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3種混合ワクチンの接種補助(助成事業)

2019年05月01日

4種混合ワクチン接種後の百日咳の抗体低下により、小学校就学前に百日咳にかかる子供が増えています。

百日咳の抗体価を上げるため、麻しん風しん混合(MR)ワクチンの2期の時期に合わせて3種混合ワクチンの接種をお勧めします。

 

平成31年4月1日から、任意接種の助成事業として3種混合ワクチンが始まり、接種料金が一部 助成されます。

接種時に宮崎市・綾町・国富町に住民票のある方が対象となります。

対象年齢:小学校就学前の1年間にある方(H25年4月2日~H26年4月1日生)

 

【 百日咳とは 】

百日咳菌と呼ばれる細菌がのどなどについておこる感染力のたいへん強い感染症です。

多くの場合、家族や周囲の人から感染します。

大人でも学校や職場で集団感染することもあります。

問題は、赤ちゃんをはじめ家族にうつすことです。

母親からもらう免疫力が弱いために新生児でもかかることがあり、6か月以下とくに3か月以下の乳児が感染すると重症化します。

今でも、年間1万人くらいかかっていると推定されます。

※宮崎県は、高知県についで全国で、2番目に人口当たりの百日咳罹患数の多い県です

 

 

◎2種混合(DT)ワクチンを3種混合ワクチンへ

11~12歳で、定期接種として2種混合(ジフテリア・破傷風)ワクチンを接種します。

2種混合には、 百日咳が含まれていないために抗体価が下がり、百日咳が流行する問題があります。

百日咳にかからないために、 2種混合ワクチンに代わって3種混合ワクチンの任意接種をお勧めします。(補助はありません)

  

※ 三種混合の追加接種は、H30年8月1日より日本小児科学会も推奨しています。

ご希望の方は当院スタッフまでご相談下さい。

 

 

(知ってなっ得!感染症の予防参照・子どものVPD参照)佐藤小児科

作成者:小児科スタッフ

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