5月に入ると、私は昼休みを利用して園医をしている近隣の保育園・幼稚園を健診で訪問します。
例年、春の健診では、4月に入園してきた園児も診察するのですが、時々気がかりな園児がいます。
集団生活を開始したにもかかわらずワクチン接種が不十分だったり、中には全くワクチンを接種せずに集団生活が始まっている園児がいるのです。
生後数ヶ月で入園してくる園児には、Hib・肺炎球菌・四種混合の3回接種とB型肝炎の2回接種、BCG接種までは順調に終らして欲しいですし、1歳以降で入園してくる園児にはMR(麻疹・風疹)ワクチンの第1期を接種して入園してきて欲しいと思います。
子どものワクチン接種は、子どもの命を守るための子どもの権利です。
入園初期は体調を崩しがちですので、入園する前に可能なワクチンは終らして欲しいですし、接種し損ねて入園された方は、体調がいい時に早急にワクチンを接種して下さい。