「HPVワクチン」=「子宮頸がんワクチン」=「女の子のワクチン」と考えられていますが、HPV(ヒトパピローマウイルス)は男の子も感染します。
当然、感染源にもなりますので、子宮頸がんを減らすためにも男の子もワクチンを接種し全体の感染者を減らすことが望ましいです。
ところで、皆さんは子宮頸がん以外でHPV感染が原因の病気を御存知でしょうか?
肛門がん、陰茎がん、口腔咽頭がんは男性にも発症する病気であり、これらの疾患はHPVワクチンで予防できることが知られています。
オーストラリアやイギリス、カナダでの男性のHPVワクチン接種率は70〜80%となっており、将来的にはHPV関連疾患の撲滅が期待されています。
9歳以上の男の子に4価のHPVワクチンであるガーダシル®︎の接種は可能です。
任意接種ですが、自治体によっては助成を行なっているところもあります
(宮崎市は助成を行う予定はありません)。
接種御希望の場合は、お電話にて御相談ください。