今年は、全国的に暑い日が多く、連日、暑さに関する報道を数多く聞いた年でもありました。
宮崎でもまだまだ厳しい残暑に見舞われると予想されます。
さて、夏の小児科受診で多い皮膚の疾患として汗疹、いわゆるあせもがあります。
夏でも涼しい場所で過ごすことが多くなり、以前よりは少なくなったといわれていますが、この時期、汗疹の患者さんは大変多いです。
汗疹は、汗を排出するエポクリン汗腺が閉塞し、汗が貯留して生じます。
汗疹の中には紅斑を伴う強い湿疹を合併し、掻痒感が強くなり掻爬創が多くなる子もいます。
汗疹は予防が重要です。
高温・多湿の環境を避け、室温管理に留意し、衣服を着せすぎず、汗をかいたらシャワーを浴び、こまめに下着を着替え、汗を拭き取る、などの対策を行って下さい。
特に、予防を施したにもかかわらず 治りが悪いときは御相談下さい。