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 さとう院長 の個人ブログページです。

 日頃から感じていることや医療に対する考えなどを、ゆったり綴って参ります。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 さとう小児科 院長  佐藤 潤一郎

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メディアから子ども守るために

2020年12月01日

コロナ休校中、約9割の子どもたちがゲーム・動画視聴・SNSといったスクリーンタイムが増えたと報告されています。

一方、最近、肥満や体調の不良を訴える子供たちの受診が増えている印象がありましたが、急速な視力低下や体重の異常な増加、心の変調など子供たちの異変が各地の学校から報告され始めています。

 

長年、私達小児科医は「過度なメディア接触による子どもの育ちの歪み」を訴えてきましたが、新型コロナ感染の影響で「子どもの育ちの歪み」は次のステージに進んでしまった印象を拭えません。

 

今、子どもたちには、「メディアから自分を守る術」を教えなくてはいけないと強く思います。

メディアから得られる情報を鵜呑みにするのではなく、その情報がどんな意図で作られ発信されているか自ら判断し正しく利用することや、メディア機器の長時間利用による健康被害を知ること、それらを周りの大人たちが伝えることが必要ではないでしょうか。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 子どもとメディア

当院におけるコロナ感染対策

当院では、来院される方が安心して受診できるために、以下のことに配慮して対応しております。

 

1.コロナ濃厚接触者との接触、家族(本人を含める)の県外移動や県外者との接触の有無を事前把握

(1)当院受診の予約は、ネット予約システムをご利用ください。

(2)予約時に、

(ⅰ)コロナに罹患した方と接触はないか

(ⅱ)2週間以内の県外移動はないか

(ⅲ)2週間以内に県外の方との接触はないか

の項目に必ずチェックをお願いします。

(3)コロナに罹患した方と接触があった場合は、一度保健所に問い合わせ下さい。

(4)2週間以内に県外移動や県外の方との接触があった場合は、受付②からお入り下さい。

 

2.病院での滞在時間を短縮

(1)予約時にしっかりとした問診の入力をお願いします。

入力がない場合は、当院から連絡をさせていただきます。

来院時に問診への記載がない場合は、いったん院外に出ていただき、車内で問診を入力していただく場合もございますので予め御了承下さい。

 

3.待合室での密を避ける

(1)診察に来られる場合は、予約時間の5分前に来院・受付をお願いします。

(2)待合室では、他の御家族と距離を保ってお座り下さい。

(3)会計終了後は、速やかに退出されることをお願い致します。

 

4.受診時の付き添いの制限

(1)来院される際は、受診されるお子さんと保護者1人での来院を極力お願いします。

 

 

・ 来院された方の手指のアルコール消毒のお願い

・ 2歳以上の方のマスク着用のお願い

・ 待合室の換気と施設内の消毒の徹底

・ 隔離部屋使用後の消毒の徹底

 

ご協力お願いします。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: お知らせさとう院長ブログ

タグ: 感染対策新型コロナウイルス

新型コロナ感染拡大の中の子どもの「こころ」と「からだ」のケア

2020年11月01日

今年も残すところ2か月となりました。

今年は、何と言っても新型コロナウイルス感染症の世界的流行です。

その多大なる影響は、後世まで語り継がれることになるでしょう。

「3蜜」「ソーシャルディスタンス」「新しい生活様式」・・・いづれも今年の流行語大賞に選ばれてもおかしくない言葉ですが、感染のリスクを減らしまた感染させないような対応が今まで以上に強いられており、子どものたちにも可能な限り同様の対応が求められています。

欧米に比べ、日本で感染者・死亡者が少ないのは、上記のような徹底した感染対策が一因であることは間違いないのですが、最近、ストレスや不安により「こころ」や「からだ」の不調を訴える子どもが増えていると全国の小児科医は感じています。

 

勿論、ストレスや不安がなくなれば不調を訴えることもなくなっていくのでしょうが、残念ながら新型コロナウイルス感染の収束はまだまだ先です。新型コロナウイルス感染が遷延すれば「こころ」や「からだ」の不調を訴える子どもは更に増えてくると考えられています。

 

子どもの変調に気づいたら、お子さんの「こころ」と「からだ」のケアをお願いします。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ロタウイルス院長の言葉

育児相談・健康相談を行なっています

2020年10月01日

 今年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、悶々とした日が続いています。

1日も早く収束することを心より祈っております。

 

 この状況下で出産・子育てを行うお母さん・お父さんは、不安の中で育児を行うのはとても大変ですよね。

特に、初めてのお子さんであれば尚更です。子どもたちも生活様式の変化に伴い、今までにない健康や心の問題を抱えています。

困ったことがあれば、抱え込まず誰かに相談してください。

また、お子さんに不安がある場合、暖かく受け止めてあげて下さい。

お子さんの心配事に耳を傾け、じっくりと聴いてあげて下さい。

そして、何が起きているのか、自分の身を守るには何ができるのかをお子さんの年齢に応じて話してあげて下さい。

そして、独りではないこと、お父さん・お母さんがいつもついていることを伝えて下さい。

 

