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百日咳の予防

2018年08月01日

予防接種関連で今、注目されている病気の1つが百日咳です。

今年の1月より、百日咳は全例把握疾患となり、以前よりも詳細に発生状況が把握できるようになりました。

「2018年第1週から第16週の百日咳感染症のまとめ」によると、百日咳の罹患者は全国で1023人。

好発年齢は、

(1) 6ヶ月未満

(2) 5~15歳未満

(3) 子育て世代(30~40代)になっています。

ちなみに、宮崎県は高知県についで全国2番目に人口当たり罹患者数の多い県です。

 

百日咳は、4種混合ワクチンで予防できる病気ですが、不活化ワクチンのため徐々に抗体価が下がります。

そのためワクチンを接種したにもかかわらず学童期以降、百日咳にかかってしまうケースが増えており、予防接種スケジュールの見直しが検討されています。

現在、見直しが検討されているのは、

(1) 学童期の2種混合ワクチンを3種混合ワクチンに変更

(2) 年長児への3種混合ワクチン追加接種です。

これらが早急に定期接種化されることを祈ります。

 

 

当院では、任意接種ではありますが、2種混合ワクチンから3種混合ワクチンへの変更と年長児での3種混合ワクチン追加接種を奨めていきたいと思います。

ご希望の方は当院スタッフまでご相談ください。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ワクチン, 予防接種, 百日咳

ポリオはワクチンによる予防が大切です

ポリオ(急性灰白髄炎)は、感染すると約1000~2000人に1人の割合で手足の“まひ”を起こし、後遺症を残します。

まひ症状が進行し、呼吸困難により死亡することもあります。

国内では、1980年以降に野生株ポリオウィルスによるまひ患者は発生していませんが、海外から持ち込まれるリスクはゼロではありません。

ポリオには有効な治療法がなく、ワクチン接種が唯一の予防法です

 

◎ 5回目の接種で、低下した抗体価が再び上昇します

・不活化ポリオワクチンは現在4種混合ワクチンに含まれ、 定期接種で4回接種しています。

・4回目接種から時間が経つと、抗体価(感染を予防する力 を数値であらわしたもの)が徐々に低下します。

(平成24 年11月以前に単独不活化ポリオワクチンを接種している 方も同様です)

・抗体価をより高く維持するために小学校入学前(年長児) に5回目の追加接種をおすすめします。

(現在、宮崎市は 公費助成がなく、自費となります)

・欧米諸国では小学校入学前に追加接種が実施されています。

◎ ポリオワクチンの接種パターン

(1) 経口生ポリオワクチン2回

(2) 経口生ポリオワクチン1回+ 不活化ポリオワクチン3回

(3) 不活化ポリオワクチン4回

(4) 4種混合ワクチン4回

 

 ポリオワクチン接種パターンが、(1) の方は、5回目接種の必要はありません。

しかし、(2) ~ (4) に該当する方はワクチンの抗体価が徐々に下がるため、小学校入学前(年長児)に 自費になりますが追加接種をおすすめします。

ワクチン接種をご希望の方は、お気軽に窓口にてお問い合わせ下さい。

 

参照:サノフィ株式会社「もっと知りたいポリオワクチン」

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ポリオ, ワクチン, 予防接種

不活化ポリオワクチン就学前追加接種

2018年07月01日

ポリオは天然痘の次に撲滅できる疾患と言われていますが、現在でも紛争地域を中心にポリオの発生が報告されています。

1980年を最後に日本では野生株ポリオウイルス感染者の報告はありません。

ポリオ羅患者がいなくなったのはポリオワクチン接種の成果であることはいうまでもありません。

 

日本では、不活化ポリオワクチン(四種混合に含まれる)の4回接種が定期接種として実施されています。

しかし、不活化ポリオワクチンでは時間の経過と共に抗体価が減衰するため、現行のポリオ予防接種プログラムではポリオに対する予防効果が不十分と考えられています。

また近年、日本を訪れる外国人が増加し、輸入ポリオ感染症のリスクが高まっています。

海外では、より確実にポリオを予防するために、5~6回ワクチンを接種している国もあります。

日本でも近日中に、日本小児科学会から年長児でのポリオの追加接種が推奨される予定です。

それに先駆け、青森県藤崎町や千葉県いすみ市では年長児に5回目のポリオワクチン接種の公費助成が始まっています。

 

宮崎市でも公費助成がでるようになる事を願いつつ、当院でも年長児での不活化ポリオワクチン接種を推奨していきたいと思います。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ポリオワクチン

インフルエンザワクチンがかわります!

