「熱中症について」「健康保険を使って医療機関を受診される時は」ほか
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はじめての離乳食
2016年03月01日
【 はじめての離乳食 】
産まれてから母乳やミルクですくすく育っている乳児ですが、体が成長するに伴い、それだけでは栄養が不足してきます。
特に動きが活発になる生後5ヶ月から6ヶ月になるとビタミン・カルシウム・鉄などの栄養が不足し、そのために母乳やミルク以外の栄養が必要になります。
また、離乳期は食べ物を噛みつぶして飲み込むこと、母乳やミルク以外の色々な食べ物の味や食感を知り、ひとりで食べることを身につけていく大切な時期です。
これは生後5ヶ月くらいから1才3ヶ月くらいまでの約1年間の時期に相当します。
離乳食を始めるタイミングは?
・ 生後5~6ヶ月頃で体重が7㎏位
・ 首のすわりがしっかりしている
・ 体を支えると座れる
・ 食べ物をみせると口をあけるようなそぶりをする
・ 体調が良い時 など
離乳食をはじめましょう
・ 初めてあげる食品は1日1品1さじから午前中にあげましょう。
・ 離乳開始後は1日1回食、開始から1ヶ月過ぎた頃から2回食へ移行しましょう。
・ 食事前の授乳は避けましょう。
・ 「食事」は親子のふれあいの時間です。食事中のテレビの視聴はやめましょう。
注意した方がよい食品
・ はちみつ、黒砂糖(乳児ボツリヌス症予防のため1才過ぎてから)
・ 牛乳(鉄欠乏性貧血を起こすことがあるため1才過ぎてから)
・ ごぼう、れんこん、たけのこなど(繊維が多く胃腸に負担をかけるため)
・ ゼラチン(動物性コラーゲンであり下痢やアレルギーを起こすことがあるため1才過ぎてから)
・ さんま、さばなどの青魚(初期に白身から始め中期に赤魚、後期に青魚が無難です)
離乳食の進め方の目安
アレルギーの心配がある場合は主治医と相談しながら進めましょう。
卵の取扱いについて
生卵の白身でアレルギーを起こすことがあるので、卵は黄身(固ゆで)から 食べさせ始め、様子を見て問題がなければ、白身(固ゆで)をあげてみましょう。
ゆっくり様子をみながら、全卵へと進めていきましょう。
また固ゆでした卵は、時間が経つと白身成分が黄身へと移行します。
卵を茹でたら、早目に白身と黄身を分けましょう。
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タグ: 離乳食
子どもの発熱
2016年02月01日
【 発熱とは 】
ウイルス感染などのいろいろな原因に基づき、脳の中にある体温調節中枢が異常をきたし、体温が37.5℃以上に上昇した状態です。
発熱は、子どもにとって最もありふれた症状です。
【 発熱のメカニズム 】
感染が起こると、白血球などのウイルスを食べてやっつける免疫細胞の働きが活発になります。
この免疫細胞は、脳に「敵襲!感染が起きたぞ!発熱を起こして敵を撃退せよ!」という情報を伝えます。
そして、脳は体の各器官に熱を上げる様指令を出します。
なぜ感染すると発熱するのか。
その理由として、体温が高いほど病原菌の活動が弱まり、白血球の活動が促進されるためと言われています。
【 ホームケア 】
● 保温と冷却
悪寒は体温が上がり始める時に起こります。
掛物をするなどして保温をして下さい。
熱が上がり暑がる時は、本人が嫌がらない程度におでこや脇の下、足の付け根を冷やしてあげましょう。
● 高い熱が出ると脳がやられる?
高熱だけでは脳に障害は起こりません。
稀に高熱を出した子どもの中に脳炎や脳症、髄膜炎といった脳に直接影響のある病気を起こす事があります。
それは髄膜炎や脳炎のために脳が傷つくからで、高熱により起こるものではありません。
熱の高さよりも、高熱が何日続くかが最も重要となります。
● 部屋の温度
室温は夏なら28℃前後、冬は22℃前後に調整し、冷房は風が直接当たらない様にします。
また、冬場は空気が乾燥しがちなので加湿するとよいでしょう。
● 解熱剤
機嫌が良く、水分・睡眠が十分に取れている場合は使う必要はありません。
解熱剤の使用目的は、熱に伴う症状の緩和です。
他の症状が和らげば、平熱まで下がらなくても心配はありません。
症状が和らいだ時に十分に水分を与え脱水を予防しましょう。
● お風呂
熱が低めで機嫌の良い時に疲れない様に汗をさっと流して、清潔にしましょう。
高熱時は、湯船に浸かるのを止めてシャワーやタオルで拭く程度にしましょう。
● 食事と水分
吐いたり下痢したりしていなければ好きなものでもかまいません。
消化のよいでんぷん質のもの(おかゆ、うどんなど)が良いでしょう。
食べられなくても水分はとるようにして、脱水を予防することが重要です。
【 受診の目安は… 】
□ 3カ月未満の乳児
□ 3日以上高熱が続いている
□ 不機嫌でぐったりしていたり、目の焦点が合わない
□ 水分が摂れず、尿が半日以上でていない
□ けいれんを起こしている、起こした
□ 何回も嘔吐を繰り返している
どれか1つでもあてはまる場合は、
早目に掛かりつけ医や、医療機関を受診しましょう!
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タグ: 発熱