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MRワクチン予防接種について

2013年03月09日

就学前、中学1年、高校3年のMR(麻しん・風しん混合)ワクチン予防接種は、
3月30日までとなっています。

対象者で未接種の方は、
4月以降の公費補助はありませんので、お急ぎ下さい。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: お知らせ

タグ: ワクチン予防接種

予防接種の同時接種

2013年03月01日

先月は、VPDのお話でしたが、今回は予防接種の同時接種についてのお話です。

日本の赤ちゃんが1歳前に接種する主なワクチンは6~7種類です。
複数回接種するワクチンもありますので、接種回数は15回以上にもなります。
しかも生ワクチン接種後は、4週間あけなければ次のワクチンが接種できません。

そこで有効なのが同時接種なのです。

今でも、お母さん・お父さんから「予防接種の同時接種って大丈夫なのですか?」といった質問を受けます。
確かに、従来の予防接種は1回に1つの予防接種でした。

それに慣れていた方からすると、いきなり「今日は、3本の注射をします。」と言われるとびっくりするかもしれません。

しかし、世界中で同時接種はごく標準的な医療行為で、世界中のあらゆる人種や民族の子ども達に対して、10年以上前から行われていますが、何も問題は起こっていません。
単独接種であっても受ける注射の回数は結局同じです。
接種部位が腫れたり赤くなったりするなどの局所反応や発熱などが増えるのではと心配されることもありますが、トータルでは1 種類ずつ接種するのと同じです。
そのために、自分の子どもに同時接種を受けさせたことのあるほとんどの保護者の方は次回に同時接種を希望されます。

「予防接種の同時接種って大丈夫?」、答えは「Yes!」です。

小さいお子さんを病気から、VPDから守るため、生後2ヵ月から積極的に予防接種を受けましょう。

作成者:さとう院長

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: PVD, ワクチン, 予防接種

タイプ: ワクチン

ワクチンで防げる病気:VPD

2013年02月01日

ワクチンで防げる病気を専門用語でVPDといいます。

VPDは何の略かといいますと、

accine=ワクチン
reventable=防げる
iseease=病気の略です。

VPDには定期接種の他に子宮頸がん、ヒブ、肺炎球菌、水痘、お たふくかぜ、B型肝炎、ロタウイルスがあります。

日本は世界有数の医療先進国ですが、予防接種体制は後進国といっても過言ではありませんでした。
その結果、日本 の子どもたちはVPDの脅威にさらされてきました。

例えば、子どもにとって危険な病気である細菌性髄膜炎。

細菌性髄膜炎は、適切な治療を行っても5%前後の死亡率があり、15~25%に神経学的後遺症(難聴、てんかん、麻痺症状、 精神発達遅延など)を残す恐ろしい病気です。

その代表的な起炎菌がインフルエンザ菌b型と肺炎球菌ですが、ヒブワ クチンは20年以上、肺炎球菌ワクチンは10年以上世界から遅れて日本は導入されました。

「あのワクチンさえ接種していたら…」
小児科医であればそういう思いをしたことがあると思います。

私も以前の職場で、肺炎球菌による敗血症で突然死した子どもを目の当たりにしたのは、つい最近の出来事でした。

皆さん、子どもたちを重症な感染から守るために積極的に予防接種を受けましょう。

また、必要な予防接種が定期(無 料)で受けられる制度実現に向けて署名活動にご協力ください。
(当院窓口に2/15まで署名用紙が置いてあります。)

作成者:さとう院長

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: ワクチン予防接種

タイプ: インフルエンザ細菌性髄膜炎