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ワクチンで防げる病気:VPD

2013年02月01日

ワクチンで防げる病気を専門用語でVPDといいます。

VPDは何の略かといいますと、

accine=ワクチン
reventable=防げる
iseease=病気の略です。

VPDには定期接種の他に子宮頸がん、ヒブ、肺炎球菌、水痘、お たふくかぜ、B型肝炎、ロタウイルスがあります。

日本は世界有数の医療先進国ですが、予防接種体制は後進国といっても過言ではありませんでした。
その結果、日本 の子どもたちはVPDの脅威にさらされてきました。

例えば、子どもにとって危険な病気である細菌性髄膜炎。

細菌性髄膜炎は、適切な治療を行っても5%前後の死亡率があり、15~25%に神経学的後遺症(難聴、てんかん、麻痺症状、 精神発達遅延など)を残す恐ろしい病気です。

その代表的な起炎菌がインフルエンザ菌b型と肺炎球菌ですが、ヒブワ クチンは20年以上、肺炎球菌ワクチンは10年以上世界から遅れて日本は導入されました。

「あのワクチンさえ接種していたら…」
小児科医であればそういう思いをしたことがあると思います。

私も以前の職場で、肺炎球菌による敗血症で突然死した子どもを目の当たりにしたのは、つい最近の出来事でした。

皆さん、子どもたちを重症な感染から守るために積極的に予防接種を受けましょう。

また、必要な予防接種が定期(無 料)で受けられる制度実現に向けて署名活動にご協力ください。
(当院窓口に2/15まで署名用紙が置いてあります。)

作成者:さとう院長

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: ワクチン予防接種

タイプ: インフルエンザ細菌性髄膜炎