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子どもの受動喫煙

2018年05月01日

タバコの煙が健康に悪い、ということは皆さんご存知だと思います。

佐藤小児科で行なった生後3~4ヶ月・7ヶ月・1歳児健康診査の中で、各家庭の喫煙率は全体の38%を占めていました。

(H29年4月~H30年3月までの調査期間)

子どもは大人に比べ呼吸器や中枢神経の発達が未熟であるため、受動喫煙から受ける健康被害は、大人以上に深刻です。

子どもたちの健康と将来を守るために、タバコの害について考えてみましょう。

 

 

【 受動喫煙とは 】

他人が発生させるタバコの煙、またはタバコを吸っている他人の吐く息に含まれる煙(肉眼で見える煙に限らず、残留するタバコの臭気その他の排出物を含む)にさらされることをいう。

(東京都子どもを受動喫煙から守る条例より一部抜粋)

 

 

タバコはさまざまな病気を引き起こします

 

◎ 赤ちゃん

日常的に受動喫煙にさらされている赤ちゃんは、気道の炎症を生じやすく、肺炎などの呼吸器疾患にかかりやすいだけでなく重症化して入院する率が高くなります。

また受動喫煙は、それまで元気だった赤ちゃんが突然死亡してしまう乳幼児突然死症候群(SⅠDS)と関係があるといわれています。

タバコを誤って食べてしまう事故も起こります。

 

◎ 幼児

幼児も赤ちゃんと同様に、鼻水や咳、たんなどの呼吸器症状や気管支炎・肺炎・気管支喘息などです。

特に気管支喘息はタバコを吸わない家庭と比べて、喫煙者のいる家庭では約3倍に増えます。

また、受動喫煙の影響で耳管が腫れて中耳炎にかかりやすくなることも指摘されています。

 

子どもから離れてタバコを吸っても、完全にタバコの害から守ることはできません!

 

◎ 換気扇の下でも

タバコの煙は、換気扇ですべて排出されることはなく、室内に拡散します。

例えば、台所でカレーを作る時に換気扇を回しても、室内にカレーのにおいが残るように。

 

◎ ベランダで吸うから大丈夫?

窓を閉めて屋外のベランダで吸ったとしても、タバコの煙は窓の隙間をとおって室内に入り込みます。

また、外で吸っても吐く息や洋服に付着した有害成分の影響を受けるので、予防にはなりません。

 

【 三次喫煙(サードハンドスモーク)】

喫煙室に入るとカーテンやソファなどがタバコくさくなっていたり、タバコを吸う人の髪の毛や服がタバコくさいと感じることがあります。

この臭いは、付着したタバコの煙の成分であり、それには有害成分が含まれています。

その有害成分を吸い込んでしまうのが、三次喫煙であり、受動喫煙と同じく周囲の人に悪影響を及ぼします。

 

 

参考文献:チャイルドヘルス・日本外来小児科学会リーフレット

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 子どもの健康

小児の胸痛

2018年03月01日

日常診療で胸痛を訴え病院を受診する小児は以外と多く、その多くは思春期にさしかかった10〜15歳です。

胸痛の原因の多くは特発性胸痛(器質的原因がない)で特に治療は必要ありません。

器質的原因がある胸痛で最も多い疾患は呼吸器疾患で、喘息や肺炎・気管支炎、稀ですが肺塞栓や気胸・縦隔気腫が考えられます。

 

 

小児の場合、心疾患が原因となる胸痛は非常に稀ですが、基礎疾患を有する場合(川崎病後冠動脈病変の合併、先天性冠動脈奇形、肥大型心筋症、Marfan症候群など)は急性心筋梗塞、心筋虚血、急性大動脈解離に陥っている可能性があります。

また、基礎疾患がなく胸痛を訴え心疾患が原因となる疾患には、心筋炎があります。 小児の胸痛の殆どは緊急性がなく、心疾患が原因となる場合は少ないです。

しかし、胸痛≒心疾患とどうしても考えがちです。胸痛で不安なときは是非、御相談下さい。

作成者:小児科スタッフ

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タグ: 子どもの健康胸痛

こどもの低身長について

2018年02月01日

母子手帳にある身体発育曲線を御存知でしょうか?

大抵のお父さん、お母さんは1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

中には御自分でお子さんの計測を定期的に行い、きっちりグラフにされ、お子さんの成長を 楽しまれている方もおられるようですね。

 

低身長は原因により治療の対象になる場合があります。

母子手帳の身体発育曲線や成長曲線(ダウンロード可能)を利用し、-2.0〜+2.0SDに含まれていれば「標準」として評価されます。

宮崎市の場合、1歳6ヵ月健診と3歳6ヵ月健診で必ず身長を計測し、-2.5SD以下であれば必ず精密検査(大学 病院や県病院へ紹介)を行います。

しかし、ここで精密検査をしなかったからといって問題がないというわけではありません。

3歳6ヵ月健診以降も標準の下限(-2.0SD付近)で身長が推移する子どもの中にも成長ホルモンの 分泌が悪いお子さんが隠れていることがあるのです。

 

低身長が御心配な方は身体発育曲線にお子さんの過去の身長をグラフにしてみて下さい。

作成者:さとう院長

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タグ: 子どもの健康

かかりつけを探そう

2017年05月01日

【 かかりつけを探そう 】

4月からの転入や引っ越しで移動された方は、知り合いのお母さん達がどこの小児科に行ってるか聞いてみましょう。

評判をうのみにはできませんが、おおよその参考になります。

まず近くの小児科さんを受診してみましょう。

 

◎ 子どもの病気は小児科医に

子どもの病気はおとなの病気とはずいぶん違います。

子どもだけにみられる病気がたくさんあり、治療法もおとなとは違います。

目や耳、皮膚の病気についてもまず小児科医に診せてください。

たいていの問題は解決できます。

もし耳鼻科や皮膚科などで診てもらう必要があれば小児科医から紹介します。

 

 

【 受診してみて・・・ 】

先生は話しやすそうでしたか?

