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インフルエンザ予防接種の開始について

2013年10月28日

10月1日(木)からインフルエンザの予防接種がはじまります。
ご希望の方は早めに接種をお勧めします。 母子手帳を必ずご持参ください。

予防接種について

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: インフルエンザ予防接種

インフルエンザ予防接種についてのお願い

2013年09月13日

 今年も10月1日からインフルエンザの予防接種を開始します。

 

 当院では、かかりつけのお子さんだけではなく、その御家族の方(お父さんやお母さん)の接種も、希望される方はできるだけ受付けたいと考えております。

 しかし、例年予防接種の時期は午後の診療時間帯が大変混雑致します。

その中で、御家族の方の予防接種まで受付けますと、他のお子さんが接種できない・・・という事態になる恐れがあります。

 

 そのため、今回 御家族の方の予防接種受付けは、以下の通りにさせていただきます。

 ※ 原則 午前中の診療予約の空いている時間のみ受付けます。

 ※ 1歳未満のお子さんのお母さんのみ、健診及び予防接種(13:30〜15:00)で来院された際に接種できるように考慮致します。

 

 

 どうか御理解のうえ、御協力宜しくお願い致します。

作成者:さとう院長

カテゴリー: お知らせ

タグ: 予防接種

知っていますか?B型肝炎

2013年08月10日

 B型肝炎とは  

 B型肝炎ウイルスによる感染症です。

 このウイルスは体に入ると肝炎を起こし、長く肝臓にすみついて慢性化・キャリア化することがあります。
(3歳未満の乳幼児はキャリア化する可能性が高いといわれています)

 ただし、子どもの場合は症状が軽く検査しなければ分からない事もあります。また、症状がほとんどないまま、ウイルスが体内から消失する場合もあります。

 最近、欧米で流行している遺伝子の異なるタイプのウイルスが日本でも流行してきており、慢性化しやすいと言われています。

 B型肝炎は、予防接種で予防できる病気です。

 予防接種のススメ

 感染経路について

B型肝炎ウイルスは主に血液からうつります。

 【水平感染】

小さいお子さんは家族や同居人との濃厚な接触の機会が多いため、B型肝炎に感染している家族やお友だちからうつる事があります。この場合の感染は、ワクチンによって90%以上予防できます。
*このほかに性行為での感染もありますが、原因不明の事も多いです。また、入れ墨・ピアス・唾液・涙などからの感染例もあります。

 【母子感染】(垂直感染)

B型肝炎を持ったお母さんから、分娩の時に産道を介して子どもにうつる事があります。この場合の感染は、ワクチンによって95%くらい予防できます。

 

 予防接種の受け方(任意接種)

生後2ヶ月から受けられます。(合計3回接種)

 チャート

 予接種料金

 ・宮崎市・国富町・綾町に住民票がある1歳未満のお子さんは、助成にて1回3,500円で接種できます。 (生後2ヶ月~1歳前日まで)

・上記以外の方は、1回5,500円です。

 

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: ワクチン予防接種

タイプ: B型肝炎

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予防接種の現状と課題について

2013年07月17日

先日(6月27日)、久留米大学小児科の津村直幹先生をお招きして、
第200回宮崎市郡小児科医会学術講演会「最近の予防接種の現状と課題」が行われました。

とても有意義な内容で、大変勉強になりました。
以下に簡単なまとめを記しておきますので、御参照下さい。

 

【世界のがんの原因について】

・がんの原因の18%が慢性感染症 ← ワクチンで防げる!

 

【がん予防ワクチンには】

B型肝炎ワクチン、子宮頸がんワクチンがある

 

【小児B型肝炎ウイルス感染症の現状】

・ウィルスがキャリア化している
・母子感染65%、父子感染 24.5%、兄弟間 3.5%、その他 7%

※水平感染した小児のHBVワクチン歴なし

 

【B型肝炎の疫学(世界)】

・ 全世界で3.5億人のB型肝炎ウイルスキャリア。(2億人以上がアジア在住)
・ HBV関連疾患による死者は、全世界で年間100万人以上。(死亡順位の10番目。アジアとアフリカに多い)

 

