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 さとう院長 の個人ブログページです。

 日頃から感じていることや医療に対する考えなどを、ゆったり綴って参ります。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 さとう小児科 院長  佐藤 潤一郎

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チャイルドシートはなぜ必要?

2014年08月02日

チャイルドシートは正しく使用していますか?

乳幼児の車に乗った状態での交通事故が年々増加しています。

皆さんは交通事故の衝撃の大きさを知っていますか?

 

万が一の事故の場合、時速50kmの衝突時に抱っこしている子どもの体重は実際の約30倍にもなり、わずか5㎏の赤ちゃんでさえ約150㎏にもなってしまうのです。

抱っこだけでは子どもを守りきれません。

大切な子どもの命を守るためにはチャイルドシートが必要不可欠なのです。

 

また、6歳未満の子どもを車に乗せる場合には、チャイルドシートを着用する事が法律で義務づけられています。

チャイルドシートを適切に使用し、安全で快適なドライブを楽しんでください。

 

 

チャイルドシートの正しい使用が子どもの命を守ります

チャイルドシート不使用で死亡重傷率は使用者の約3倍

チャイルドシートを正しく使用していない場合の死亡重傷率は適正使用者の約5,4倍です。

  

取り付け時のポイント

チャイルドシートは助手席に取り付けると危険です!

 

助手席は衝突時にエアバックが作動するため、チャイルドシートに座った子どもに危険を及ぼすことがあります。

エアバックの衝撃で窒息、頸椎圧迫の要因になります。

チャイルドシートは、後部座席に取り付けましょう。

   

乳児期・・・体重10㎏未満(新生児~1歳頃)


・後部座席に進行方向の後ろ向きに設置します。

・チャイルドシートの背もたれの角度は45度を目安にしましょう。

骨格が未熟で頭を支える首の力が弱いため、後頭部から背中 全体で衝撃を吸収させるためです。

・肩ハーネス(チャイルドシート用のシートベルト)の隙間ができな いようにしましょう。

・肩をぐるりと回し込むように肩ハーネスの高さを調節しましょう。

 

幼児期・・・体重10㎏~約18㎏以下(1歳~4歳頃)


・後部座席に前向きに設置します。

・チャイルドシートを強くゆすっても、ゆるみは3cm以内、がっちり 取り付けます。

強い衝撃を受けても体が投げ出されないように します。

・肩ハーネスの位置は肩よりもやや高めに取り付けます。

 

学童期チャイルドシート・・・体重15㎏~36㎏以下(4歳~11歳頃)

 
チャイルドシートの背もたれから頭が出るようになったら使います。

腰ベルトが腹部を圧迫して いないか、肩ベルトが子どもの首にかかってないか、チェックしましょう。

作成者:さとう院長

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タグ: 安全予防

宮崎市夜間急病センターについて

2014年04月03日

県立宮崎病院小児科と宮崎市小児診療所の集約化に伴い、201441日から宮崎市夜間急病センターが県立宮崎病院の敷地内に移転しました。

これは市の行政と県の行政がタッグを組む全国でも画期的な試みです。

 

ところで、宮崎市夜間急病センターの現状を御存知でしょうか?

当直は市内及び市周辺の小児科開業医の先生と、宮崎大学小児科の先生とで行っています。

しかし、小児科医の減少・高齢化の為、10年後、現在の体制がとれるか危惧されています。

特に、年々増加している受診患者さんのため小児科医は命を削って当直しているといっても過言ではありません。

これを機に、急病センターを利用される市民の皆さんにも急病センターの存続について我々小児科医と一緒に考えて欲しいと思います。

そして、市民の皆さんにとっても我々小児科医にとっても現在より質の高い夜間急病センターを再構築し、継続可能なシステムになる事を願います。

急病センター受診を迷った場合、まずは宮崎県小児救急医療電話相談にてご相談下さい。

作成者:さとう院長

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タグ: 救急医療

今また麻疹(はしか)!?

