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やけどについて

2016年01月08日

やけどに注意しましょう!

冬は、やけどの多い季節です。

ストーブの近くに寝かせて寝返りをして手があたったり、ヒーターの出口に指を付けたり、特に暖房器具によるやけどが多くなります。

最近のストーブ、ヒーターなど直接熱源が出ているものが少なくなってきていますが、熱源が直接出ているものは必ず安全柵で囲い、直接子どもが触れないようにしましょう。

また、使い捨てカイロや、ぬるい湯たんぽでも長時間あたると、低温やけどになる事があるので注意しましょう。

【 やけどした時の対処 】

 (1) すぐに流水で患部を冷やす。

冷やす時間は学童で20~30分。乳幼児の場合は10~15分程度。

衣服を着たままのやけどの場合は、やけどでふやけた皮膚がいっしょにはがれる可能性もあるので 服の上から冷やします。

(2) 重症の場合はすぐに病院へ

 やけど

 やけどは範囲と深さが重要です。

やけどした部分が「広い」ほど、「深い」ほど危険です。

 

子供はからだの表面積の10%以上の広さをやけどすると重症です。

(本人の手のひらの体表面積を概算で全身の1%とします。)

注意:やけどの深さは、第1度~第3度に分類されています。

第1度:皮膚の表面が赤くなっていて水ぶくれにならない程度

第2度:水ぶくれができているような状態

第3度:皮下組織まで達するやけどで、皮膚が黒く焦げたり、白くなっている状態

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: やけど子どもの健康

子どものスキンケア

2015年09月01日

赤ちゃんの肌は、すべすべしていて一見理想的な肌に見えます。

しかし、皮膚の厚さは大人と比べて1/2程度しかありません。
また、赤ちゃんの体は小さいのに汗腺の数は 大人と同じで、発汗することで体温調節をする為、とても汗かきです。  

皮脂の分泌量が少なくバリア機能も未熟な為、刺激に弱く皮膚トラブルを起こしやすいのです。

 

 

赤ちゃんのスキンケアの基本!

  1. 汗をかいたら、こまめに着替えとシャワーを。 (石けんを使うのは1日1回)
  2. タオルで優しく拭いて、水分をしっかりとる。
  3. 保湿をしっかりする。

赤ちゃんの体や顔を洗う時は、身体の隅々まで 優しく洗ってあげましょう。

 

また、よく拭かずにオムツをしたり、洋服を 着せると肌のトラブルの原因になります。

お風 呂あがりやおしりを洗ったときは、タオルで押 さえる様に優しく拭いて下さい。

ゴシゴシ拭く のはNGです!

保湿剤は、乾燥が特に気になる時はクリームを、それ以外はローションなど、季節や肌の コンディションによって使い分けましょう。

 

 

あせも予防の4つのポイント!

  1. 吸湿性、通気性のよい服装を心掛ける。
  2. 汗をかいたら、濡れタオルで拭くか、洗い流す。
  3. エアコンを上手に使用し、快適な室温を保つ。
  4. 暑い時期でも毎日保湿ケアをする。

 

皮膚のいちばん外側には、角層という外部の 刺激から肌内部を守る細胞の層があります。

汗をかくと、角層はふやけて衣類などでこすれて傷つくとき、出口がふさがってしまいます。

すると皮膚の内側に汗がたまり、炎症を起こして『あせも』となります。

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☆夏でも肌は乾燥しています!

汗のダメージから守るためにも保湿は必須です!!☆

 

“夏=保湿は不要”と思っていませんか?冷房や紫外線など、夏は肌を乾燥させる要因が沢山あります。

トラブルがなくても、毎日の保湿ケアは欠かさずしましょう。肌が潤うと、紫外線のダメージや汗の刺激も受けにくくなります。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: 子どもの健康

最近のおむつ事情

2015年08月04日

今回は最近のおむつ事情をご紹介します。

 現在、日本では布おむつから紙おむつへの転換率は95%を超え、乳幼児のいる家庭で紙おむつは生活必需品となりました。

乳幼児にとって、おむつは体の約1/4を包み込んでいるものであり、心身に及ぼす影響は決して小さくありません。

 

紙おむつのタイプ

子どもの発達状態や用途に合わせて「テープ式」と「パンツ型」の2種類があります。

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乳幼児の排泄

乳幼児の排泄は加齢とともに変化します。

月齢が進むにつれ尿や便の回数が減り、1回の排泄量 が増えます。
排尿回数は個人差がありますが、満1歳 頃には1日に8~12回程度になります。

紙おむつは吸収性が良く数回分の尿を吸収できます が、衛生面から昼間は汚れたら取り替えるのが基本です。

 

紙おむつの使用実態

・昼間の平均交換回数:5~6回
・昼間の平均使用時間:約3時間

 

1日のおむつ使用枚数の目安

・0~3ヶ月  12枚
・3~6ヶ月 10枚
・6~1歳6ヶ月 8枚
・1歳6ヶ月~2歳6ヶ月 6枚
・2歳6ヶ月~3歳 4枚

 

