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食物アレルギーの新しい対応の仕方

2017年07月01日

食物アレルギーは乳児で約10%いますが、従来「常識」と考えられた対策が変わってきています。

最近の食物アレルギーの考え方は、

①離乳食を遅らせない 

②食物除去をしすぎない 

③スキンケアです。

 

「離乳食を遅らせても食物アレルギーの予防にはならない」事が分かっています。

中には「色々な食べ物を早期に食べた方が食物アレルギーを発症しにくい」という報告もあります。

血液検査で食物アレルギーを診断されている場合があります。

 

 

しかし血液検査が陽性であっても必ず症状が出るわけではありません。

また「アトピー性皮膚炎が食物アレルギーの原因となる」と考えられています。

食物成分が皮膚バリアの壊れた“湿疹”のところから侵入し、皮膚に炎症を起こしている免疫細胞が刺激され、アレルギー反応を起こします。

食物成分の皮膚からの侵入を防ぐため、十分なスキンケアが重要になってくるのです。

食物アレルギーが気になる方はいつでもご相談下さい。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: アレルギー

子どもの花粉症

2015年03月01日

子どもの花粉症は年々増加しているようで、診療をしていても花粉症の子が増えていると感じます。

以前、子どもには花粉症はないと言われていましたが、時代とともに子ども達の体質も変わってきているようです。  

症状の出はじめは、風邪か花粉症かの見分けがつきにくい場合もありますが、経過をみることではっきりとしてきます。

風邪の場合は、通常数日で鼻水や鼻づまりは軽快しますが、花粉症の場合は花粉飛散の期間ずっと症状が持続します。  

毎年、花粉の飛散する時期(2月から4月にかけて)に鼻水・鼻づまりが続く場合は、花粉症が考えられるので一度ご相談下さい。
また、花粉症で治療を受けている方は、マスクをするなどして出来るだけ花粉との接触を避けるよう心掛けましょう。

作成者:さとう院長

カテゴリー: お知らせ

タグ: アレルギー

アレルギー検査について

2014年06月05日

 新年度が始まり約1カ月が過ぎましたが、皆さんは新しい生活に慣れましたか?
今回は、アレルギー検査
について書かせていただきます。

 血液でのアレルギー検査は、抗原に対する特異的IgE抗体を測定します。
IgE抗体が高いほどその抗原が原因で症状を起こしている可能性が高いと言えますが、抗体価が高くてもアレルギー症状が起きない場合もあります。
逆に抗体価が低くてもアレルギー症状が出る場合がありますので、アレルギー検査は万能ではありません。

 アレルギー検査の診察で大切なことは患者さんから十分な問診を行うことです。

いつ、どういった抗原にさらされた時、どのくらいの時間で、どういった症状が出たのかを詳細に聞くことから始まります。

アレルギーでは、問診が何よりも大切な検査です。

血液検査は、臨床診断を補完するために行いますのでご理解宜しくお願いします。

作成者:さとう院長

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: アレルギー