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 さとう院長 の個人ブログページです。

 日頃から感じていることや医療に対する考えなどを、ゆったり綴って参ります。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 さとう小児科 院長  佐藤 潤一郎

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何が好きかな?

2020年04月02日

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外来を受診する患者さんも自粛ムードが高いせいか、非常に寂しいです。

県外で行われる学会や講習会、その他の会議も中止や延期になることが多く、最近の週末はというと、妻と息子と3人で過ごすことが多いです。めったにないことですが、ある意味、とても充実しています。

 

 いつもよりも暇を持て余していますが、こういう時こそ今までできなかったことに挑戦したいと思い、思いついたのが「文章を書く」ことです。

 

 これから「徒然なるままに」書いていきます。

 

 さて、少し近況報告からです。我が家の息子は本日(4月1日)で1歳9ヶ月を迎えました。皆さんに可愛がっていただき、とても愛想のよい男の子に育っています。

 

 我が家の息子ですが、今、「何が好きかな?」というと、「ゾウ」がとても大好きです。 朝、起きたらゾウの本を読み、朝ごはんを食べながらゾウさんの歌を聴き、おばあちゃんの家でゾウの動物ビスケットを食べながら録画したゾウの映像を見て、歩きながらゾウの絵を見つけます。週末は自然動物園のみどり(メスのアジアゾウ)に会えることをとても楽しみにしています。

 

 我が家の息子がどうしてゾウに心惹かれたかはよくわかりませんが、子どもの1歳は色んな事に興味を持ちます。私は、1歳の誕生日の日に「動物」と「乗り物」の小さい図鑑を購入し、大好きな絵本の周りにいつも置いておきました。残念ながら、今でも「乗り物」の図鑑にはあまり興味がない様です。「動物」の図鑑も、最初の頃は興味を示しませんでした。しかし、絵本の中で犬が出てくると、指を犬の絵にさして「わんわん」という様になり、いつからか図鑑に犬が載っていることを覚え、本物の犬を見て大興奮し、犬を見るたびに図鑑を手にとり犬が載っているページをめくり、いつしかゾウに興味を示す様になりました。

 

 動物園に行く時、我が家の息子はその小さい図鑑を片手に持っています。最初の頃は、みどり以外にあまり興味を示しませんでしたが、最近は、みどり以外の動物にも少しづつ興味を持っている様です。目の前の動物が図鑑に載っていると、息子はそのページをめくって指でさし、動物のパフォーマンスをしてくれます。片手に持った小さな図鑑はおそらく息子のガイドブックなのでしょう。

 

 

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 我が家の息子院長の言葉

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改正児童虐待防止法の施行について

2020年04月01日

親の子供への体罰を禁止する「改正児童虐待防止法」が施行されます。

 

2020年4月より保護者による子どもへの体罰が法律で禁止され、日本は世界で59番目の体罰全面禁止国になります。

世界で初めて子どもへの体罰禁止を法制化したスウェーデンでは、法制化前の1960年代、体罰を用いる人が90%以上いましたが、現在は10%以下に減っています。

親の身体的虐待で亡くなった子どもの数も年間15人(1970年)から年間4人(2010年)に減っており、日本も同程度の結果が期待されます。

(参考:日本での子どもの虐待死は年間約50名です。)

 

日本では、子どもへの体罰を「しつけ」の一環として容認する風潮が根強くあります。

しかし、社会が体罰を容認する風潮が「虐待死」「体罰死」に繋がっていると考えたことはないですか?

体罰を冷静に行うことなどできません。

体罰は常に感情的であり時にエスカレートし、死を招くものなのです。大人の感情の捌け口としての体罰は断固として許してはいけません。

「体罰は愛の鞭」こういった詭弁が日本からなくなることを心より願います。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: しつけ体罰

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年長さんの保護者の方へ

入学前のワクチン接種は大切なお子様のため!みんなのため!

 

対象年齢は

平成26年4月2日~平成27年4月1日生まれ

(小学校就学前の1年間 令和3年3月31日まで)

 

予防接種ワクチン

接種金額

備考

MR(麻疹・風疹)

定期接種のため 無料

年長児以外は自費

おたふくかぜ

宮崎市郡から 一部助成あり

年長児以外は全額自費

三種混合(百日咳・破傷風・ジフテリア)

宮崎市郡から 一部助成あり

年長児以外は全額自費

不活化ポリオ

助成なし

 

※金額はお問い合わせください

 

◎ 麻疹

感染力が強く肺炎・中耳炎の合併、脳炎の発症リスクが高く非常に怖い病気。

 

◎ 風疹

妊娠初期の妊婦が感染すると出生児に心疾患・難聴・白内障・運動精神発達遅滞などが発症する可能性があるので、流行させないことが大切。

↓↓↓

MR(麻疹風疹混合)ワクチン

1期(1歳時の接種)でついた免疫力が低下してしまう就学前のこの時期に、 2回目の接種が必要!

