eyecatch

子どもとメディア

2021年01月12日

テレビ、ビデオ、ゲーム、パソコン、スマホ…いつの間にか私たちの生活にあふれている「電子映像メディア」。

情報化社会にとっては不可欠となっていますが、メディア漬けの実態が明らかになり、子どもの生活習慣が大きく様変わりしています。

『自分の手で何かをつかみ五感で感じて、身体を通して周りの世界や目の前の人に働きかけていく』という子ども本来のあり方が、メディアやネットの世界では大きな偏りをもって経験されます。

からだと心の発達段階にある子どもたちへの影響をきちんと考える時が来ています。

 

◎ 小児科医もメディア漬けに警鐘

幼児期は「小さな言語学者」と呼ばれるように、話し言葉の基礎が確立する大事な時期です。

また、睡眠、排泄、食事、着脱衣などの基本的な生活習慣が形成される時期でもあります。

小児科や小児保健の研究結果から、テレビ、ビデオの長時間視聴と言語発達の遅れや生活習慣の形成に 関連がある事が明らかになっています。

 

 

もしかしてメディア漬け?!

1つでも当てはまると要注意!!

□ 幼児期からテレビやビデオに子守をさせていた

□ 朝から晩まで殆どテレビをつけっぱなしの生活

□ 早期教育ビデオにはまっている

□ 両親ともそろってテレビ好き

 

【 子どものメディア接触時間の目安

年齢

メディア接触時間の目安

大人の役割

0歳児

メディア接触を避ける。

子どものいるところではスマホ・パソコンを

使わない。(~5歳)

1~2歳児

基本的にはメディア接触を避ける。

良質なものを選ぶ。スマホ・タブレットは、

(親族とのテレビ電話以外は)触らせない。

3歳~就学前

子どもだけでは見ない、触らせない。

話し合って内容を選び、ともに視聴する。

スマホ・タブレットは上に同じ。

小学校低学年(1~3年生)

話し合って内容を選び、1日1時間以内の接触にとどめる。スマホ・ゲームはネットにつながない。

児童期における仲間との遊びと学びを提供

する。

小学校高学年(4~6年生)

話し合って内容を選び、1日1時間以内の接触にとどめる。調べ学習以外、基本的にネットにつながない。

思春期前期の親離れの時こそ、ことばによる

話し合いや理解を深める機会を持つ。

作成者:小児科スタッフ

Tag:タグ: ,

コメント:コメントは受け付けていません。