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子どもの風邪

2016年04月01日

小児科の外来で一番受診の多い疾患は、『かぜ』です。

日本は世界一医療アクセスが良く、風邪症状があると早目に病院を受診することが出来ます。

その為、風邪の初期から内服することが出来るため、“薬を早く飲んだ方が早く治る”と考える親御さんもいるようです。

 

診察時に、「熱を下げる薬」「鼻水を止める薬」「咳を止める薬」を希望されることがあります。

しかし、風邪に伴うこれらの症状は感染に対する防御反応であり重要な意味があります。

例えば、風邪の発熱は微生物の増殖を抑えます。

鼻水は鼻粘膜からウイルスを、咳は気道の痰などの異物を排除するためにでます。

 

症状を止めることだけにとらわれず、感染に対する生体防御反応を理解しながらホームケアを行うことが症状の軽減に繋がるのではないでしょうか。

作成者:さとう院長

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