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10月1日からロタウイルスワクチンが定期接種になります

2020年10月01日

定期接種対象者 :

2020年8月1日以降に生まれた赤ちゃん

(2020年7月31日以前に生まれた赤ちゃんは任意接種になります)

  

【ロタウイルスとは?】

乳幼児に多く起こる感染性胃腸炎のひとつである、ロタウイルス胃腸炎の原因となるウイルスです。

ロタウイルス胃腸炎は、世界中の子供たちが5歳までに一度は経験するといわれています。

しかし、体が小さいうちに初めて感染すると重症化しやすく、入院による治療が必要になることもあります。

嘔吐や下痢がひどいと体の小さい赤ちゃんは急激に脱水が進み、命にかかわることもあります。

また、ロタウイルスは、インフルエンザ、突発性発疹に次ぐ、乳幼児の脳炎・脳症の原因であることが報告されています。

 

◎ ロタウイルス胃腸炎の主な症状

  • ・突然の激しい嘔吐から始まることが多い
  • ・1日に何度も白っぽい米のとぎ汁のような下痢する
  • ・熱が出ることもある

〈その他の症状〉

  • ・意識がもうろうとする、腹痛、食欲不振 など

〈合併症〉

  • ・脱水(下痢や嘔吐のため)
  • ・けいれん、腎不全、脳炎・脳症 など

 

*生後2か月でのワクチンデビューを*

1回目を生後14週6日までに接種することが大事

 

[ ロタウイルス胃腸炎予防ワクチン ]

 

接種回数

接種期間

接種方法

1価(ロタリックス)

2回(4週以上あけて)

生後6週から24週までに2回目を完了

経口摂取

5価(ロタテック)

3回(4週以上あけて)

生後6週から32週までに3回目を完了

経口摂取

 

◎ 腸重積症

ワクチン接種の有無にかかわらず、0歳のお子様がかかることの多い、緊急性の高い病気です。

ロタウイルスワクチン接種後に腸重積症のリスクが少し増加する可能性があるとされています。

接種後3週間以内(特に1週間)に、次のような症状が1つでもみられた場合は、速やかに受診してください。

  • ・泣いたり、不機嫌になったりを繰り返す
  • ・何回も吐く
  • ・ぐったりして顔色が悪い
  • ・いちごゼリー状の粘血便が出る

 

*グラクソ・スミスクライン(株)パンフレット 参照

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: ロタウイルス感染性胃腸炎