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かかりつけを探そう

2017年05月01日

【 かかりつけを探そう 】

4月からの転入や引っ越しで移動された方は、知り合いのお母さん達がどこの小児科に行ってるか聞いてみましょう。

評判をうのみにはできませんが、おおよその参考になります。

まず近くの小児科さんを受診してみましょう。

 

◎ 子どもの病気は小児科医に

子どもの病気はおとなの病気とはずいぶん違います。

子どもだけにみられる病気がたくさんあり、治療法もおとなとは違います。

目や耳、皮膚の病気についてもまず小児科医に診せてください。

たいていの問題は解決できます。

もし耳鼻科や皮膚科などで診てもらう必要があれば小児科医から紹介します。

 

 

【 受診してみて・・・ 】

先生は話しやすそうでしたか?

(説明がていねいで質問もしやすいなど)

 受付の人や看護婦さんは?

(対応は親切でしたか?質問にもわかりやすく応えてくれるなど)

 待ち時間はどうでしたか?

(待ち時間を長くしない努力や受付方法の工夫など)

 緊急や時間外の案内や説明がありましたか?

(緊急時の対応、夜間急病センターの案内や在宅当番医の説明など)  

 

 

「かかりつけ医」って何?

かかりつけ医とは子どもの体調が悪くなったときに、いつでも見てもらえる医師のことです。

病気になったときはもちろん、発育・発達や予防接種についてなど、何か困ったことや心配なことがあったときに、相談できる存在としても大切です。

いわば、子どもの成長を家族と一緒に見守り、何かあったときにサポーターとなってくれる小児医療の専門家。

それが「かかりつけ医」です。

できればひとりの先生と長くお付き合いしていけるのが理想です。

子どもの体質や病気歴、発育の様子から、家族構成や生活環境などまで、ひと通りわかってもらえていると安心です。

 

 

なぜ「かかりつけ医」が必要なの?

子どもの病気はいつも突然起こるもの。

病気になってから「さて、どこの病院に行こう?」と迷ったりせずにすむように、いざという時すぐ行ける小児科医を探しておくと安心です。

子どもは病気になったときのほか、健診や予防接種などでも小児科に通うため、そういう機会を通して子どもの成長の様子や健康状態を把握してもらうことができます。

いざというときは、普段から子どもをよく見て、病気歴や体質などもよくわかっているかかりつけ医のほうが、初めて受診する医師より素早く、適切な対応ができるはずです。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 子どもの健康

乳幼児のスキンケア

2016年11月01日

乳幼児の皮膚の特徴

乳幼児の皮膚は大人に比べ角質水分量が少なく、皮脂の分泌量も少ないためとても乾燥しています。

また、皮膚も薄く、外界から受ける刺激(細菌や異物)を直接体内に侵入させない力(バリア機能)が 未熟です。

一方、汗腺の密度は高く新陳代謝も活発で、汗をかきやすいのも特徴です。

適切なスキン ケアで皮膚トラブルから守りましょう 。

 

皮膚トラブルを防ぐには

 スキンケアの3本柱で健康な皮膚を保つ!

「洗浄」

「保湿」

「紫外線対策」

 

体の洗い方

(1) 洗浄剤は泡立てて

・ 洗浄剤は低刺激性のものをよく泡立て、ゴシゴシ洗わず優しく洗う。

・ 泡を体に塗るだけでなく、手のひらと指の腹でもきちんと洗う。

 

(2) すすぎは丁寧に

・ しわをのばしながらすすぐ。

・ 洗浄剤や汚れが残ると皮膚を刺激するもとに。

 

(3) 水分をよく拭き取る

・ こすらず、押さえる様に水分を拭き取る。

・ しわの中の水分が残りやすいので気を付けて。

 

 保湿剤の塗り方

・ 塗りたい場所にクリームを点在させる。

・ 顔、お腹、背中、手足などの部分ごとに全身に塗っていく。

・ 手のひらをすべらせるようにして伸ばす。

・ 首やわき、手首、足首などのくびれた部分にも塗り忘れがない様に。

 

 塗り方の工夫

 

※入浴後5分以内に塗りましょう!

保湿剤は皮膚が水分を吸収している入浴後に塗るのが効果的です。

できれば、「入浴後5分以内」に早目に塗るようにしましょう。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 子どもの健康

熱中症について

2016年07月01日

宮崎は7月1日現在も雨の日が多く、早く梅雨明けしないか待ち遠しく思う日々が続いております。

お子さん達も早くお外で遊びたくてうずうずしているのではないでしょうか。

 

さて、梅雨が終わると気を付けてもらいたいのが熱中症です。

熱中症は、真夏の8月の時期に なりやすい印象をお持ちの方が多いと思います。

しかし実際は毎年、梅雨明けの7月中旬~下旬 がもっともかかりやすく、暑い環境に体が適応する前に気温が急に高くなることが原因です。

 