 

◎  おたふくかぜ

発熱とともに耳の下からあごにかけて腫れる病気。

髄膜炎や治療法のない難聴を合併することもある。

集団生活で感染する機会が増えてくる5~6歳に2回目の接種を行うことが大切!

 

◎ 百日咳

連続した咳が長く続き、呼吸困難やけいれん等が起こる病気。

肺炎・脳症を併発することもある。

宮崎県は全国でも百日咳罹患患者数が多い県。

4種混合4回接種終了(1歳半頃)後、百日咳の免疫力は徐々に低下し、5~6歳では30%以下になってしまうためこの時期の接種が大切!

 

◎  急性灰白髄炎(ポリオ)

手足のまひ等を引き起こす重篤な病気。

治療法がなくワクチン接種が唯一の予防法。

海外からのウイルス流入の可能性が高くなる近年、免疫力が下がる就学前に予防接種をもう1回行うことが、 大切!

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ワクチン予防接種

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新型コロナウイルスについて

2020年03月01日

今年に入り、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が世界規模での問題になっています。

3/1現在、感染者がいない宮崎においても政府の要請により3月2日から小中高生の臨時休校がはじまりました。

 

政府の対応に賛否両論あります。

しかし、現段階でCOVID-19の全体像は明らかではないのです。

不安を煽るような情報の錯綜も見受けられます。

どうか皆さんには冷静な対応をお願いしたいと思います。

 

このような時期だからこそ大切なことは感染防御の基本です。

手洗い・うがい・マスクの着用.咳エチケット・適度な湿度・外出を控える・・・。

普段行っている感染防御の徹底が重要ではないでしょうか。

 

前日の夜、高熱が出ていたにもかかわらず、翌日の朝、熱が下がってすぐに保育園・幼稚園に登園させる方を見かけますが、集団生活のマナーとしてせめて解熱後24時間経ってから登園させて欲しいと思います。

また、臨時休校になった小中高生はとても大変だと思いますが、臨時休校になった意味を十分に理解し、必要時以外の外出はできるだけ控えて欲しいと思います。

作成者:さとう院長

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タグ: 子どもの健康感染症

人間も“生きもの”である

2020年02月01日

先日、東京で開催された「第10回こどもとメディア全国フォーラム」に参加しました。

その中で、御高名な生命科学者の中村桂子先生のお話を拝聴させていただき、感銘を受けました。

 

中村先生のお話の中で、

「人間は生きもの。

 生きものは、生まれてくるものであり(機械の様に)つくるものではない。

 そして、生きものは、早くできない・手が抜けない・思い通りにならない。」

 

もう1つ。

「人間にしかない特性は想像力。

 “想像力”は“創造力”につながります。

 見えないものを見ようとし、考え、特に未来を想像することができる。」

 

当たり前のお話ですが、ふと、忘れていたことを思い出させてくれる話でしたし、この中に、子育てのヒント、教育のヒントがかくれていると考えさせられました。

 

「人間は生きものであり、自然の一部である」

皆さんも、今一度考えてみて下さい。

作成者:さとう院長

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タグ: 院長の言葉

あけましておめでとうございます

2020年01月01日

いよいよ2020年の幕開けです。

今年は、東京オリンピックが開催され、どのようなドラマが生まれるか、今から大変楽しみです。

一方で懸念事項もいくつかあります。

 

ここ数年、日本を訪れる外国人の方は右肩上がりに増えており、 2018年の年間訪日外国人数は3000万人を越えており、オリンピックが行われる今年は今まで以上の訪日外国人数になると予想されます。

勿論、日本のことに興味を持って来日してもらうことは喜ばしいことですが、訪日外国人が増えることによる備えも必要です。

特に、輸入感染症への対策は重要事項と考えます。

思いがけない感染症が今年、流行するかもしれません。

大事なことは、予防できる感染症をきちんと予防することです。  

 

年始にあたり、お子さんのワクチンの接種漏れがないか今一度御確認をお願いします。

作成者:さとう院長

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タグ: 予防接種感染症