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男性にもHPVワクチン助成が始まります

2025年04月01日

宮崎市は、2025年4月からHPVワクチンの接種費用を全額助成してくれることになりました。

対象は、小学6年生から高校1年生となり、女性の定期接種と同じになります。

「なぜ、子宮頸がんワクチンを男の子に?」と思われるかもしれませんが、世界的に見てHPVワクチンは男性も接種している国が多く、G7に限っては日本だけが接種していない現状があります。

男性接種が勧められる理由としては、女性への感染防止効果だけでなく、男性自身の肛門がんや尖圭コンジローマといったHPV関連疾患の発症予防が期待されます。

西日本の市では、宮崎市が初めてHPVワクチン接種助成を開始することになり、とても注目を集めています。

接種ご希望の方は、まずはお電話にてお問い合わせ下さい。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: HPV, ワクチン, 子宮頸がんワクチン

おたふくかぜワクチンについて(お知らせ)

全国的に供給不足のため、年長児のおたふくかぜワクチン接種を制限させていただいています。

入荷次第、当院予約ページにてお知らせいたします。

ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願い致します。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: お知らせ

タグ: おたふくかぜ, お知らせ, ワクチン

子ども予防接種週間にポリオワクチンを再考する

2025年03月01日

日本において1980年を最後に、野生型ポリオウイルスによるポリオ症例は見られていません。

野生型ポリオの制圧に貢献した生ポリオワクチンは、極めて稀に自然のポリオと同じ様な症状が現れてしまうことがあり、2012年9月に生ポリオワクチンは中止され、不活化ポリオワクチンが定期接種として導入されました。

 

ポリオは撲滅可能なウイルスと言われていますが、いまだ撲滅にはいったっていない感染症です。

2022年ポリオによって身体に麻痺を生じた子どもの数は前年比で16%増加、2019年から2021年までの3年間をその直前の3年間と比較すると、ポリオによって麻痺を生じた子どもの数は8倍に増加しています。

世界的にポリオ感染者が増え、インバウンドで世界中の人々が日本を訪れるようになりました。

 

より確実にポリオを予防するためにも、日本小児科学会が推奨する、年長時の5回目の不活化ポリオワクチンを接種してください。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ポリオワクチン

子宮頸がんワクチン接種を!!!

2024年08月01日

~高校1年生、9月末までに接種を始めれば無料です~

小学校6年生〜高校1年生の女子を対象とした定期接種(無料)のHPVワクチンですが、高校2年生になると任意接種(自費)になってしまいます。

現在、HPVワクチンのキャッチアップ接種が行われており、平成9年度生まれから現高校2年生までが対象となっていますが、今年度(令和7年3月31日)をもって終了となり、現在の高校1年生には適応されません。

昨年4月からシルガード9(9価HPVワクチン)が対象者には接種されていますが、高校1年生で初回接種であれば3回接種が必要であり、有効な接種をするには逆算すると今年の9月までに初回接種を行わなければ今年度末までに3回接種を終了することができません。

ちなみに、任意接種(自費)になると1回接種につき約3万円がかかります。

HPVワクチン接種を考えている高校1年生以上の方は、9月末までに1回目接種をお願いします。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ワクチン子宮頸がん

年長さん、早目にワクチンを打ちましょう!

2024年04月01日

いよいよ新しい年度が始まりました。]

毎年、この時期が来ると新年長児さん(来年度小学校入学児)に「小学校に上がる前に早くワクチン受けてね」とお願いします。

しかし、ここ数年、年長児のMRワクチン(はしかと風疹のワクチン)の接種率が低下しており、はしか・風しんの流行が懸念されています。

はしかや風疹を予防する「MRワクチン」は、公費で接種できる「定期接種」で小学校入学前の5歳以上7歳未満(年長)の時に2回目を実施することになっています。

(1回目は1歳児) 集団免疫を発揮するには、社会全体で95%以上の接種率が必要です。

現在、全国的にMRワクチンが不足しております。ご希望の方は、お問い合わせしていただくようお願い致します。

 

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: MRワクチンワクチン

「男の子」にも子宮頸がんワクチンを!

2023年12月01日

「HPVワクチン」=「子宮頸がんワクチン」=「女の子のワクチン」と考えられていますが、HPV(ヒトパピローマウイルス)は男の子も感染します。

当然、感染源にもなりますので、子宮頸がんを減らすためにも男の子もワクチンを接種し全体の感染者を減らすことが望ましいです。

 

ところで、皆さんは子宮頸がん以外でHPV感染が原因の病気を御存知でしょうか?

肛門がん、陰茎がん、口腔咽頭がんは男性にも発症する病気であり、これらの疾患はHPVワクチンで予防できることが知られています。

オーストラリアやイギリス、カナダでの男性のHPVワクチン接種率は70〜80%となっており、将来的にはHPV関連疾患の撲滅が期待されています。

 

9歳以上の男の子に4価のHPVワクチンであるガーダシル®︎の接種は可能です。

任意接種ですが、自治体によっては助成を行なっているところもあります

(宮崎市は助成を行う予定はありません)。

接種御希望の場合は、お電話にて御相談ください。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: HPVワクチン