【子宮頸がんワクチン】

<子宮頸がんの原因ウイルス>

・HPV16型:50%、HPV18型:20%

<子宮頸がんワクチンによる副反応報告>

・サーバリックス:91件/695万7386接種機会(0.0013%)
・ガーダシル:15件/168万8761接種機会(0.0009%)
・上記副反応で、複合成局所疼痛症候群(CRPS)は3例報告。
・CRPSは神経因性疼痛の代表疾患。外傷、採血、注射などがきっかけ。

 

【肺炎球菌ワクチン】

 現在、我が国の疾患別死亡原因の第3位は肺炎であり、肺炎の原因の約25〜30%は肺炎球菌といわれている。

 新しく定期接種へ。その究極の目的は細菌性髄膜炎を中心とした小児浸襲性感染症の予防。

<疾患別の年齢分布>

・ 3ヵ月未満で肺炎球菌髄膜炎あり。←生後2ヵ月からワクチンデビューが重要。
・ 生後6ヵ月から急激に肺炎球菌非髄膜炎の発症数が増加。←母親由来の移行抗体が減少する影響。

 

【BCG】

<BCGによる骨炎・骨膜炎>

・2001〜2004年度(対象が4歳未満):計4例(年平均1例)

・2005〜2010年度(生後6ヵ月未満):計18例(年平均3例))

→今年4月から、1歳に至るまで。(標準:生後5〜8月未満に変更)

 

【ロタウイルスワクチン:感染の特徴】

<ロタウイルスの感染経路として、糞口感染が主である>

・ 1gの糞便中に1000億個のウイルスが存在。

・ 接触・飛沫感染の可能性も考えられる。

<感染力が強い>

・ 1〜10個のウイルスが口に入るだけで感染が成立すると言われている。

<安定したウイルス>

・ 器物やテーブル上でも最低数時間は感染力を保持でき、おもちゃからの検出例もある。

・ 石鹸や一般的に用いられている除菌剤に対して比較的耐性がある。

<ロタワクチン接種時期>

・WHOはどちらのワクチン(ロタリックス、ロタテック)も14週6日までに初回接種を終えるよう勧奨。

 

【MRワクチン】

<妊婦の風疹罹患時期と先天性風疹症候群>

妊娠初期になりやすい。(2週:60% 4週:40% 10週:20% 16週以降は低いが0%ではない)

<MRワクチンの接種時期>

 2013年度から2期までの接種。→95%以上の接種率を!

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: 予防接種

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MRワクチン予防接種について

2013年03月09日

就学前、中学1年、高校3年のMR(麻しん・風しん混合)ワクチン予防接種は、
3月30日までとなっています。

対象者で未接種の方は、
4月以降の公費補助はありませんので、お急ぎ下さい。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: お知らせ

タグ: ワクチン予防接種

予防接種の同時接種

2013年03月01日

先月は、VPDのお話でしたが、今回は予防接種の同時接種についてのお話です。

日本の赤ちゃんが1歳前に接種する主なワクチンは6~7種類です。
複数回接種するワクチンもありますので、接種回数は15回以上にもなります。
しかも生ワクチン接種後は、4週間あけなければ次のワクチンが接種できません。

そこで有効なのが同時接種なのです。

今でも、お母さん・お父さんから「予防接種の同時接種って大丈夫なのですか?」といった質問を受けます。
確かに、従来の予防接種は1回に1つの予防接種でした。

それに慣れていた方からすると、いきなり「今日は、3本の注射をします。」と言われるとびっくりするかもしれません。

しかし、世界中で同時接種はごく標準的な医療行為で、世界中のあらゆる人種や民族の子ども達に対して、10年以上前から行われていますが、何も問題は起こっていません。
単独接種であっても受ける注射の回数は結局同じです。
接種部位が腫れたり赤くなったりするなどの局所反応や発熱などが増えるのではと心配されることもありますが、トータルでは1 種類ずつ接種するのと同じです。
そのために、自分の子どもに同時接種を受けさせたことのあるほとんどの保護者の方は次回に同時接種を希望されます。

「予防接種の同時接種って大丈夫?」、答えは「Yes!」です。

小さいお子さんを病気から、VPDから守るため、生後2ヵ月から積極的に予防接種を受けましょう。

作成者:さとう院長

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: PVD, ワクチン, 予防接種

タイプ: ワクチン