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新型コロナ感染拡大の中の子どもの「こころ」と「からだ」のケア

2020年11月01日

今年も残すところ2か月となりました。

今年は、何と言っても新型コロナウイルス感染症の世界的流行です。

その多大なる影響は、後世まで語り継がれることになるでしょう。

「3蜜」「ソーシャルディスタンス」「新しい生活様式」・・・いづれも今年の流行語大賞に選ばれてもおかしくない言葉ですが、感染のリスクを減らしまた感染させないような対応が今まで以上に強いられており、子どものたちにも可能な限り同様の対応が求められています。

欧米に比べ、日本で感染者・死亡者が少ないのは、上記のような徹底した感染対策が一因であることは間違いないのですが、最近、ストレスや不安により「こころ」や「からだ」の不調を訴える子どもが増えていると全国の小児科医は感じています。

 

勿論、ストレスや不安がなくなれば不調を訴えることもなくなっていくのでしょうが、残念ながら新型コロナウイルス感染の収束はまだまだ先です。新型コロナウイルス感染が遷延すれば「こころ」や「からだ」の不調を訴える子どもは更に増えてくると考えられています。

 

子どもの変調に気づいたら、お子さんの「こころ」と「からだ」のケアをお願いします。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ロタウイルス院長の言葉

かばくん通信 院内報 No.174(R2.10)

2020年10月01日

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「育児相談・健康相談を行なっています」「10月1日からロタウイルスワクチンが定期接種になります」

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作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: ロタウイルス院内報

10月1日からロタウイルスワクチンが定期接種になります

定期接種対象者 :

2020年8月1日以降に生まれた赤ちゃん

(2020年7月31日以前に生まれた赤ちゃんは任意接種になります)

  

【ロタウイルスとは?】

乳幼児に多く起こる感染性胃腸炎のひとつである、ロタウイルス胃腸炎の原因となるウイルスです。

ロタウイルス胃腸炎は、世界中の子供たちが5歳までに一度は経験するといわれています。

しかし、体が小さいうちに初めて感染すると重症化しやすく、入院による治療が必要になることもあります。

嘔吐や下痢がひどいと体の小さい赤ちゃんは急激に脱水が進み、命にかかわることもあります。

また、ロタウイルスは、インフルエンザ、突発性発疹に次ぐ、乳幼児の脳炎・脳症の原因であることが報告されています。

 

◎ ロタウイルス胃腸炎の主な症状

  • ・突然の激しい嘔吐から始まることが多い
  • ・1日に何度も白っぽい米のとぎ汁のような下痢する
  • ・熱が出ることもある

〈その他の症状〉

  • ・意識がもうろうとする、腹痛、食欲不振 など

〈合併症〉

  • ・脱水(下痢や嘔吐のため)
  • ・けいれん、腎不全、脳炎・脳症 など

 

*生後2か月でのワクチンデビューを*

1回目を生後14週6日までに接種することが大事

 

[ ロタウイルス胃腸炎予防ワクチン ]

 

接種回数

接種期間

接種方法

1価(ロタリックス)

2回(4週以上あけて)

生後6週から24週までに2回目を完了

経口摂取

5価(ロタテック)

3回(4週以上あけて)

生後6週から32週までに3回目を完了

経口摂取

 

◎ 腸重積症

ワクチン接種の有無にかかわらず、0歳のお子様がかかることの多い、緊急性の高い病気です。

ロタウイルスワクチン接種後に腸重積症のリスクが少し増加する可能性があるとされています。

接種後3週間以内(特に1週間)に、次のような症状が1つでもみられた場合は、速やかに受診してください。

  • ・泣いたり、不機嫌になったりを繰り返す
  • ・何回も吐く
  • ・ぐったりして顔色が悪い
  • ・いちごゼリー状の粘血便が出る

 

*グラクソ・スミスクライン(株)パンフレット 参照

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ロタウイルス感染性胃腸炎

ロタウイルスワクチンの定期化

2020年09月06日

2020年10月1日からロタウイルスワクチンが、任意接種から定期接種に変わります。

定期接種の対象は、2020年8月1日以降に生まれた赤ちゃんになります。

(7月31日以前に生まれた赤ちゃんは任意接種になります。)

 

ロタウイスルワクチンを接種すると、ロタウイルスによる嘔吐下痢症を予防することができ、発症しても軽症化するため、点滴や入院が必要となるほどの重症例を約90%減らします。

また、接種率が上昇することにより、集団免疫効果が高まり、結果としてロタウイルスに罹患する人が減ることが知られています。

 

ロタウイルスワクチンで以前から懸念されているのは、接種後の腸重積発症のリスクです。実際、初期のロタウイルスワクチンは腸重積の発生増加のため、発売中止になっています。

現在、日本で使用されているロタウイルスワクチン(ロタリックス・ロタテック)は、接種時期を守ることで問題なく安全に接種されています。腸重積症を予防するために、生後14週6日までに初回投与を完了させましょう。

 

生後2ヶ月になったらワクチン接種を始めましょう。

もちろん、ロタウイルスワクチンも一緒に!

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ロタウイルスワクチン