親の子供への体罰を禁止する「改正児童虐待防止法」が施行されます。
2020年4月より保護者による子どもへの体罰が法律で禁止され、日本は世界で59番目の体罰全面禁止国になります。
世界で初めて子どもへの体罰禁止を法制化したスウェーデンでは、法制化前の1960年代、体罰を用いる人が90%以上いましたが、現在は10%以下に減っています。
親の身体的虐待で亡くなった子どもの数も年間15人(1970年)から年間4人(2010年)に減っており、日本も同程度の結果が期待されます。
(参考:日本での子どもの虐待死は年間約50名です。)
日本では、子どもへの体罰を「しつけ」の一環として容認する風潮が根強くあります。
しかし、社会が体罰を容認する風潮が「虐待死」「体罰死」に繋がっていると考えたことはないですか?
体罰を冷静に行うことなどできません。
体罰は常に感情的であり時にエスカレートし、死を招くものなのです。大人の感情の捌け口としての体罰は断固として許してはいけません。
「体罰は愛の鞭」こういった詭弁が日本からなくなることを心より願います。