2015年10月05日

今年は、昨年よりインフルエンザワクチンの接種料金が上がります。

「なぜ、ワクチンの接種料金が上がるのか?」というと、昨年までのインフルエンザワクチンは3価(A型の2種類とB型の1種類に対して効果あり)でしたが、今年から4価(A型の2種類とB型の2種類に対して効果あり)になるからです。

 

 ワクチンの価数が増えることにより、より効果的にインフルエンザウイルスを予防することができるようになりました。

しかし、価数が増えたことによりワクチンの値段が上がり、当院でも昨年より接種料金を上げざるおえません

 接種料金が上がったため、社会全体のインフルエンザワクチン接種率が下がり、その結果インフルエンザ罹患者が増えることが懸念されます。

 

インフルエンザワクチンの接種には、発症予防や万が一発症しても重症化を防ぐ効果があり、毎年接種することが望ましいです。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ワクチン

子どもの感染と免疫

2015年05月06日

新年度が1ヵ月経過しましたが、新しい生活には慣れましたでしょうか?

毎年この時期、新しく集団生活を始めた(保育園・幼稚園へ入学)お子さんが、発熱や感冒症状(咳嗽・鼻汁)、下痢で受診されることが多くなります。

親御さんの中には、「今までこんなことはなかったのに、この子は何か病気でもあるのではないか?」と心配ている方もおられるのではないでしょうか。 


赤ちゃんは母から臍帯を通して供給された抗体によって微生物(ウイルスや細菌)から守られ、あまり風邪に罹患しません。
でも、母親からもらった抗体がなくなってしまう時期(生後10ヵ月頃)からは自分の体で作られた抗体で微生物から自分の体を守らなくてはいけません。


御存知のように、ヒトの体は微生物に感染しないと抗体を獲得することができません。
初めて遭遇した微生物には感染します。

感染を繰り返すことによりヒトは免疫を獲得し、だんだん風邪をひかなくなっていくのです。
中には麻疹や結核、肺炎球菌やインフルエンザ桿菌B型などかかると、大変な感染症でも予防接種によって人為的に免疫をつくることができます。


入園する前、これらのワクチン接種が終わっているか確認して下さい。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ワクチン

麻しん風しん混合予防接種のお知らせ

2015年03月01日

平成21年4月2日~平成22年4月1日生まれ(小学校就学前の1年間)の子どもたちの「麻しん風しん混合ワクチン接種」が平成27年4月1日から始まります。

【 第1期 】

生後12ヵ月~生後24ヵ月に至るまでの間にある者

【 第2期 】

5歳以上7歳未満の者で、小学校就学前の1年間 (次年度小学校に入学する者)

 ※第2期は小学校入学前の3月31日までに接種しましょう。
  それを過ぎると公費負担を受けることが出来ず、費用は自己負担となります。

 

2回接種の必要性

1回のワクチンでは、免疫を獲得できない場合が5%程度あると言われています。

また1回の接種だけだと次第に免疫が低下して思春期以降に感染してしまうこともあります。

免疫が獲得できても減弱して発病阻止レベル以下になってしまう場合もあります。

個人を守り流行を阻止するためには、必ず2回の接種が必要です。

 

麻しん

麻しんは麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。

感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染でその感染力は非常に強いと言われています。

高い熱、全身の発疹が特徴で、肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。

死亡する割合も、先進国であっても1000人に1人と言われています。

麻疹は非常に怖い病気です。

 

風しん

風しんは風しんウイルスが引き起こす感染症の1つです。

感染すると発熱、全身の発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。

妊娠初期の妊婦が感染すると出生児が心疾患、難聴、白内障など「先天性風しん症候群」を発症する可能性があります。

男女ともがワクチンを受けて、風しんの流行を抑制し、女性は感染予防に必要な免疫を妊娠前に獲得しておくことが重要です。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: ワクチン予防接種