eyecatch

かばくん通信(院内報)

【 かばくん通信について 】

 さとう小児科の院内報として作成している「かばくん通信」。
 平成18年5月に第一号を作成して以来、ご来院いただいた皆様に支えながら、毎月一回の発行を続けております。
 当院からのお知らせや感染症情報、気なる病気の詳しい情報や「こども医療」に係わる注目情報を、サクッと取りまとめてご案内しています。
 当院の受付にて配布(無料)していますので、ご来院の際はどうぞお手にとってごらん下さい。

 院内報「かばくん通信」および当ホームページのコンテンツは、さとう院長を編集長として、さとう小児科スタッフの全員で記事を作成してます。

Recent Posts

豊かさとは何か?

2013年11月15日

 日本は、世界でも有数の経済大国であることは誰もが認めることです。

日本は確かに物質的には裕福になりました。
しかし、残念なことに、自分たちを幸せとは思えない人が諸外国に比べ多いようです。

経済を活性化させることが人に幸せをもたらしてくれるのか疑問に思えることがあります。
物質的に豊かになったがために出現した問題や失ったものもあります。
そのことを議論せずに、利益先行の経済政策は、過去の過ちを繰り返すだけではないでしょうか。

豊かさとは何か?とりわけ子どもにとっての豊かさとは何か?

物質的な、経済的な豊かさだけを追求する時代はもう終わったのではないでしょうか。
子どもたちが心身ともに健全であり、自分たちの将来に明るい生活を期待できる、そんな世界が訪れることを希望します。

作成者:さとう院長

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: 子育て

インフルエンザ予防接種の開始について

2013年10月28日

10月1日(木)からインフルエンザの予防接種がはじまります。
ご希望の方は早めに接種をお勧めします。 母子手帳を必ずご持参ください。

予防接種について

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: インフルエンザ予防接種

メディアと子ども

2013年10月25日

考えよう

皆さんの御家庭では、
お子さんに1日どれくらいテレビビデオを見せていますか?

 

子どもの言語能力は、一方的に聞くだけでは発達しません。

 

乳幼児へテレビ・ビデオを長時間視聴させると、有意語の出現が遅れたり、言語理解・社会性も遅れます。

また、テレビの「暴力シーン」の視聴と実際の「攻撃行動」には関連がみられ、特に幼児期にもっとも影響があります。

 

乳幼児期は、家庭の中で社会性を学びます。

社会性の基本は親子関係家庭です。

 

幼い子どもは、保護者の顔を直接見ることで人間の感情を学び、社会性が培われていきます。

 

家庭で子どもと過ごす時間を大切にして下さい。

作成者:さとう院長

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: 子育て

外遊びのススメ(お散歩編)

2013年09月12日

 家の中でずっと過ごしていると、

「子どもが、泣き止まない」
「いたずらばかりして困る」
「ついイライラしてしまう」

そんな経験が、誰にでもあるのではないでしょうか。

そういう時は、思い切って親子で外へ出かけましょう。

外へ行けば、子どもは自分から興味のあるものを見つけます。
そんなわが子の姿を「ほほえましい」と思えたら、親にとっても散歩はもっと楽しくなるでしょう。

少しずつ涼しさが増していく秋は外遊びのベストシーズンです。

散歩は子どもにとって五感をフルに使い、色々なものを吸収する絶好の機会です。
家の中では体験することができない刺激がいっぱいです。特別な所へ行く必要はありません。近くの公園へお散歩はいかがですか?

 

散歩のポイント

 散歩中は子どもの興味を優先しましょう

 草や石に触ったり、虫を見つけるのは子どもにとって最高の刺激です。
 危険でないかぎり親は子どもの様子を見守る姿勢でいましょう。
 興味があるものを見つけ、夢中になって遊ぶことで、集中力や観察力が養われます。

安全には十分に配慮を

 自転車などが通らない公園や広場、遊歩道などを選び、タバコの吸い殻などが落ちていないか確認をしましょう。

着替えと飲み物は必需品

 着替えがあれば、“汚れるのが嫌だから”と子どもの行動を制限する必要はなくなります。
 子どもも思いきり遊べますし、親も気楽につきあえます。 また、飲み物も用意しておくほうがいいでしょう。
 食べる物も用意しておくと、時間を気にせず、散歩を楽しめます。

 

 子どもは体全体を使って遊ぶことで、全身の筋肉、骨を鍛えることが出来ます。

飛んだり、跳ねたり、走ったり、バランスを取ったり、いろんな動きが「外遊び」には含まれています。

楽しく遊びながら、生きていく上で必要な体力が自然と発達してきます。

楽しく遊ぶことでストレスも発散され体温調節、血圧調節といった自律神経も整います。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: 子どもの健康

環境ホルモンについて

 環境ホルモン(内分泌攪乱物質)とは、
生体の内分泌系に影響を及ぼし、障害を引き起こす外因性の化学物質です。
その存在は、1960年代後半から指摘されていましたが、1997年「Our Stolen Future(奪われし未来)」が発表され、より注目を浴びるようになりました。

 環境ホルモンは、殺虫剤・農薬、プラスチックの原材料・添加物などに含まれています。
その中で問題の中心となる環境ホルモンは主に性ホルモン様物質です。
特に、胎児期の初期に女性ホルモン様物質に曝露されると、内分泌系だけでなく脳神経系や免疫系に悪影響を及ぼすことが報告されており、
成人よりも胎児を含む乳幼児への影響が懸念されています。

                              

 環境ホルモン問題は、物質的な豊かさを追求し、
多種・多様な化学物質を生産・依存してきた現代社会への
警告
ではないでしょうか。 

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: 環境ホルモン

知っていますか?B型肝炎

2013年08月10日

 B型肝炎とは  

 B型肝炎ウイルスによる感染症です。

 このウイルスは体に入ると肝炎を起こし、長く肝臓にすみついて慢性化・キャリア化することがあります。
(3歳未満の乳幼児はキャリア化する可能性が高いといわれています)

 ただし、子どもの場合は症状が軽く検査しなければ分からない事もあります。また、症状がほとんどないまま、ウイルスが体内から消失する場合もあります。

 最近、欧米で流行している遺伝子の異なるタイプのウイルスが日本でも流行してきており、慢性化しやすいと言われています。

 B型肝炎は、予防接種で予防できる病気です。

 予防接種のススメ

 感染経路について

B型肝炎ウイルスは主に血液からうつります。

 【水平感染】

小さいお子さんは家族や同居人との濃厚な接触の機会が多いため、B型肝炎に感染している家族やお友だちからうつる事があります。この場合の感染は、ワクチンによって90%以上予防できます。
*このほかに性行為での感染もありますが、原因不明の事も多いです。また、入れ墨・ピアス・唾液・涙などからの感染例もあります。

 【母子感染】(垂直感染)

B型肝炎を持ったお母さんから、分娩の時に産道を介して子どもにうつる事があります。この場合の感染は、ワクチンによって95%くらい予防できます。

 

 予防接種の受け方(任意接種)

生後2ヶ月から受けられます。(合計3回接種)

 チャート

 予接種料金

 ・宮崎市・国富町・綾町に住民票がある1歳未満のお子さんは、助成にて1回3,500円で接種できます。 (生後2ヶ月~1歳前日まで)

・上記以外の方は、1回5,500円です。

 

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: ワクチン予防接種

タイプ: B型肝炎

コメント:0