(乳児)が、いよいよ本格的な食への階段を上がるその第一歩です。

しかし、「始めるタイミングは?」「栄養バランスは?」「いつあげればいい?」と分からない事だらけで不安なお母さんも多いと思います。

 

今回は、「離乳食の始めどき」について大切なポイントを分かり易くご紹介します。

 

離乳食の始める時期 ⇒ 生後5ヶ月~6か月くらいが目安

 

【 始め時の見極め方 】

1 支えてあげると座れる

2 唇の横を触ると吸い付く(吸てつ反射)仕草がなくなってきたら

 

 【 スムーズに始めるポイント 】

・普段から家族の食事を見せて、食への興味を持たせましょう!!

・この時期は、たくさんかまって遊んであげることが大切です。

 かまってあげると赤ちゃんのおしゃべりが多くなり、唾液の分泌が増え、口が上手に閉じられるようになります。

 

 (1) 最初は、母乳やミルクをあげるリズムに合わせて1日1回から始めましょう。(10時頃が目安)

  ※ もし食物アレルギー等の症状が出た場合、平日の午前中なら病院が開いている為すぐに受診できます。

 

(2) 最初は、米粒を全部潰したおかゆを1さじから始めましょう。(1週間位)

  〈調理のポイント〉→ おかゆの米粒だけをすり潰し、おかゆの煮汁でのばす

  ※ ある程度まとめて作り、製氷皿で凍らせ1個ずつ使う(1週間以内に使い切る)

 

(3) 2週目から、野菜や白身魚、豆腐などを徐々に増やしていきましょう。(1日1品)

  ・この時期は、甘みとうま味しか感じないので、調味料の味付けは必要ありません。

 

 【 上手に食べさせるポイント 】

  ・下唇がセンサー:スプーンを下唇に乗せると、その刺激で食べ物をとらえようとする

  ・食事時間:5分が目安(これ以上は飽きてしまうので、無理はしない)

  ・この時期は、まだ「お試し期間」なので、赤ちゃんが「食に興味を持つ」ことを優先しましょう。

 

参考資料:NHK「まいにちスクスク」

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 離乳食