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喘息のお話

2013年04月04日

 喘息とはどんな病気か御存知ですか?

 喘息は気道狭窄のため、ゼーゼー・ヒューヒューといった喘鳴を繰り返します。喘息の治療は細くなった気道をどうやって拡げるかがポイントです。

 では、なぜ狭窄しているのでしょうか?

 気道の粘膜・筋層にわたる収縮、持続性炎症、及びリモデリングといわれる組織変化が中心となります。 喘息の治療・管理の目標は、発作、特に初発発作を早期に短時間で改善させ、次の発作を予防し、喘息死を起こさせないことになります。

 以前に比べ、喘息で亡くなる患者さんは少なくなりました。

 しかし、それは自然に良くなったからではなく、新しい抗喘息薬が開発され、その薬を上手に使うようになったからです。

 当院では、よりよい喘息治療を行うため、喘息のコントロール状態を点数で判定できる「喘息コントロールテスト(ACT)」と、ピークフローメーターを使用した「ピークフローモニタリング」を積極的に活用していきたいと考えています。

 喘息で苦しむ子どもが一人でも減らし、また、喘息を大人にまで持ち込まないために、親御さん達と協力して診察にあたって行きたいと思います。

 

作成者:さとう院長

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