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インフルエンザについて(H29.11)

2017年11月01日

インフルエンザの季節が近づいてきました!

インフルエンザは、主に冬に流行するウイルス性の病気でA型・B型などがあります。

その感染力は強く、家族の中や学校、保育施設、幼稚園、職場などで集団発生することもあります。

 

 

【 主な症状と経過 】 

 1、寒気や悪寒を伴って、急に39度以上の高熱が出ます。

2、熱が上がるにつれて、嘔吐、下痢、頭痛、関節痛などが出ます。

3、熱が下がっても、発熱してから5日間は外出を控えましょう。

4、肺炎や中耳炎を合併したり、まれに肺炎・脳症を起こすこともあります。

 

 

ワクチン接種で予防を!

インフルエンザワクチンの接種で、インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防することが期待されます。

インフルエンザに対しては、ワクチンで重症化を予防することがインフルエンザに対抗する有効な手段なのです。

基礎疾患(心疾患・肺疾患・腎疾患など)がある方は重症化しやすいので、接種を受ける事をおすすめします。

※今年はワクチンの生産が少ないと言われています。数に限りもありますので ご希望の方は早目の接種をお勧めします。

  

 

症状が出たら? 

熱が高くても機嫌がよく、遊ぶ元気があり、水分も摂れるといった場合にはゆっくり休ませて様子をみましょう。

発熱後、すぐにインフルエンザの検査を行うと、陽性であっても結果が陰性の判定となることがあります。

抗インフルエンザ薬は、発症後48時間以内に使い始めれば効果があるので慌てる必要はありません。

慌てて病院に連れて行った結果、インフルエンザをもらって帰った!なんてことになる事も十分に考えられます。

しかし、生まれて間もないお子さんや痙攣をおこしたり、吐き続けたり、呼吸状態がおかしいなどといった場合は早めの受診が必要です。

 

 

 予防接種をしたらインフルエンザにかからないと言う訳ではありません!

しかし発病してもある程度症状を軽くする事が知られていますので、是非接種する事をお勧めします。

また接種の際には、事故防止の為、母子手帳がない方は接種が出来ませんので必ず忘れずにお持ち下さい。

作成者:小児科スタッフ

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