「3歳までに乳歯が抜けた/低ホスファターゼ症」「子どもの生活リズム」ほか
さとう小児科の院内報として作成している「かばくん通信」から、流行している感染症の詳しい情報や、
知っておきたい「こどもの医療」に係わる情報をご案内しています。

【 かばくん通信について 】
さとう小児科の院内報として作成している「かばくん通信」。
平成18年5月に第一号を作成して以来、ご来院いただいた皆様に支えながら、毎月一回の発行を続けております。
当院からのお知らせや感染症情報、気なる病気の詳しい情報や「こども医療」に係わる注目情報を、サクッと取りまとめてご案内しています。
当院の受付にて配布(無料)していますので、ご来院の際はどうぞお手にとってごらん下さい。
院内報「かばくん通信」および当ホームページのコンテンツは、さとう院長を編集長として、さとう小児科スタッフの全員で記事を作成してます。
子どもたちの健やかな成長には、「早寝早起き朝ごはん」をはじめとした規則正しい生活習慣が大切です。
近年、子どもたちの生活習慣の乱れが学習意欲・体力・気力の低下の要因の1つとして指摘されています。
周囲の大人が子どもの生活習慣や睡眠の重要性を理解し、子どもの生活リズムを見直してみましょう。
睡眠習慣の確立と改善の為に早起きから始めてみましょう
生体時計は1日25時間のため、生活リズムは次第に後ろにずれるようになっています。
このため昨夜まで23時に寝ていた子どもを、いきなり21時に寝かすのは至難の業です。
生活リズムの改善は早起きから始めましょう。
(1)
1日の始まりにしっかりと朝日を浴びると、体内時計を24時間のリズムにリセットできます。
朝、カーテンを開けて光や風を入れましょう。
(2)
朝ごはんは、1日の元気の素です。
午前中の脳や体の大事なエネルギー補給です。
しっかり噛んで食べる事で、脳から気持ちを安定させる物質が分泌され、心が落ち着きます。
(3)
太陽の光を浴びて、しっかり運動をすると体温も上がり、代謝も分泌されます。
適度に疲れる事で、夜に寝つきやすくなります。
(4)
明るく騒がしい寝室では、浅い睡眠になってしまいます。
テレビの音量を小さくし、照明を暗くすると深い睡眠を促します。
夜に明るい光を浴びると、体が朝と勘違いして寝つきにくくなることがあります。
夜中に明るい光を浴び続けると、体内時計のリセットが上手くいかず、リズムが乱れて、昼夜逆転するようになります。
睡眠 ・ 覚醒リズムは、朝の自然光により前進し、夜の人口光により後退しますが、効果が出るまでにはある程度の時間を要します。
まずは1か月間、朝しっかり太陽の光を浴びましょう。
夜はテレビ、DVDなどを視聴しないといった光環境の調整を試みてはいかがでしょうか?
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◎ インフルエンザの季節が近づいてきました!
インフルエンザは、主に冬に流行するウイルス性の病気でA型・B型などがあります。
その感染力は強く、家庭や学校、保育施設、幼稚園、職場などで集団発生することもあります。
【 主な症状と経過 】
(1) 寒気や悪寒を伴って、急に39度以上の高熱が出ます。
(2) 熱が上がるにつれて、嘔吐、下痢、頭痛、関節痛などの症状が出ます。
(3) 肺炎・中耳炎・脳症などを合併したり、まれに重症化する場合があります。
(4) 発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまでは登校・登園出来ません。
【 ワクチン接種で予防を!】
インフルエンザワクチン接種で、発症そのものを完全に防ぐことはできませんが、かかっても症状の 重症化や死亡リスクがおさえられます。
基礎疾患(心疾患・喘息など)がある方は重症化しやすいので、ワクチン接種をおすすめします。
【 症状が出たら?】
・熱が高くても機嫌がよく、遊ぶ元気があり、水分も摂れるといった場合にはゆっくり休ませて様子をみましょう。
・発熱後、すぐにインフルエンザの検査を行うと、陽性であっても結果が陰性の判定となる ことがあります。
抗インフルエンザ薬は、発症後48時間以内に使い始めれば効果があるので慌てず受診して下さい。
★ 生まれて間もない赤ちゃんや痙攣をおこしたり、吐き続けたり、呼吸状態がおかしい場合 は早めの受診が必要です。
◎ 予防接種をしたらインフルエンザにかからないと言う訳ではありません!
しかし発病してもある程度症状を軽くする事が知られていますので、是非接種する事をお勧めします。
接種の際には、事故防止の為、母子手帳がない方は接種が出来ませんので必ず忘れずにお持ち下さい。
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少し早い話ですが、今シーズン、インフルエンザにかかった患者さんには、今年の3月に塩野義製薬から発売されたゾフルーザというお薬を使用しようと思います。
ゾフルーザの特徴は、mRNA合成開始に関わるエンドヌクレアーゼを阻害することでウイルスの増殖を抑制します。
既存のインフルエンザのお薬と比べウイルスの減少が有意に早いということも特徴で、インフルエンザに罹患した方のウイルス排出停止までの時間が短いことから、家族間での感染の抑制が期待されています。
もちろん、1回投与というのも魅力です。
もちろん、インフルエンザの予防も大切です。
予防接種や手洗いといった予防もしっかり行って頂きたいと思います。
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タグ: インフルエンザ