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水いぼ(伝染性軟属腫)

2021年05月02日

乳幼児に好発する皮膚のウイルス感染症です。

白く丸く光った小さいイボで、つぶすと白い塊が出てきます。

この中にウイルスが含まれていてこれが皮膚につくとうつります。

水いぼ自体は、痛みもかゆみもありませんが、乾燥肌や皮膚炎があると、かゆみが強くなり、かいて どんどん拡がることがあります。

 

【 治療 】

 ① 薬:水いぼを確実に治す薬はありません。

 ➁ 取る:ピンセットでつまんだり、液体窒素などで焼いたりして取ることもできます。

痛みを伴い、全部とっても、またできることがあります。

 ③ 治るまで待つ:1~2年ぐらいでウイルスに対する免疫ができ自然に治ります。

 

【  水いぼとプール 】

 ➀ プールの水でうつるわけではないので、プールの制限はありません。

 ➁ 裸のからだをこすりつけたり、浮き輪・ビート板・タオルを共用したりすると、うつることがあります。

 ③ プールの後は、シャワーで肌をきれいに洗い流しましょう。

 

 【 まとめ 】

☆ 水いぼは、特別な治療をしなくても1~2年すると自然に治ります。

☆ 登園・登校の制限はありませんが、肌と肌の接触により感染することがあります。衣服などで工夫をしましょう。

☆ かゆみがあると、かいて拡がることがあります。かきこわさないように、こまめに爪を切りましょう。

☆ 日ごろから、汗をきれいにぬぐい、しっかり保湿をして、肌を良い状態に保ちましょう。

☆ 水いぼの周りに湿疹ができてかゆい時や、ひっかいて化膿した時には受診してください。

 

 参照:子どもの病気ホームケアガイド

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 感染症水いぼ