乳幼児に好発する皮膚のウイルス感染症です。
白く丸く光った小さいイボで、つぶすと白い塊が出てきます。
この中にウイルスが含まれていてこれが皮膚につくとうつります。
水いぼ自体は、痛みもかゆみもありませんが、乾燥肌や皮膚炎があると、かゆみが強くなり、かいて どんどん拡がることがあります。
【 治療 】
① 薬:水いぼを確実に治す薬はありません。
➁ 取る:ピンセットでつまんだり、液体窒素などで焼いたりして取ることもできます。
痛みを伴い、全部とっても、またできることがあります。
③ 治るまで待つ:1~2年ぐらいでウイルスに対する免疫ができ自然に治ります。
【 水いぼとプール 】
➀ プールの水でうつるわけではないので、プールの制限はありません。
➁ 裸のからだをこすりつけたり、浮き輪・ビート板・タオルを共用したりすると、うつることがあります。
③ プールの後は、シャワーで肌をきれいに洗い流しましょう。
【 まとめ 】
☆ 水いぼは、特別な治療をしなくても1~2年すると自然に治ります。
☆ 登園・登校の制限はありませんが、肌と肌の接触により感染することがあります。衣服などで工夫をしましょう。
☆ かゆみがあると、かいて拡がることがあります。かきこわさないように、こまめに爪を切りましょう。
☆ 日ごろから、汗をきれいにぬぐい、しっかり保湿をして、肌を良い状態に保ちましょう。
☆ 水いぼの周りに湿疹ができてかゆい時や、ひっかいて化膿した時には受診してください。
参照:子どもの病気ホームケアガイド