子供は、体が未熟な上に水分量も多いため大人よりも熱中症になりやすいので注意が必要です。

炎天下の中にいる時は、こまめに水分(できれば塩分も)をとってください。

 

また、熱中症が疑われる症状(めまいがする、顔色が悪い、頭が痛い、お腹が痛い、吐く、足などのこむら返り、全身がだるいなど)が出現した時は、速やかに涼しいところに移動してください。

作成者:さとう院長

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タグ: 子どもの健康熱中症

乳幼児の日焼け止めの選び方

2016年06月01日

紫外線のダメージは、幼い頃から蓄積されていき、シワやシミ、免疫力の低下や皮膚ガンの発症リスクを高めてしまいます。

日差しが強くなっていく春先から紫外線が増え始め6月~7月が最も強くなります。

また、午前10時~午後2時頃までに1日の半分以上の紫外線が降り注いでいるので、紫外線が強い季節には、できるだけその時間帯に長時間、戸外にいることがないように計画をたてましょう。

今回は、乳幼児の日焼け止めの選び方を紹介します。

 

ノンケミカルのものを選ぶ

日焼け止めを購入する前に紫外線吸収剤を使っていないノンケミカルなものかどうかをチェックしましょう。

紫外線吸収剤は化学原料で刺激が強く、かぶれを引き起こす原因になるので、避けてください。

無香料や無着色のものなら肌への負担がさらに軽くなります。

 反射と吸収

ノンケミカル

 

ムラにならず、しっかり落とせるものを選ぶ

日焼け止めが乳幼児の肌に残ってしまうと負担がかかります。

のびがよくてムラにならず、 簡単に落とせる日焼け止めを選ぶようにしましょう。額、鼻筋、頬骨には丁寧に塗る。

首の後ろ や肩、手足の甲も忘れずに塗りましょう。

また、SPFの高い日焼け止めは日焼けやシミの元とな るUVB(紫外線B波)の制御効果が長時間続く分、石鹸では落ちにくいので注意が必要です。

普段の外出であればSPF20~30の日焼け止めで十分です。

 

海やプールへのお出かけはSPFが高いものを選ぶ

海やプールなど、直射日光を浴びる時間が長いときは、SPF30以上の高いものを使うか、 普段使っているものを2時間ごとに塗りなおして乳幼児の肌を守ってください。

また帽子やUVカットの服を着せてあげましょう。

 

 紫外線を防ぐには

  • つばのある帽子をかぶり、衣類は肌の露出がすくないものを選ぶ
  • 炎天下では遊ばず日陰を選んで遊ぶ
  • 日焼け止めを塗る

作成者:小児科スタッフ

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タグ: 子どもの健康

歯について考える

2016年05月01日

歯について考える
~「白米は健康寿命を縮める」を読んで~

 

光文社新書から出版された花田信弘著(上記)を読みました。

細菌学の進歩で虫歯や歯周病と疾患(心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化、がん、認知症、リウマチなど)との関連性について解説されています。

虫歯や歯周病を引き起こす菌は三大栄養素のうち炭水化物(糖質+食物繊維)のみを利用し増殖します。

筆者は、「稲作が広まるにつれて虫歯の数も増えた」「チンパンジーには虫歯がない」という例をあげ、糖質過多による歯への影響やそれに引き起こされる合併症について言及しています。

人類の歴史は飢餓との歴史でした。

小麦や米を安定して配給できるようになり人類ははじめて飢餓から解放されたといっても過言ではありません。

一方で、はじめて遭遇する糖質過多の時代に果たして人の体は適応できているでしょうか?

本文で『栄養学的な見地から糖質を控えることの必要性を訴える方も増えていますが、歯科的な見地からも「主食」や糖質への考え方を大きく見直していかなくてはいけない時期に来ているようです。』とありますが、私もこの意見を尊重します。

 

現状を振り返り、『バランスの良い食事とは何か?』今一度、再検討する時期に来ているのではないでしょうか。

作成者:さとう院長

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タグ: 子どもの健康

こどもの糖尿病と肥満に注意

2016年03月01日

いよいよ、3月に入り春はもうそこまでやってきています。

こども達にとってこの季節は、卒業式や入学式といった節目の行事があり、新たな決意を胸に更なる飛躍を誓う時期かと思います。  

 

さて近年、大人に多い2型糖尿病の若年発症の増加が問題となっています。

小児糖尿病の約20%が2型であり、日本で年間200~250人が新たに小児の2型糖尿病と診断されています。

 

こどもの2型糖尿病の70~80%は肥満を伴っていますが、地域別でみますと都会よりも地方の方に有病率が高く、その原因としては運動不足(都会は電車の乗り換えなど歩く機会が多いが、地方ほどクルマ社会)、食生活(野菜嫌い、地域特性)などが考えられます。

宮崎の子どもたちの肥満率は全国平均よりも高いです。

 

日頃よりたくさん外遊びをし、宮崎のおいしい野菜やお肉をたくさん食べ、心身ともに健康な大人になって欲しいです。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 子どもの健康