赤ちゃんの皮膚は、大人よりも未熟で次のような特徴があります。
- ●皮膚の厚さは大人の1/2程度と薄くて、皮脂が少なく保湿成分もたりない。
- ●汗腺の密度が高く新陳代謝も活発で、汗をかきやすい
- ●バリア機能が未熟なため、汚れや雑菌のほか、衣類やおむつのこすれる刺激などからもダメージを受けやすい
赤ちゃんの皮膚を守るには、皮膚トラブルの原因を把握し、適切なスキンケアを行うことがポイント
◎ 赤ちゃんの皮膚トラブルの主な原因は・・・・
【 乾燥 】
- 皮膚が薄くて保湿成分が足りないため、赤ちゃんの皮膚は乾燥しやすく、じつは表面はカサカサ。
- 皮膚が乾燥してバリア機能が弱くなると、皮膚トラブルを起こしやすくなります。
【 刺激 】
- おむつの中に溜まったおしっこ、うんちなどの汚れや、汗、ほこり、紫外線などが刺激となって 皮膚にダメージを与えます
◎ 皮膚トラブルを防ぐには
(1)洗浄剤は泡立てて
- ・石けん・ボディシャンプーは低刺激性のものをよく泡立て、ゴシゴシ洗わず優しく洗う。
- ・泡を体に塗るだけでなく、手のひらと指の腹でもきちんと洗う。
(2)すすぎは丁寧に
- ・しわをのばしながらすすぐ。
- ・洗浄剤や汚れが残ると皮膚を 刺激するため注意する。
(3)水分をよく拭き取る
- ・こすらず、押さえる様に水分を拭き取る。
- ・しわの中の水分もしっかり拭き取る。
【 保湿剤の塗り方 】
- ・塗りたい場所にクリームを点在させる。
- ・顔、お腹、背中、手足などの部分ごとに全身に塗っていく。
- ・手のひらをすべらせるようにして伸ばす。
- ・首やわき、手首、足首などの括れた部分にも塗り忘れがないように。
【 紫外線の防ぎ方 】
- ※ つばがある帽子をかぶせる
- ※ 肌の露出が少ない服を着せる
- ※ 日焼け止めを塗る
- ※ ベビーカーの幌おろす
- ※ 遊ばせるときは日陰で