【 かかりつけを探そう 】
4月からの転入や引っ越しで移動された方は、知り合いのお母さん達がどこの小児科に行ってるか聞いてみましょう。
評判をうのみにはできませんが、おおよその参考になります。
まず近くの小児科さんを受診してみましょう。
◎ 子どもの病気は小児科医に
子どもの病気はおとなの病気とはずいぶん違います。
子どもだけにみられる病気がたくさんあり、治療法もおとなとは違います。
目や耳、皮膚の病気についてもまず小児科医に診せてください。
たいていの問題は解決できます。
もし耳鼻科や皮膚科などで診てもらう必要があれば小児科医から紹介します。
【 受診してみて・・・ 】
□ 先生は話しやすそうでしたか?
(説明がていねいで質問もしやすいなど)
□ 受付の人や看護婦さんは?
(対応は親切でしたか?質問にもわかりやすく応えてくれるなど)
□ 待ち時間はどうでしたか?
(待ち時間を長くしない努力や受付方法の工夫など)
□ 緊急や時間外の案内や説明がありましたか?
(緊急時の対応、夜間急病センターの案内や在宅当番医の説明など)
「かかりつけ医」って何?
かかりつけ医とは子どもの体調が悪くなったときに、いつでも見てもらえる医師のことです。
病気になったときはもちろん、発育・発達や予防接種についてなど、何か困ったことや心配なことがあったときに、相談できる存在としても大切です。
いわば、子どもの成長を家族と一緒に見守り、何かあったときにサポーターとなってくれる小児医療の専門家。
それが「かかりつけ医」です。
できればひとりの先生と長くお付き合いしていけるのが理想です。
子どもの体質や病気歴、発育の様子から、家族構成や生活環境などまで、ひと通りわかってもらえていると安心です。
なぜ「かかりつけ医」が必要なの?
子どもの病気はいつも突然起こるもの。
病気になってから「さて、どこの病院に行こう?」と迷ったりせずにすむように、いざという時すぐ行ける小児科医を探しておくと安心です。
子どもは病気になったときのほか、健診や予防接種などでも小児科に通うため、そういう機会を通して子どもの成長の様子や健康状態を把握してもらうことができます。
いざというときは、普段から子どもをよく見て、病気歴や体質などもよくわかっているかかりつけ医のほうが、初めて受診する医師より素早く、適切な対応ができるはずです。