一枚のおむつを昼間に6時間以上使用しているという報告もあります。

大量に汗をかく夏場に長時間使用することは、蒸れなどの不快感やおむつ皮膚炎(おむつかぶれ)などのトラブルを引き起こします。

紙おむつは吸収性に優れていますが、他の衣服と同様に汗や排泄物で汚れたら交換するという意識をもち、長時間使用を避けましょう。

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: 子どもの健康

子どもが頭を打った時

2015年06月06日

ソファーや椅子から落ちたり、テーブルの角に頭をぶつけたり、マットですべったり、、、。

子どもは危険を察知する能力が不十分です。

体の割に頭が大きく、転んだ時に手がでなかったりするので、頭を打ってしまう事があります。

 

ぶつけた時に大声で泣いたりして、心配になってしまう事もあるかもしれません。

でも大声で泣くのはびっくりしたからで、元気な証拠。泣きやんだ後、嘔吐やけいれんもなく、元気であればまず心配はないでしょう。

 

頭を打った直後は元気でも数日間(48時間)は慎重に様子をみてあげてください。

吐いたり、元気がなくなったり、けいれんがおこった場合はすぐに病院に行きましょう。

 

 

頭を打った時のチェックポイント

(1)意識がもうろうとしている

(2)けいれんがある

(3)何度も嘔吐がある

(4)打ったところがへこんでいる

(5)鼻や耳から出血している

次の①~④のような時は要注意! すぐにかかりつけ医や夜間なら急病センターを受診しましょう。

 

応急処置

頭にこぶができている時は、冷たいタオルやタオルでくるんだ保冷剤などで冷やしてあげましょう。

判断に迷う時には、かかりつけ医や小児救急医療電話相談(♯8000)にご相談ください。

 

 

頭のケガを防ぐ安全のワンポイントアドバイス

・階段には手すりをつける

・階段の上下階の両側に、転落防止用の柵をつける

・ベットは柵をついたものを使い、必ず柵をあげる

・柵の下にも衝撃を吸収するようなマットを設置する

・ドアの取っ手や角張っている家具にカバーをつける

・ベランダなどに踏み台になるような物は置かない

・子どもがつまずきそうなカーペット類は、床の全面に敷く

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: 子どもの健康救急医療

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豆まきには御注意を

2015年02月01日

2月3日は節分です。

皆さんの御家庭でも鬼に向かって豆まきを行う楽しい計画を立てていること でしょう。

しかし、毎年この日に子どもが気道に豆を詰まらせる事故が全国で多発していることを御存知でしょうか?  
3歳以下のお子さんに大豆やピーナッツは食べさせないと思いますが、実際に気道に豆を詰まらせてくるお子さんは1歳前後が多く、拾い残した豆を拾って口に入れ誤って気道に詰まらせることが多いのです。

小さいお子さんがいる御家庭では蒔いた豆の拾い残しがないよう注意して下さい。

また、豆にかかわらず、子どもが食べ物を口に入れている時に横になったり、飛び跳ねたり、ふざけたりすると食べ物を気道に詰まらせる可能性が高いです。
食事の時はきちんと座って食べさせることを心がけましょう。  

気道にものを詰まらせると大変です。

場合によっては命をなくすこともあります。

福を呼び込む楽しい行事が一転、苦い思い出にならないよう皆さんの御家庭でも十分注意して下さい。

作成者:さとう院長

カテゴリー: さとう院長ブログ

タグ: 子どもの健康

夏休みはたくさん外で遊びましょう!

2014年08月02日

夏休みまっただ中ですが、皆さんはどのように過ごしていますか?

 

夏休みは楽しいことがたくさんありますよね?

夏休みには普段できないことをたくさんやって欲しいと思いますし、できれば家族で海遊びやキャンプなど日常ではできない体験をたくさん味わって欲しいです。

 

夜風は昼間の猛暑を忘れさせ、とてもひんやりとして気持ちがいいものでした。

突然降り出した雨は天然のシャワーとなり、やがて大きな雨粒が強く頬を打ちとても痛かったです。

船上で見た雨上がりの虹は、遮るものがなくとても大きくて綺麗でした。

台風の中、山道は増水のため川と変わり、川は分岐してテントを浸水させました。

 

お父さん、お母さん方にもたくさんの思い出があるように、私にもたくさんの思い出があります。

是非、大人になっても思い出す楽しい思い出をたくさん作って下さい。

 

余談ですが、夏休み中に急激に体重が増加する子が毎年何人かいます。

 

家にこもってゲームをしたり、お菓子を食べたりを繰り返していないでしょうか?

夏休みは、夏休みにしか経験できないことがたくさんあります。

 

たくさん外で遊びましょう!

作成者:小児科スタッフ

カテゴリー: かばくん通信e

タグ: 子どもの健康