 皆さんのお役に少しでもなれるよう、当院では乳幼児健診の更なる充実だけでなく、子育て支援・育児相談や学童期・思春期のお子さんの健康や心の問題にも取り組んで行きたいと思います。

健診以外の育児相談・健康相談も行なっております。

乳幼児だけではなく、就学前や学童期・思春期のお子さんのことで心配や悩み事がございましたらご相談ください。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 子育て支援育児相談

10月1日からロタウイルスワクチンが定期接種になります

定期接種対象者 :

2020年8月1日以降に生まれた赤ちゃん

(2020年7月31日以前に生まれた赤ちゃんは任意接種になります)

  

【ロタウイルスとは?】

乳幼児に多く起こる感染性胃腸炎のひとつである、ロタウイルス胃腸炎の原因となるウイルスです。

ロタウイルス胃腸炎は、世界中の子供たちが5歳までに一度は経験するといわれています。

しかし、体が小さいうちに初めて感染すると重症化しやすく、入院による治療が必要になることもあります。

嘔吐や下痢がひどいと体の小さい赤ちゃんは急激に脱水が進み、命にかかわることもあります。

また、ロタウイルスは、インフルエンザ、突発性発疹に次ぐ、乳幼児の脳炎・脳症の原因であることが報告されています。

 

◎ ロタウイルス胃腸炎の主な症状

  • ・突然の激しい嘔吐から始まることが多い
  • ・1日に何度も白っぽい米のとぎ汁のような下痢する
  • ・熱が出ることもある

〈その他の症状〉

  • ・意識がもうろうとする、腹痛、食欲不振 など

〈合併症〉

  • ・脱水(下痢や嘔吐のため)
  • ・けいれん、腎不全、脳炎・脳症 など

 

*生後2か月でのワクチンデビューを*

1回目を生後14週6日までに接種することが大事

 

[ ロタウイルス胃腸炎予防ワクチン ]

 

接種回数

接種期間

接種方法

1価(ロタリックス)

2回(4週以上あけて)

生後6週から24週までに2回目を完了

経口摂取

5価(ロタテック)

3回(4週以上あけて)

生後6週から32週までに3回目を完了

経口摂取

 

◎ 腸重積症

ワクチン接種の有無にかかわらず、0歳のお子様がかかることの多い、緊急性の高い病気です。

ロタウイルスワクチン接種後に腸重積症のリスクが少し増加する可能性があるとされています。

接種後3週間以内(特に1週間)に、次のような症状が1つでもみられた場合は、速やかに受診してください。

  • ・泣いたり、不機嫌になったりを繰り返す
  • ・何回も吐く
  • ・ぐったりして顔色が悪い
  • ・いちごゼリー状の粘血便が出る

 

*グラクソ・スミスクライン(株)パンフレット 参照

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ロタウイルス感染性胃腸炎

ちょっと心配。便秘かな?

2020年09月06日

赤ちゃんは、筋肉や神経が発達途中です。

腸の一部がうまく働かなかったり、腸の動きに合わせて肛門のまわりの筋肉を上手にコントロールすることが出来ず、タイミング良くりきんで腹圧をかけて排便することが困難です。

母乳栄養の場合は1日に10回位ウンチをする赤ちゃんもいれば、1週間に1回しかウンチをしない赤ちゃんもいて成長具合や体質などに個人差があるように,赤ちゃんのウンチもそれぞれみんな違います。  

毎日排便がないと便秘になるのでは?と焦って心配する必要はありませんが、排便しやすい様に色々と工夫して楽に過ごせるようにしてあげましょう。

今回は簡単におうちで出来る赤ちゃん便秘の解消法についてご紹介します。

 

【 赤ちゃん便秘を解消する方法について 】

 

◎ 体を動かしてあげましょう

体を動かすと腸の動きが活発になります。

ねんねのころは足などを持って遊びながら体を動かしても効果的です。

ハイハイやつかまり立ちが出来る赤ちゃんは、体を動かす遊びを意識的に増やしてあげましょう。

 

 ◎ お腹をやさしくマッサージする

赤ちゃんのおへそを中心に「の」の字を書くようにマッサージをします。

運動と同様に腸の動きが活発になります。

お風呂あがりやおむつ替えの時の習慣にすると良いでしょう。

 

 ◎ 綿棒で肛門を刺激してみる

綿棒の先から2センチのところに印をつけ、オリーブオイルなどをひたし、それ以上入れないように気を付けて肛門に入れて「の」の字を書くようにそっと動かします。

 

 

赤ちゃんのウンチの色、回数、硬さにはかなりの個人差があります。

一般の赤ちゃんはどうかを気にするよりも、赤ちゃんの普段のウンチを観察し、色や状態がいつもと違うと感じられるかどうかが大切です。

まずは、赤ちゃんが機嫌良く過ごしているか、ウンチのたびに痛がらないかママの目で観察しましょう。

母乳・ミルクの飲みもよく元気にしていて体重も順調に増えているようなら,様子をみてみましょう。

 

  

色々と工夫してみても、ウンチが出ない事によってお腹が 張ったり、おっぱいの飲みが悪くなったり、つらそうにりき んでるけどなかなか出ない時、便が3~4日出ない時は受診を お勧めします。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 便秘