2014年03月12日

 今年に入り、宮崎県で3例の麻疹患者が発生しました。
3名のうち1名はワクチン未接種で、2人(兄弟例)はワクチン接種歴不明、麻疹ウイルスの遺伝子型は3例ともフィリピン等で流行しているB3でした。

 近年、麻疹感染者のウイルスは、海外由来型のみです。
ですので、流行国に渡航するような場合は、麻疹を含めて予防接種についてかかりつけ医師等にご相談ください。
麻疹はワクチンで予防できます。
しかし、罹患すると先進国であっても0.10.2%が死亡する重篤な疾患で、合併症を併発する割合が約30%と高く、肺炎・脳炎が2大死因となっています。

 また、最近は成人の麻疹感染が問題となっています。
理由としては、ワクチン未接種や、ワクチンを接種したにもかかわらず年齢とともに抗体が下がり罹患したことが考えられます。

 小学校に入学する前に年長時に第2期のMRワクチン接種を行いましょう。
麻疹ワクチン又は、MRワクチンを1回しか接種していないお父さん・お母さんも2回目のMRワクチンを接種することをお勧めします。

作成者:さとう院長

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タグ: お願い感染症

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発熱のお話し

2014年02月19日

いよいよ、インフルエンザの流行の季節となりました。

予防のため、日頃のうがい・手洗いはもちろんですが、人混みの多いところへの外出もなるだけ避けていただきたいです。

ところで、この季節、宮崎市郡医師会の夜間急病センターは発熱の子どもさんでごった返します。
子ども達が発熱するといつもと比べて明らかに元気がなくなり御心配になることでしょう。

しかし、その発熱のほとんどがウイルス感染症であり、慌てて受診する必要性のない発熱です。

また、「熱が出たのでインフルエンザの検査をして下さい」と夜間急病センターを訪れる方がおられますが、インフルエンザ罹患患者さんでも発熱後間もなければインフルエンザ迅速キットで陽性に出ません。 
発熱は、昼間の受診(かかりつけ医への受診)を心がけましょう。

夜間の発熱は、あわてて急病センターに行くのではなく、まずはよく子どもの様子を見ましょう。

ただし、生後3ヵ月以内のお子さんの発熱、けいれん・意識障害を伴った発熱、明らかに様子がおかしい発熱は、昼夜問わずすぐに受診をしましょう。

作成者:さとう院長

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タグ: インフルエンザ, 感染症, 発熱

ごあいさつ

2014年01月08日

あけましておめでとうございます。

「一年の計は元旦にあり」と申しますが、みなさまにおきましてはどのような抱負を抱かれましたか?

当院では、より良い子育て環境作りの一助となれますよう、努力を重ねてまいります。

元日付で佐藤小児科のfacebookをはじめましたので、ぜひ一度のぞいてみて下さい。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さとう小児科facebookページ
https://www.facebook.com/sato.shonika

 

馬

作成者:さとう院長

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タグ: お知らせ

この一年を振り返って

2013年12月12日

私が、院長として佐藤小児科で診察するようになり12月1日で一年となりました。
前院長である私の父・雄一が、昨年の10月25日に急逝後、この約1年、慌ただしく過ぎ去って行きました。
この間、皆さんには多大な不安や御心配をおかけしたことをお詫び申し上げます。

7年半ぶりに東京から宮崎に生活の拠点を戻し、故郷・宮崎の素晴らしさを感じる日々を過ごしています。
一方で、宮崎もその他の地方都市と違わず少子高齢化の波が押し寄せてくるのも日々の生活で実感します。

父・雄一から、「子供を大事にしない国にその国の未来はない」ということをよく聞かされました。
同じ立場(開業医)になってこの言葉を考えると、日々の診療での責任の重さを感じずにはいれません。

希望ある国づくりには充実した子育てが不可欠です。
地域の親御さん達と一緒に子供達のことを考えていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

作成者:さとう院長

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タグ: 院長の言葉