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ポリオはワクチンによる予防が大切です

2018年08月01日

ポリオ(急性灰白髄炎)は、感染すると約1000~2000人に1人の割合で手足の“まひ”を起こし、後遺症を残します。

まひ症状が進行し、呼吸困難により死亡することもあります。

国内では、1980年以降に野生株ポリオウィルスによるまひ患者は発生していませんが、海外から持ち込まれるリスクはゼロではありません。

ポリオには有効な治療法がなく、ワクチン接種が唯一の予防法です

 

◎ 5回目の接種で、低下した抗体価が再び上昇します

・不活化ポリオワクチンは現在4種混合ワクチンに含まれ、 定期接種で4回接種しています。

・4回目接種から時間が経つと、抗体価(感染を予防する力 を数値であらわしたもの)が徐々に低下します。

(平成24 年11月以前に単独不活化ポリオワクチンを接種している 方も同様です)

・抗体価をより高く維持するために小学校入学前(年長児) に5回目の追加接種をおすすめします。

(現在、宮崎市は 公費助成がなく、自費となります)

・欧米諸国では小学校入学前に追加接種が実施されています。

◎ ポリオワクチンの接種パターン

(1) 経口生ポリオワクチン2回

(2) 経口生ポリオワクチン1回+ 不活化ポリオワクチン3回

(3) 不活化ポリオワクチン4回

(4) 4種混合ワクチン4回

 

 ポリオワクチン接種パターンが、(1) の方は、5回目接種の必要はありません。

しかし、(2) ~ (4) に該当する方はワクチンの抗体価が徐々に下がるため、小学校入学前(年長児)に 自費になりますが追加接種をおすすめします。

ワクチン接種をご希望の方は、お気軽に窓口にてお問い合わせ下さい。

 

参照:サノフィ株式会社「もっと知りたいポリオワクチン」

作成者:小児科スタッフ

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