ソファーや椅子から落ちたり、テーブルの角に頭をぶつけたり、マットですべったり、、、。
子どもは危険を察知する能力が不十分です。
体の割に頭が大きく、転んだ時に手がでなかったりするので、頭を打ってしまう事があります。
ぶつけた時に大声で泣いたりして、心配になってしまう事もあるかもしれません。
でも大声で泣くのはびっくりしたからで、元気な証拠。泣きやんだ後、嘔吐やけいれんもなく、元気であればまず心配はないでしょう。
頭を打った直後は元気でも数日間(48時間)は慎重に様子をみてあげてください。
吐いたり、元気がなくなったり、けいれんがおこった場合はすぐに病院に行きましょう。
頭を打った時のチェックポイント
(1)意識がもうろうとしている
(2)けいれんがある
(3)何度も嘔吐がある
(4)打ったところがへこんでいる
(5)鼻や耳から出血している
次の①~④のような時は要注意! すぐにかかりつけ医や夜間なら急病センターを受診しましょう。
応急処置
頭にこぶができている時は、冷たいタオルやタオルでくるんだ保冷剤などで冷やしてあげましょう。
判断に迷う時には、かかりつけ医や小児救急医療電話相談(♯8000)にご相談ください。
頭のケガを防ぐ安全のワンポイントアドバイス
・階段には手すりをつける
・階段の上下階の両側に、転落防止用の柵をつける
・ベットは柵をついたものを使い、必ず柵をあげる
・柵の下にも衝撃を吸収するようなマットを設置する
・ドアの取っ手や角張っている家具にカバーをつける
・ベランダなどに踏み台になるような物は置かない
・子どもがつまずきそうなカーペット類は、床の全面に敷く