2020年10月1日からロタウイルスワクチンが、任意接種から定期接種に変わります。
定期接種の対象は、2020年8月1日以降に生まれた赤ちゃんになります。
(7月31日以前に生まれた赤ちゃんは任意接種になります。)
ロタウイスルワクチンを接種すると、ロタウイルスによる嘔吐下痢症を予防することができ、発症しても軽症化するため、点滴や入院が必要となるほどの重症例を約90%減らします。
また、接種率が上昇することにより、集団免疫効果が高まり、結果としてロタウイルスに罹患する人が減ることが知られています。
ロタウイルスワクチンで以前から懸念されているのは、接種後の腸重積発症のリスクです。実際、初期のロタウイルスワクチンは腸重積の発生増加のため、発売中止になっています。
現在、日本で使用されているロタウイルスワクチン(ロタリックス・ロタテック)は、接種時期を守ることで問題なく安全に接種されています。腸重積症を予防するために、生後14週6日までに初回投与を完了させましょう。
生後2ヶ月になったらワクチン接種を始めましょう。
もちろん、ロタウイルスワクチンも一緒に!