(説明がていねいで質問もしやすいなど)

 受付の人や看護婦さんは?

(対応は親切でしたか?質問にもわかりやすく応えてくれるなど)

 待ち時間はどうでしたか?

(待ち時間を長くしない努力や受付方法の工夫など)

 緊急や時間外の案内や説明がありましたか?

(緊急時の対応、夜間急病センターの案内や在宅当番医の説明など)  

 

 

「かかりつけ医」って何?

かかりつけ医とは子どもの体調が悪くなったときに、いつでも見てもらえる医師のことです。

病気になったときはもちろん、発育・発達や予防接種についてなど、何か困ったことや心配なことがあったときに、相談できる存在としても大切です。

いわば、子どもの成長を家族と一緒に見守り、何かあったときにサポーターとなってくれる小児医療の専門家。

それが「かかりつけ医」です。

できればひとりの先生と長くお付き合いしていけるのが理想です。

子どもの体質や病気歴、発育の様子から、家族構成や生活環境などまで、ひと通りわかってもらえていると安心です。

 

 

なぜ「かかりつけ医」が必要なの?

子どもの病気はいつも突然起こるもの。

病気になってから「さて、どこの病院に行こう?」と迷ったりせずにすむように、いざという時すぐ行ける小児科医を探しておくと安心です。

子どもは病気になったときのほか、健診や予防接種などでも小児科に通うため、そういう機会を通して子どもの成長の様子や健康状態を把握してもらうことができます。

いざというときは、普段から子どもをよく見て、病気歴や体質などもよくわかっているかかりつけ医のほうが、初めて受診する医師より素早く、適切な対応ができるはずです。

作成者:小児科スタッフ

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タグ: 子どもの健康

乳幼児のスキンケア

2016年11月01日

乳幼児の皮膚の特徴

乳幼児の皮膚は大人に比べ角質水分量が少なく、皮脂の分泌量も少ないためとても乾燥しています。

また、皮膚も薄く、外界から受ける刺激(細菌や異物)を直接体内に侵入させない力(バリア機能)が 未熟です。

一方、汗腺の密度は高く新陳代謝も活発で、汗をかきやすいのも特徴です。

適切なスキン ケアで皮膚トラブルから守りましょう 。

 

皮膚トラブルを防ぐには

 スキンケアの3本柱で健康な皮膚を保つ!

「洗浄」

「保湿」

「紫外線対策」

 

体の洗い方

(1) 洗浄剤は泡立てて

・ 洗浄剤は低刺激性のものをよく泡立て、ゴシゴシ洗わず優しく洗う。

・ 泡を体に塗るだけでなく、手のひらと指の腹でもきちんと洗う。

 

(2) すすぎは丁寧に

・ しわをのばしながらすすぐ。

・ 洗浄剤や汚れが残ると皮膚を刺激するもとに。

 

(3) 水分をよく拭き取る

・ こすらず、押さえる様に水分を拭き取る。

・ しわの中の水分が残りやすいので気を付けて。

 

 保湿剤の塗り方

・ 塗りたい場所にクリームを点在させる。

・ 顔、お腹、背中、手足などの部分ごとに全身に塗っていく。

・ 手のひらをすべらせるようにして伸ばす。

・ 首やわき、手首、足首などのくびれた部分にも塗り忘れがない様に。

 

 塗り方の工夫

 

※入浴後5分以内に塗りましょう!

保湿剤は皮膚が水分を吸収している入浴後に塗るのが効果的です。

できれば、「入浴後5分以内」に早目に塗るようにしましょう。

作成者:小児科スタッフ

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タグ: 子どもの健康

熱中症について

2016年07月01日

宮崎は7月1日現在も雨の日が多く、早く梅雨明けしないか待ち遠しく思う日々が続いております。

お子さん達も早くお外で遊びたくてうずうずしているのではないでしょうか。

 

さて、梅雨が終わると気を付けてもらいたいのが熱中症です。

熱中症は、真夏の8月の時期に なりやすい印象をお持ちの方が多いと思います。

しかし実際は毎年、梅雨明けの7月中旬~下旬 がもっともかかりやすく、暑い環境に体が適応する前に気温が急に高くなることが原因です。

 

子供は、体が未熟な上に水分量も多いため大人よりも熱中症になりやすいので注意が必要です。

炎天下の中にいる時は、こまめに水分(できれば塩分も)をとってください。

 

また、熱中症が疑われる症状(めまいがする、顔色が悪い、頭が痛い、お腹が痛い、吐く、足などのこむら返り、全身がだるいなど)が出現した時は、速やかに涼しいところに移動してください。

作成者:さとう院長

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タグ: 子どもの健康熱中症