今回は最近のおむつ事情をご紹介します。
現在、日本では布おむつから紙おむつへの転換率は95%を超え、乳幼児のいる家庭で紙おむつは生活必需品となりました。
乳幼児にとって、おむつは体の約1/4を包み込んでいるものであり、心身に及ぼす影響は決して小さくありません。
紙おむつのタイプ
子どもの発達状態や用途に合わせて「テープ式」と「パンツ型」の2種類があります。
乳幼児の排泄
乳幼児の排泄は加齢とともに変化します。
月齢が進むにつれ尿や便の回数が減り、1回の排泄量 が増えます。
排尿回数は個人差がありますが、満1歳 頃には1日に8~12回程度になります。
紙おむつは吸収性が良く数回分の尿を吸収できます が、衛生面から昼間は汚れたら取り替えるのが基本です。
紙おむつの使用実態
・昼間の平均交換回数:5~6回
・昼間の平均使用時間:約3時間
1日のおむつ使用枚数の目安
・0~3ヶ月 | 12枚 |
・3~6ヶ月 | 10枚 |
・6~1歳6ヶ月 | 8枚 |
・1歳6ヶ月~2歳6ヶ月 | 6枚 |
・2歳6ヶ月~3歳 | 4枚 |
一枚のおむつを昼間に6時間以上使用しているという報告もあります。
大量に汗をかく夏場に長時間使用することは、蒸れなどの不快感やおむつ皮膚炎(おむつかぶれ)などのトラブルを引き起こします。
紙おむつは吸収性に優れていますが、他の衣服と同様に汗や排泄物で汚れたら交換するという意識をもち、長時間使用を避けましょう。