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かばくん通信(院内報)

【 かばくん通信について 】

 さとう小児科の院内報として作成している「かばくん通信」。
 平成18年5月に第一号を作成して以来、ご来院いただいた皆様に支えながら、毎月一回の発行を続けております。
 当院からのお知らせや感染症情報、気なる病気の詳しい情報や「こども医療」に係わる注目情報を、サクッと取りまとめてご案内しています。
 当院の受付にて配布(無料)していますので、ご来院の際はどうぞお手にとってごらん下さい。

 院内報「かばくん通信」および当ホームページのコンテンツは、さとう院長を編集長として、さとう小児科スタッフの全員で記事を作成してます。

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離乳食をはじめよう

2013年02月01日

 離乳食はなぜ必要?

生まれてから母乳やミルクですくすく育っている乳児ですが、体が成長するに伴いそれだけでは栄養が不足してきます。
特に生後5ヶ月から6ヶ月になるとビタミン・カルシウム・鉄などの栄養素が不足します。

そのため母乳やミルク以外の食物を摂取して、消化吸収機能を発達させたり、食べ物に応じた口のなかでの処理の仕方を覚えることが必要となります。

そして、ほぼ成人と同じ食べ物を摂取できるようになるために時間をかけて学習・獲得・発達させる大切な過程であり、これは生後5ヶ月くらいから1才3ヶ月くらいまでの約1年間の時期に相当します。

 

離乳食の進め方の目安

区 分 離乳初期 離乳中期 離乳後期 離乳完了期
月齢(ヶ月)  5~6  7~8  9~11  12~15
離乳食回数  1→2  2
母乳・育児用
ミルク回数
4→3 牛乳やミルクを
300~400ml/日
調理形態 ドロドロ状 舌でつぶせる硬さ 歯ぐきでつぶせる硬さ 歯ぐきでかめる硬さ

 

離乳食のポイント(初期)

離乳の時期って?

離乳の目安は「生後5ヶ月頃で体重が 7 ㎏ぐらい、授乳が 1 日 5 回くらいで時間の間隔が規則正しくなった頃」と一般的にいわれています。

離乳食の時期が早く月齢が小さいと、腸の粘膜がまだ未発達で食品中のたんぱく質を完全に消化できず、アレルギーを起こすことがあります。

どういう食べ物に注意したらいいの?

・ごぼう・れんこん・たけのこなど(繊維が多く胃腸に負担をかけるため)
・ゼラチン(動物性コラーゲンであり下痢やアレルギーを起こすことがあるため1才を過ぎてから与える)
・さんま・さばなど(初期に白身から始め中期に赤身、後期に青魚が無難です)
・牛乳(鉄欠乏性貧血を起こすことがあるため1才を過ぎてから)
・はちみつ(乳児ボツリヌス症予防のため1才を過ぎてから)

食べるだけ与えていいの?

最初の1 週間は1 日1 品小さじ1(5cc)から始めます。
2~3 日続けて慣れたら2 さじに増やし、3 さじ目を食べたら次の新しい食品を始めてみるとよいでしょう。
その後は食欲に応じて与えてもかまいません。食べる量が増えれば、次第に母乳やミルクを飲む量が減ってくるでしょう。
食べる量が少ないからといって母乳やミルクばかり与えると、いつまでも食べる量が増えません。空腹を感じた状態で離乳食を食べる癖をつけておけば、離乳食が順調に進みます。

離乳食後のミルクの分量は?

離乳の開始後ほぼ 1 ヶ月間は離乳食は1 日1 回です。
赤ちゃんの離乳食の食 べ方を見ながら、ミルクや母乳はその子に応じた量を与えます。
離乳食後の母乳やミルクは基本的に欲しがるだけあげてOKです。
1 ヶ月を過ぎた頃から2回食へ移行しましょう。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: 離乳離乳食

子どもの眠り

2013年01月01日

子どもの眠り

子育てに「必ず大人がしてあげなくてはならない」ということがあるのならば寝かしつけだと思います。 
子どもは眠くなったら、ひとりで勝手に眠るものではありません。
生活の中でON・OFFのスイッチを切り替えて眠れる環境を作ってあげましょう。

眠りの基本を理解しよう

生体時計の1日は約25時間なので放っておけば毎日生活のリズムは遅くなり、夜更かし朝寝坊になります。

生活のリズムを整えるのに大切なのは朝の光です。 
まずは、早寝ではなく早起きから始めましょう。 
そして、朝ごはんで燃料補給し、昼間は元気に活動させましょう。

疲れれば早寝になります。早寝で早起きな子どもほどきちんと朝食を摂ります。 

子どもの生活習慣の基本は『早起き・早寝・朝ごはん』です。

 

寝かしつけのポイント

  1. 寝る環境を整える
    カーテンを閉めて部屋を暗くしたり、静かにして昼寝の環境を作ります。
    2歳になったら、パジャマに着替えさせるのも いいでしょう。
  2. 子供を安心させる
    足をさすったり、おしりをトントンするなど子どもが安心する方法で寝かしつけましょう。
    歌を歌うときは、子守 歌 にこだわらなくても OK 。
  3. 寝る前に刺激を与えない
    布団に入る前に、テレビやビデオを見せ るのは×。
    絵本もワクワクしたりドキドキしたりするストーリーは避けましょう。
  4. 叱ったり脅したりしない
    なかなか寝ないからといって叱ったり、 「 寝ないと鬼 が来るよ」 などとおどすのは無意味です。

子どもは寝て食べ て、初めて活動(遊びや勉強)でき ま す。
眠りというとついつい 眠ら せる 事ばかりに頭がいきますが、十分な活動が眠りや食欲を呼び、規則的で楽しい食事 が 活動と眠りの 源 です。
眠りに悩んだら食事や遊びについても見直してみましょう。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: しつけ, 寝かしつけ, 生活習慣