やけどに注意しましょう!
冬は、やけどの多い季節です。
ストーブの近くに寝かせて寝返りをして手があたったり、ヒーターの出口に指を付けたり、特に暖房器具によるやけどが多くなります。
最近のストーブ、ヒーターなど直接熱源が出ているものが少なくなってきていますが、熱源が直接出ているものは必ず安全柵で囲い、直接子どもが触れないようにしましょう。
また、使い捨てカイロや、ぬるい湯たんぽでも長時間あたると、低温やけどになる事があるので注意しましょう。
【 やけどした時の対処 】
(1) すぐに流水で患部を冷やす。
冷やす時間は学童で20~30分。乳幼児の場合は10~15分程度。
衣服を着たままのやけどの場合は、やけどでふやけた皮膚がいっしょにはがれる可能性もあるので 服の上から冷やします。
(2) 重症の場合はすぐに病院へ
やけどは範囲と深さが重要です。
やけどした部分が「広い」ほど、「深い」ほど危険です。
子供はからだの表面積の10%以上の広さをやけどすると重症です。
(本人の手のひらの体表面積を概算で全身の1%とします。)
注意:やけどの深さは、第1度~第3度に分類されています。
第1度:皮膚の表面が赤くなっていて水ぶくれにならない程度
第2度:水ぶくれができているような状態
第3度:皮下組織まで達するやけどで、皮膚が黒く焦げたり、白くなっている状態