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インフルエンザについて

2015年02月01日

インフルエンザは、突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強いのが特徴です。

のどの痛みや鼻汁、咳などの症状も見られます。

さらに、小児では肺炎、中耳炎、脳炎、脳症、熱性けいれんなどを併発することもあります。

 

①予防の基本は

〈インフルエンザの流行前〉

・インフルエンザワクチンの接種

〈インフルエンザが流行したら〉

・人混みのあるところへの外出を控える
・外出時にはマスクを着用する
・室内では加湿器などを使用して適度な湿度を保つ
・十分な休養や、バランスの良い食事をとる
・うがい、手洗いの励行 ・咳エチケット

 

風邪との違い

   インフルエンザ  かぜ
症状 高熱、頭痛、関節痛
筋肉痛、せき、のどの痛み、鼻水など
のどの痛み、鼻水、鼻づまり、くしゃみ
せき、発熱
発症 急激 比較的ゆっくり
 症状の部位 強い倦怠感など 全身症状 鼻、のどなど局所的

 

 

 

②インフルエンザ流行期にお子さんが発熱した時はどうするのが一番いいのでしょうか?

「熱に気づいたら、すぐ病院に行って検査をしてもらう」というのは間違いです。

迅速検査には限界があります。
発熱初期の場合インフルエンザに罹患していても検査では陰性になる場合が多いです。
陽性に出たらインフルエンザと言えますが、陰性だからといってインフルエンザではないと言える検査ではありません。

その為、発熱直後の受診はせず、とりあえず家でゆっくりさせて様子をみましょう。

翌日も高熱が続けば受診を考えて下さい。  

抗インフルエンザ薬は、発症後48時間以内に使い始めれば効果があるので慌てる必要はありません。

慌てて、普通の『かぜ』で病院に連れて行った結果インフルエンザをもらって帰った!なんてことも流行し始めたら十分に考えられます。

 

※生まれて間もないお子さんや、痙攣を起こしたり、吐き続けている、呼吸がおかしいなどといった場合は、発熱初日でも受診が必要です。

作成者:小児科スタッフ

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