元来、ヒトは朝起きて昼活動し、夜眠るサイクルの中で長年生活を送ってきました。
体内のホルモンもそのサイクルにあわせて分泌されており、脳内時計というものが存在します。
睡眠は、体や脳を休めるために必要です。
更に、子どもは眠ることによって脳の発達が促されています。
しかし、近年、乳幼児期の子ども達も含め約半数の日本人が夜10時を過ぎても起きているという統計が発表されています。
これは、諸外国に比べ圧倒的に多いです。
夜ふかしによる睡眠不足は体のリズムを混乱させ、乳幼児では脳の発達を阻害します。
学童では慢性の夜更かしによって昼夜逆転、肉体の疲労だけではなく脳の疲労も蓄積され、思うような活動が出来なくなり、学校社会からの離脱の原因となる慢性疲労症候群を招く恐れがあります。
睡眠は、ただ眠りさえすればよいというものではありません。
夜間の基本睡眠時間、・リズム・質・時間帯を整えることが大切です。
幼稚園や小、中学校に通っているお子さんは今月下旬から夏休みがやってきますが、休みの時も規則正しい生活と十分な睡眠をとりましょう。