じめじめした梅雨が明け、いよいよ 本格的な夏がはじまりましたね。
鮮やかな色合いで、夏の日差しをギラギラ感じる1冊です。
文:塩野米松
絵:村上康成
出版社:ひかりのくに
ポリオは天然痘の次に撲滅できる疾患と言われていますが、現在でも紛争地域を中心にポリオの発生が報告されています。
1980年を最後に日本では野生株ポリオウイルス感染者の報告はありません。
ポリオ羅患者がいなくなったのはポリオワクチン接種の成果であることはいうまでもありません。
日本では、不活化ポリオワクチン(四種混合に含まれる)の4回接種が定期接種として実施されています。
しかし、不活化ポリオワクチンでは時間の経過と共に抗体価が減衰するため、現行のポリオ予防接種プログラムではポリオに対する予防効果が不十分と考えられています。
また近年、日本を訪れる外国人が増加し、輸入ポリオ感染症のリスクが高まっています。
海外では、より確実にポリオを予防するために、5~6回ワクチンを接種している国もあります。
日本でも近日中に、日本小児科学会から年長児でのポリオの追加接種が推奨される予定です。
それに先駆け、青森県藤崎町や千葉県いすみ市では年長児に5回目のポリオワクチン接種の公費助成が始まっています。
宮崎市でも公費助成がでるようになる事を願いつつ、当院でも年長児での不活化ポリオワクチン接種を推奨していきたいと思います。
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2018年06月01日
今回(平成30年4月)の診療報酬改定では、「小児抗菌薬適正使用支援加算」が新設されました。
これは、薬剤耐性菌の脅威に対する世界的な取り組みの一貫として新設された加算になります。
なぜ、薬剤耐性菌への取り組みが必要なのでしょうか?
それは、抗菌薬の不適切な使用のため薬剤耐性菌が世界中で増えているにもかかわらず、新規の抗微生物薬の開発は停滞しているからです。
このまま対策が行わなければどうなるか?
2050年には薬剤耐性菌により死亡する人数は世界中で約1000万人/年に達し、癌で年間に死亡する患者数をはるかに上回るといわれています。
抗菌薬は20世紀最大の発見と言われています。
しかし、21世紀の今、不適正な抗菌薬の使用により世界は脅威に曝されているのです。
当院では、今までも抗菌薬の適正使用に努めて参りましたが、今後も尚一層、抗菌薬の適正使用に努めて参りたいと思います。
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タグ: 抗菌薬